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本大好き
秘蔵書、愛読書を紹介します


江戸参府紀行
No.2008004 2008/07/26

書名詳細:江戸参府紀行
著者:ジーボルト
出版社:平凡社
形態:全書
初版発行日:1967/03/10
ISBN:4-582-80087-4
価格:2,500円+消費税(第11刷)

 シーボルト事件として有名な、長崎出島の医師、シーボルト(本書ではジーボルト)が、1826年(文政9年)に江戸まで旅した紀行文集です。

 日本の地図を持ち出そうとして逮捕された、シーボルト事件は、この2年後の起こっています。

 外国人の目で見た、江戸時代後期の日本の姿。興味深く貴重な本です。

英文法の疑問
No.2008003 2008/07/06

書名詳細:英文法の疑問
著者:大津悠紀雄
出版社:NHN出版
形態:新書
初版発行日:2005/09/10
ISBN:978-4-14-088119-4
価格:680円+消費税(第4刷)

 なにしろ、日常では使わない外国語です。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう。

 ましてや、受験勉強で覚えた英文法です。理屈も何もあったものじゃあない。覚えることが目的と、とりあえず覚えた記憶は薄れやすい。

 英文法の、薄れ行く記憶を、ざっと見直すには良い本です。

日本・食の歴史地図
No.2008002 2008/06/08

書名詳細:日本・食の歴史地図
著者:吉川誠次・大堀恭良
出版社:NHN出版
形態:新書
初版発行日:2002/01/10
ISBN:4-14-088016-3
価格:680円+消費税(第4刷)

 9年間、全国65カ所を、日本人の味覚の源泉を探るため取材した記録書です。

 日本人の心の変化と移り変わりを調べるのには、伝承や民話を調べる方法がありますが、食に注目してみるのも面白いと思われます。

 地域に根ざした独特な料理やその味は、その地域の民の心を現していると言えますからね。

甲子夜話(全六巻)
No.2008001 2008/05/31

書名詳細:甲子夜話(全六巻)
著者:松浦静山
出版社:平凡社
形態:全書
初版発行日:1977/04/25
ISBN:4-582-80306-7
価格:2,800円+消費税(第12刷)

 肥前平戸藩主であった松浦清(号は静山)が、文政4年から書き始めた随筆集です。

 82歳で死去するまでの約20年間書きつづられた夜話は、正編100巻、続巻100巻、三編78巻、それぞれが約1,000編という膨大な書物です。

 この本は、その正編です。全書判(ほぼ新書判)の大きさではありますが、布表紙箱入りの書籍です。全六冊で構成されています。(続編六冊、三編六冊、全一八冊の大部です)

 随筆ではありますが、この本が書かれる40年ほど前に出版された、江戸町奉行であった根岸鎮衛による『耳嚢』の影響を受けているのでしょう。珍談奇談も収集しています。

 河童の記述もあることから、資料として購入しました。

 『耳嚢』と『甲子夜話』とで、江戸中期から後期までの100年ほどの世間話がこれで集まったことになります。

複数の「古代」
No.2007005 2007/11/08

書名詳細:複数の「古代」書の十二則
著者:神野志隆光
出版社:講談社
形態:新書
初版発行日:2007/10/20
ISBN:978-4-06-287914-9
価格:720円+消費税

 日本における公式な歴史書としては、「古事記(712)」と「日本書紀(720)」が、最古の書物として広く知られていますね。

 作成年代もほぼ同じ。天皇制をベースに綴られたこの二書は、ほぼ同じ歴史を別の観点から書かれたと、私は思っていました。

 まあ、じっくりと読んだことはありませんが(^ム^;)

 著者によると、この二冊には、決定的な違いがあると言うのです。

 「古事記」は、成立当時ですら『古事』である古いことを書いた書物であるのに対し、「日本書紀」は、当時の為政者である天皇一族に焦点を当て、 歴史は補足的に扱っている。扱い方が違うのだから、それぞれの『歴史』は別であっても当然であり、『歴史』はひとつではない。と、主張しているように 読めました。

 別の『歴史』があっても不思議ではない。そんな観点から、「古事記」と「日本書紀」を比較する、ユニークな本です。

書の十二則
No.2007004 2007/07/17

書名詳細:書の十二則
著者:魚住和晁
出版社:日本褒章出版協会
形態:新書
初版発行日:2006/07/10
ISBN:4-14-088187-9
価格:740円+消費税
 文字とは、意思を表す表記方法の一つです。早い話が、意思が伝われば良い。一般に文字とは、そんなものです。

