北京市の中央部にある、天安門広場から
 故宮内部および、玉座です。



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Photo 1

Photo 2

Photo 3

Photo 4

Photo 5

Photo 6

Photo 7

Photo 8

Photo 9

 これも1995年の2月14日に撮影した写真です。

 写真には、周辺に大きなビルが写ってはいませんが、現在ではおそらく、背景に高層ビルが立ち並んでいるでしょうね。

 マーケッティングを目的とした出張でした。午前中に北京市内の会社を訪問し、仕事を終え事務所に戻ったところ、次にアポイントしてあった会社から当日のキャンセルの連絡が入って しまいました。商談ではなく、どちらかと言うとこちらからお話を聴くための訪問ですから、文句も言えず、午後の予定が無くなってしまったのです。
 アポイントを頼んでいた会社の代表者が、申し訳ないと、車と運転手、加えて、中国人の女性社員を案内役に貸してくれたのです。

 突然のキャンセルを食らったのですから、表向きががっかりした様子を見せてはいましたが、そんなこともあるかと、設定していた予備日に会ってくれる約束が取れたので、本音は「ラッキー」(^ム^;)。

 案内役を買って出てくれたその女性は、日本の大学を卒業し、そのまま日本で日本の会社に就職、その会社の北京駐在員として赴任していた女性(美人でした)なのです。北京に勤め暮らしてはいますが、 実は、北京人ではありませんでした。案内をすると言いながらも、彼女も初めて故宮に入ったようなのです。まあ、住んでいると、なかなか観光地には入らないものですからね。

 そんなことから、すっかり、観光ガイドは、私の方が勤めました。こちらは、事前に観光ガイドブックを読んでいましたから、知識だけは豊富でした。これもまた楽しい思い出です。

 Photo 1 は、天安門広場です。さすがに広大な空間でした。別の日に、この広場に面したレストランで食事をしましたが、国家直営の高級レストランでした。事情に 詳しい人の話では、この天安門広場では、国家的な行事が行われるため、その時には店は強制的に休業になるそうです。長期の行事ならば長期の休業です。そんなことから、民間のお店では経営ができず、 全てが国の直営なのだそうです。

 さて、故宮に入って(Photo 2 は、入口門の裏側です)の印象は、ともかく広い(Photo 3 は、門を入ってすぐの風景です)。建物の並び方や造りは、韓国や日本の古い都の宮殿と共通点も多いのですが、さすがにスケールが違っていました。

 ただ、事前の持っていたイメージほどの豪華さはありませんでした。むしろ質素なくらい。ただし、主要な建物の脇に掲示してある説明文を読むと、例外が無いくらい、かつて、日本軍が侵略し 破壊された上に、金目の物は盗んでいったため、今は残っていないと書かれています。本当か嘘かは解りませんが、これを読んだ人は信じてしまうでしょうね。台湾(台北)にも故宮博物館があり、 膨大な展示物があると聴いていますので、盗んでいったのは日本人ではなく、台湾に渡った人たちではないかと私は思っています。もちろん、日本軍の兵士が持ち帰ったものもあったとは思いますが。

 建物には、修復したと思われる部分と、壊されたままの部分が残っていました。そんな中で、玉座(Photo 7-9)だけが、妙に美しく復元されているのを、奇妙に感じました。

 ちなみに、建物の側に立てられいる説明文のプレートは、中国語と英語で書かれています。残念ながら日本語の説明文はありませんでした。

 入場料がいくらだったかは忘れましたが、中国人と外国人とでは、驚くほど金額が違っていた(おそらく、倍以上)こと、渡された入場券が、中国人向は単色印刷なのに、外国人向は多色印刷の上に、 ご丁寧に金文字まで使っていて笑ってしまいました。頂く料金に合わせてということなのでしょう。

 この写真を撮影してからすでに9年が経過しました。日本人の感覚では、すっかり変わっているとも思えますが、時間感覚のスケールの大きな中国ですから、まったく変わっていないかも知れません。 もう一度行ってみたいと思っています。

 故宮の公式なホームページを見つけました。中国語ですが、見てくださいね。




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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木