本大好き(2005年)
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プロとして恥ずかしくない
WEBレイアウトの大原則 |
No.2005016 2005/10/30
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No.2005015と同じ企画の本です。 ほとんど「見よう見まね」で創っているこのホームページです。手法は誰からも教えてもらってはいません。 皆様に見ていただくWEBページですので、「大原則」を勉強してより良いホームページを創って行きたいと思っています(^0_0^) |
プロとして恥ずかしくない
写真補正&加工の大原則 |
No.2005015 2005/10/30
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こんな企画の本が欲しかったのです。メール広告を見てその場で発注しました。 この本の「プロとして」というのは一種のネーミングだと思います。そこそこの技術を持っているセミプロを対象とした本でしょう。 プロではないにしても、そこそこ趣味や仕事で専門的に使っているテクニックがあり、時にはプロの人とも話しをする。周囲からはプロに近いと思われている。そんな人は多いものです。 しかし、プロではないですから、その知識は学んだというよりも経験で身に付けた程度の場合が多い。プロならば基礎として身に付けいるあたりまえの事が、 実は解っていない。いまさら、人にも聴けない。そんなプロの常識を「こっそり」学べる本が欲しかったのです。 私は仕事では写真を使っていませんが、このホームページには写真を掲載していますし、私が撮影した写真が掲載された本も出版しました。撮影者の欄には私の名前が印刷されています。 そこそこの技術は持っていると思っていますが、地に足のついた本物の技術ではないのです。 この本で、こっそりプロのテクニックを学びたいと思っています(^0_0^) |
河童平成絵巻
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No.2005014 2005/10/02
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好きな本と言うのではなく、私が創作民話と解説文を書き、写真の大部分を撮影した本です。図版や写真の元になっている河童グッズは私の所蔵の物です。 河童のイメージは大きく二つありますね。おどろおどろしい妖怪の河童と、かわいらしい河童です。 創作民話を読んでいただければ判ってもらえるとは思いますが、私としてはどちらかというとフレンドリーな河童を描きたかったのですが、 河童グッズはともかく、河童の絵には妖怪の雰囲気の作品が多く、ちょっと怖いめの雰囲気に仕上がっています。 ぜひ次回は、愛らしくかわいい河童の本を出したいと思っています。 |
デジカメエキスパート
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No.2005013 2005/09/03
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Yahoo!が、インターネット検定という企画を行っています。今回は「デジカメエキスパート」です。 1級から3級まであり、3級は無料ですが、1級と2級の受験は有料であり、合格者には認定カードが発行されるそうです。 面白そうなので、そのテキストを買ってみました。 驚くほど、「基礎の初歩」でした。写真の基礎と、デジカメの大雑把な理解ができている程度でした。この内容を理解していれば1級が取れる(巻末に 例題集がありますが、1級の問題といっても基礎問題です)と言うならば、なんと、レベルの低いこと(^ム^;) まあこの本は、雑多に詰め込まれている写真知識を、おさらいしてくれるチェックブックとしては価値はありそうですけど。 このテキストを読まなくても、普通に写真機を使いこなしている方ならば、らくらく1級はパスするでしょうね。 検定と言うからには、どうしてもっとレベルを高くしないのか……。ちょっと企画意図が解りません(^ム^;) |
やきものの見方
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No.2005012 2005/08/11
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知っているようで知らない、焼き物の基本の基本と、代表的な窯の特徴とを、簡潔明瞭に説明した入門書です。 書店のカウンターに置いてあって、衝動買いした本ですが、なかなかの優れものでした。 |
公事宿事件書留帳シリーズ
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No.2005011 2005/07/24