 でも、漢字には、造形としての美があります。アルファベットにも、カリグラフィーなど、装飾文字はありますが、芸術とまでは言い難いでしょう。

 日本では書道と呼びますね。書道には二つの段階があります。まずは、美しい文字を書くこと、次に、芸術的な文字を書くこと。

 前者は、名筆と世間一般に認められている人の筆跡を真似る。いわばコピーの世界。後者は、書き手の個性が要求されるオリジナリティの世界です。

 まあ、我々一般人は、後者は無理として、前者に取組みことになりますが、真似ると言っても、そこには基本的な技法があるはずです。

 この本は、そんな技法を科学的な見地も含めて解説しています。新しい観点からの書道入門書です。

国家と宗教
No.2007003 2007/07/14

書名詳細:国家と宗教
著者:保坂俊司
出版社:光文社
形態:新書
初版発行日:2006/10/20
ISBN:4-334-03373-3
価格:700円+消費税
 『政教分離』、日本では当然のことと受け取られていますが、この本は、それが世界的歴史的に見ると、ごく特殊なことであることを判らせてくれます。

 またそれが、キリスト教の考え方であり、戦後の日本に外圧として植えつけられた概念であることも解ります。

 そう、この日本人の考え方も、憲法と同じような経緯から日本に根付いた概念なのでしょう。

 また、世界各国の現状を、国家と宗教のかかわりに焦点を当てて説明しています。

新・民族の世界地図
No.2007002 2007/07/12

書名詳細:新・民族の世界地図
著者:21世紀研究会
出版社:文芸春秋
形態:新書
初版発行日:2006/10/20
ISBN:4-16-660530-5
価格:800円+消費税

 『新』とあるように続編です(なぜか、このページに過去紹介していません)

 以前の本も読んでいたので、思わず買ってしまいました。

 世界のニュースや経済を理解するのには、民族と宗教の知識が必須です。そう思って前回も読みました。今回の『新』は、 その後の世界情勢の変化をも加え新たに書き換えてあり、読み応えのある本となっています。

 民族を中心に、その宗教にも触れながらの世界情勢の解説本としては、お勧めの一冊です。

織江緋之介見参
No.2007001 2007/01/12

書名詳細:悲恋の太刀
著者:上田秀人
出版社:徳間書店
形態:文庫
初版発行日:2004/06/15
ISBN:4-19-892071-0
価格:590円+消費税

 小野一刀流本家に生まれた末っ子の天才剣士、小野友悟は、織江緋之介と名を変え、御免色里吉原に住んでいる。

 若き水戸家の若様である光圀、吉原の太夫たち、敵役は幕府筆頭老中である水野忠邦とその政敵阿部豊後守、豊富な 登場人物を持つ長編剣豪小説シリーズ、その第1冊目です。

 2007年現在、すでにシリーズは4冊が発行されています。

 現代を代表する本格時代小説シリーズの一つになることは間違いないでしょう。

 ただし、作者の知識が深いことが理由かとは思いますが、剣術各派の歴史や系統の説明、闘争シーンでの剣技の流れが、あまりにも 説明的かつ詳細すぎて、はっきり言って煩い。そんな解説読みたくない。これは、知識のひけらかしとしか思えない。 小説としての流れが完全に分断されてしまい、面白みがそがれていると感じています。そんな部分になると、私はすべて読まずに飛ばしています。

 楽しみな作家だけに、ちょっと残念です。

フィガロの結婚
No.2006002 2006/12/31

書名詳細:フィガロの結婚
著者
出版社:小学館
形態:DVD BOOK
初版発行日:2007/01/01
ISBN:4-09-480291-6
価格:3,400円+消費税

 小学館から、新しく始まったシリーズです。

 音楽メディアが、音だけのLPからCDになり、次にDVDになった時(ビデオテープもありましたが)、音に映像が加わりました。いえ、映像が無視できなくなったのですから、 これは、オペラに最適だと思いました。

 一般の音楽の場合、歌手や演奏者の姿が意味を持つ、エンターティメントの世界は別として、芸術音楽の場合、演奏者の姿を、ただただ撮影して映してもあまり意味はありませんが、 オペラは舞台です。映像が付いていてあたりまえ、これまで、音だけを聴いていたのがおかしかったのです。

 そう思っていたら、主要なオペラを10編選び、毎月発売する企画がこれなのです。これは、毎号、買うしかない。そう思っています。

ブッダは何を教えたのか
No.2006001 2006/05/21

書名詳細:ブッダは何を教えたのか
著者:ひろさちや
出版社:日本文芸社
形態:新書
初版発行日:2006/01/25
ISBN:4-537-25350-9
価格:838円+消費税

 宗教書というよりも、宗教についての書をこれまで好んで読んできました。しかし、この本は、著者も本文中に書いているように、 仏教解説書ではなく、仏教における宗教書です。

 ただ、難しいお経を解説したような一般的な宗教書ではなく、平易な言葉を使い、ブッダオの生い立ちや足跡・故事を紹介しつつ、仏教の 核心の部分を解説した本です。

 ただ、宗教を学問的に公平な見方で研究する学者の書という感じではなく、宗教家(著者の経歴は学者ですが)の書であると私は感じました。

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