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突然のキャンセルを食らったのですから、表向きががっかりした様子を見せてはいましたが、そんなこともあるかと、設定していた予備日に会ってくれる約束が取れたので、本音は「ラッキー」(^ム^;)。 案内役を買って出てくれたその女性は、日本の大学を卒業し、そのまま日本で日本の会社に就職、その会社の北京駐在員として赴任していた女性(美人でした)なのです。北京に勤め暮らしてはいますが、 実は、北京人ではありませんでした。案内をすると言いながらも、彼女も初めて故宮に入ったようなのです。まあ、住んでいると、なかなか観光地には入らないものですからね。 そんなことから、すっかり、観光ガイドは、私の方が勤めました。こちらは、事前に観光ガイドブックを読んでいましたから、知識だけは豊富でした。これもまた楽しい思い出です。 Photo 1 は、天安門広場です。さすがに広大な空間でした。別の日に、この広場に面したレストランで食事をしましたが、国家直営の高級レストランでした。事情に 詳しい人の話では、この天安門広場では、国家的な行事が行われるため、その時には店は強制的に休業になるそうです。長期の行事ならば長期の休業です。そんなことから、民間のお店では経営ができず、 全てが国の直営なのだそうです。 さて、故宮に入って(Photo 2 は、入口門の裏側です)の印象は、ともかく広い(Photo 3 は、門を入ってすぐの風景です)。建物の並び方や造りは、韓国や日本の古い都の宮殿と共通点も多いのですが、さすがにスケールが違っていました。 ただ、事前の持っていたイメージほどの豪華さはありませんでした。むしろ質素なくらい。ただし、主要な建物の脇に掲示してある説明文を読むと、例外が無いくらい、かつて、日本軍が侵略し 破壊された上に、金目の物は盗んでいったため、今は残っていないと書かれています。本当か嘘かは解りませんが、これを読んだ人は信じてしまうでしょうね。台湾(台北)にも故宮博物館があり、 膨大な展示物があると聴いていますので、盗んでいったのは日本人ではなく、台湾に渡った人たちではないかと私は思っています。もちろん、日本軍の兵士が持ち帰ったものもあったとは思いますが。 建物には、修復したと思われる部分と、壊されたままの部分が残っていました。そんな中で、玉座(Photo 7-9)だけが、妙に美しく復元されているのを、奇妙に感じました。 ちなみに、建物の側に立てられいる説明文のプレートは、中国語と英語で書かれています。残念ながら日本語の説明文はありませんでした。 入場料がいくらだったかは忘れましたが、中国人と外国人とでは、驚くほど金額が違っていた(おそらく、倍以上)こと、渡された入場券が、中国人向は単色印刷なのに、外国人向は多色印刷の上に、 ご丁寧に金文字まで使っていて笑ってしまいました。頂く料金に合わせてということなのでしょう。 この写真を撮影してからすでに9年が経過しました。日本人の感覚では、すっかり変わっているとも思えますが、時間感覚のスケールの大きな中国ですから、まったく変わっていないかも知れません。 もう一度行ってみたいと思っています。 | ||
故宮の公式なホームページを見つけました。中国語ですが、見てくださいね。 |