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女性時代小説作家澤田ふじ子氏の人気シリーズです。 米屋の主・十左衛門の葬列に石を投げた少年・修平が公事宿(現代の弁護士事務所)「鯉屋」に連行される。 居合わせた人々は質の悪い悪戯だと呆れるが、修平の言動に聡明さを感じた菊太郎は、理由を問い質し、彼を助けようと 一計を案ずる……。鯉屋の居候・菊太郎の活躍を人情味豊かに描く、人気時代小説シリーズ第九作。 |
設定がユニークで面白く、捕物帳には定評の高い著者のシリーズである「公事宿事件書留帳」は、私の愛読シリーズです。 著者が、京都在住なのかもしれませんが、その作品には京都を舞台としたものが多く、このシリーズもその一つです。 好きなシリーズではあるものの、残念なことがあります。 登場人物の会話の部分が、町人は京都言葉で良いのですが、主人公である武士の言葉が、なんとも歯切れが悪く垢抜けない。町人とは違うということを 表現したいのはわかるのだけれど、妙に硬くて爺むさい。はっきりいって不自然なのです。ほとんど武士が住んでいなかった京都ですから、 京都武家言葉なんて、そもそも無いのでしょうから、著者が無理やり作った言葉なのでしょう。それが、池波正太郎氏や平岩弓枝氏のような、江戸っ子の 書く武家言葉のように意気(同じような意味で「粋」という文字も使われますが、江戸っ子は「意気」を使いました。まあ、一種の方言でしょうか。 「粋」には、しっとり、ねっとりとした語感があり、京都の「いき」は「粋」で良いのですが、江戸では勢いのある「意気」が好まれたのです)では ないのです。 私が著者ならば、舞台は京都でも、主人公は江戸から来た男にし、切れ味の良い江戸の武家言葉で語らせるところです。 京都人に武家言葉は似合わないと私は思います。 それともう一つ、このシリーズ(著者の京都を舞台にした作品全体に言えることですが)には、重大な欠点があります。 京都の歴史や文化を知らせたいという著者の気持ちは解るのですが、物語の流れとは無関係な、それらの薀蓄や解説がクドクドとしつこいのです。それが、ストーリーの流れを阻害している。 初期の作品では、それほど目立たなかったのですが、最近はちょっとひどすぎるのです。私はそんな部分はすべて読まずに飛ばしています。 ストーリーの組み立てやアイディアは素晴らしい作家ですが、近年になり、上記のような欠点が目立つようになったのが残念です。 |
居眠り磐音シリーズ
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No.2005010 2005/07/10
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シリーズ物時代小説の現代の第一人者といって良いと思う、佐伯泰英氏のシリーズです。 水ぬるむ浅草川を白魚が遡る頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む浪人、坂崎磐音は日々の生計に追われていた。 そんな折、横行する美人局騒ぎで、南町奉行所定廻り同心木下一太郎、地蔵の竹蔵親分らを手助けことに……。 春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十三弾どちらかというと、骨太の主人公を中心とした剣豪小説が多い佐伯氏の作品のなかでは、異質と言ってよいほど、おだやかな雰囲気を持っている シリーズです。 もちろん、池波正太郎作品の流れを汲むようなエンターテイメント系の作品ですから、気張らずリラックスして読めてしまう。 長時間通勤には最適な読み物です。 文庫本での最初の出版が2002の4月ですから、3年の間に13冊も出版されています。多作の佐伯氏としてもこれは多い。きっと、ご本人も、気に入っている 主人公なのでしょうね。 私も、新作が発表されるのを、首を長くして待っている一人です。 |
あくじゃれ
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No.2005009 2005/07/03
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女流時代小説作家「諸田玲子」氏の新シリーズです。 絶世の色男、粋で頭も切れる目利きの瓢六が、つまらぬことで小伝馬町の牢屋敷に放り込まれた。ところが丁度同じ頃起きた何事件解決に 瓢六の知恵を借りるため、与力・菅野一之助は日限を切ってお解き放ちを決める。不承不承お目付役を務める堅物の定廻り同心・篠崎弥左衛門 との二人組みによる痛快捕物帖。文学作品ではない、エンターテイメント小説ですから、主人公はお決まりのスーパーヒーローです。 スタイル抜群、美男美女は正義の味方。悪相矮躯は悪人と、実にはっきりしています。この作品もそのパターン。 ただ、主人公の瓢六は、元は武士、それも悪を取り締まる側の目付役、それが、正義感が強いからこそ武士を捨て、 無頼の人生に転落。もっとも本人は転落したとは思っていないようですが。 見た目の悪人スタイルを守りつつ、裏では正義の味方として働く。 海外の探偵小説では珍しくは無いスタイルですが、日本では前例が無いとは言えないものの、珍しい方でしょう。 これからが楽しみな新シリーズの登場です。 |
十時半睡事件帖
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No.2005008 2005/06/19
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直木賞作家のシリーズ物です。 1日のうちの十時(20時間)を、半分寝ていて過ごす。しゃれで名乗る隠居した元目付役が、藩政改革に担ぎ出される。 巻き起こるさまざまな事件。白石一郎の名シリーズの一つです。 白石一郎氏は、九州在住の作家です。時代物作家は、江戸の町を舞台に小説を書くのが一般的ですが、氏は、九州や地方が舞台の小説が多く、 それも、海を舞台の物語に名作を残す独特な作風の小説家です。 もちろん、私の大好きな現代作家の一人です。 主人公の「十時半睡」という名前はは、しゃれの名前ですから、名前はもちろん、姓も作者の創作と思っていました。 ところが、この「十時」という姓を持つ方と名刺交換をしたことがあります。偶然かも知れませんが、この姓が実在するのです。 |
個人情報保護法
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No.2005007 2005/03/21
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個人情報保護法の要点を、Q&A形式で解説した書籍です。 立法担当官による申請の”わかりやすい”解説。IT社会を支える法律基盤として、個人情報保護法に寄せられる期待は絶大だ。 個人情報にかかわる自治体・取扱事業者、行政機関・民間企業、そして関心のあるすべての読者の疑問に具体的に答える必読・必携の書。個人情報保護法に期待など寄せてはいません。多大な不安だけがあるのです(^ム^;) とまあ、グチを言っても始まらない。まずは理解し対策を考えなければなりません。 法律を作る側からのQ&A形式による解説書です。 |
個人情報保護
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No.2005006 2005/03/21
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昨年、某所で開催されたセミナーで配布されたテキストです。ただし、現在では、一般書籍として販売されています。 価格は500円+消費税です。 個人情報保護法が4月1日から一般企業にも施行されることから、この種のテーマの本がベストセラーになっています。 本書も、あるとこののベストセラーリストに掲載されていました。 個人情報を保護する必要性は理解できますが、あらゆる媒体に保存されている個人情報を厳密に管理することは事実上不可能です。 どこかで妥協をしなければならないのですが、法律がその妥協を許さないほど厳密に作られていたとすると問題です。 個人情報保護法は、解りづらい法律の見本のような法律です。条文だけを読むと、厳密すぎて運用は不可能にも読めてしまいます。 そこで、どのように理解して、どのように運用したらよいのか。各種の書籍が出版されているのです。 本書は、そんな個人情報保護法の大まかな概要を説明する入門書です。 |
江戸語の辞典
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No.2005005 2005/03/06
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30年近くも前に発行された文庫版の辞典です。私が入手したのが14年前、当時は2680円でしたが、今は3,900円近くにもなっています。 江戸語とは、江戸という都市の住民に日常使用されていたことばを指し、つまり近世後期の代表的な日本語を意味する。 本書は、そのような江戸語に関する最高の辞典である。近世語研究の第一人者が、生涯の全研究成果と精魂を傾けた、一大労作であり、 語彙の数・用例の量・出典の範囲・説明の的確さには定評がある。滑稽本・人情本などの読解に、また歌舞伎・古典落語鑑賞の手引きに、 近世日本文化を理解するためには必携の辞典である。 辞典というだけあって、文庫としては異例、1000ページを超える分厚い本です。 しかも、老眼の目にはとても裸眼では見えないような小さな活字で印刷され、その語彙の多さに驚かされます。 もちろん、当時使われていた言葉全般にわたる内容なので、現在使われている言葉とほぼ同じものも多く含まれています。 熟読する本ではありませんが、座右に置いておいて損の無い本です。 |
江戸時代を探検する
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No.2005004 2005/02/27
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江戸時代の庶民生活を、学術文献などの資料を元に調査する、東京大学教授である筆者が、学問的アプローチでの方法論を語る。 江戸時代の正体を見抜くには何が必要か。出世競争に加え、リストラや官官接待さえもがあった武士たしの世界。 自然災害や外交問題に直面したあの時代の人々の息遣い。現代との類似に相違をもたらす時代背景を楽しく学びながら、 その歴史的教訓をみる。さらに、江戸時代を探るための基本文献の解説からくずし字の読み方まで、史実の見方を親切にご指南。 江戸文化を語る人は多いものです。特に昨今は、時代小説を書く作家が、その作品を書くために集めた資料を基に解説した本が多い。 そのような本の場合、作家という職業柄か芸術的・夢想的性格からか、多分に色が付いている。そんな気がします。 まあ、そこが面白いのですが。 そこで、口直しに、学者の目での江戸庶民文化を解説しった本書を読んでみました。 |
大江戸庶民いろいろ事情
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No.2005003 2005/02/27
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庶民の生活は、洋の東西を問わず、正式な記録が無いこともあり、推測するしか無い世界です。だから面白い。 雑学だから知りえる、目から鱗のリアルな江戸文化。江戸府内の半分は農地で、木戸には戸がなく、子供の99%は手習いに通い、大人たちは 酒場で燗徳利を使わず呑んでいた……。江戸庶民事情の第一人者が、豊富な資料をもとにあなたの常識を覆す。庶民の表情まで浮かび上がる 大江戸事情シリーズ最新刊! 江戸事情については、三田村鳶魚氏の「江戸時代のさまざま」を始め、三田村氏の研究がその底本になっていると私は感じています。 ただ、三田村氏は明治時代の生まれ、しかも北海道出身です。江戸の事情は自分の生活体験ではなく取材から得られたものでしょう。しかも、 明治政府の意図する教育を受けた年代の氏ですから、そこには、江戸時代を暗黒に見立てたい邪な意図もあったのかも知れません。 この本は、草紙や絵を元に、これまでの常識に疑問を抱きつつ、当時の生活を推測した書です。 これもまた一種の偏見を持って推測していますから、正しいとは言い切れませんが、私としては納得できる内容が多く、これまでの常識を 修正する資料の一つとして使える著作と思っています。 |
大江戸<奇人変人>かわら版
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No.2005002 2005/02/20
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世界でも最も自由に暮らす民衆だった江戸時代を生きた人たち。そんな中でも、おおいに目立った名士たちを紹介する本です。 ちょんまげ時代は、「個性派」の時代だった? 吉原遊びで十五万石を棒に振ったお殿様、怪力を武器に芸人に転身した遊女、 生前に死亡通知を出した絵師−−等々、八百八町を騒がせた人々が総登場。奇人変人は、厳しい封建制の中でも、たくましく我がままに生きる。 町人、芸人から学者、大名まで、その偏った奇行、飛びぬけた変転の人生を余すところなくご報告。報復絶頂の人物伝。 江戸時代が暗黒の封建時代だというのは、明治政府が国民に植え付けたマインドコントロールの結果です。 自らを正当化するため、前政権を悪く言う。まあ、世界共通のことですけどね。 しれませんが(^ム^;) 江戸時代、特に江戸に住む庶民は、生き生きと人生を謳歌していました。 開国を迫るために日本に訪れた欧米人たちが残した記録では、当時の庶民は、世界でももっとも幸せそうに暮らしていた民衆 だったのだそうです。 そんな、傑物の庶民を紹介しているのがこの本です。 |
戦国おんな絵巻
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No.2005001 2005/01/03
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2005年最初に紹介するのは、戦国時代、男が歴史の表に出た時代に、その実、裏で操っていた女性たちのお話です。 歴史の顔は一つではない。裏側に隠された顔、女性の歴史が、まさにそうである。戦国時代は男が主役と考えられがちだが、 背後での女たちの活躍ぶりには目を瞠るものがあった。その象徴としてお市の方をおき、さらに淀殿、お江、築山殿、千姫、春日局、桂昌院などまでを取り上げ、 それぞれの個性、様相の変化を活写していく。エポックを彩る絢爛たる華たちの絵巻! 永井路子氏は、特に時代小説に見るべきものの多い私の好きな作家の一人です。 この本は小説ではありません。おそらく氏が、小説を書くために集めた資料を使い、彼女なりのイメージで半創作した女たちの 生き様がいこにあるのでしょう。 |