タイの古い寺院跡と現在建設中の寺と農村です

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 2002年3月の下旬、6年間にわたった香港駐在を終わって帰国することになったことから、思い立ってタイに行きました。

 タイ人の知人から真っ赤なピックアップトラック(三菱製の多目的車です。前部には二列のシートがあり、5人乗りの乗用車仕様になっていますが、 500Kgまで積むことができる荷台も付いています。農業国のタイでので、特に田舎では、最も良く見かける、一般的な自家用車なのです)を借り、 自分で運転して遺跡巡りをしました。

 タイの国道は、片側2車線程度と、それほど広くはありませんが、対向車も少なく道も真っ直ぐに伸びていることから、走っている車の平均速度は 時速100キロ以上と、かなりのスペードで走っています。むしろ、のんびりと走っていると、大型のローリーが次々と抜いてゆくので危険を感じるほどです。 そこで私も、高速道路でもない普通の道ですが、120キロ以上のスピードで運転しました。

 わき道から、突然、牛でも飛び出したら大変と、ヒヤヒヤしながらの運転でした。

 上から5段目までが古いヒンズゥ教の王宮です。王の住居ではありますが、 大きな建物は神を祭る寺になっていますので、実質的には寺と考えてもよいと 思います。

 3段目までの10枚(Photo 1-10)が「Prasat Hin Phimai」、中央部にある遺跡です。

 平地に建てられた平城です。かなり開けた大きな地方都市の中にあり、よく整備された公園です。

 4・5段目の4枚(Photo 11-14)の写真は、タイ東部のカンボジアと国境を接する地域 の山の上にある遺跡「Prasta Phanomrung」です。

 もちろんここも、整備された公園ですが、都市の中ではありません。

 この城、実は、タイの王の遺跡ではありません。カンボジアの軍勢がタイを侵略し、 カンボジア王の威力を誇示するために建設されたカンボジア王の王宮なのだそう です。その後、カンボジア軍を追放したタイ王が、みずからの離宮としたので しょう。

 この遺跡の頂上から、東側を見渡すと、一面の牧歌的な田畑が広がっていますが、 そこはタイではなくカンボジアでした。一方、西側をながめると、広大な農地の中に、高速道路がなん本 も走り、ぽつんぽつんとですが、大きな工場が立ち並ぶタイの風景になります。タイとカンボジアの経済力 の差がを見ることができます。


 私が写っている写真は画質が悪いですが、予備の電池を準備するのを忘れ、 デジカメの電池が切れてしまい撮影ができませんでした。これらの写真は、友人が撮った 写真なので、私が写っています。紙の写真をスキャナーで電子化した写真ですので画質が悪いのです。

 6段目からの4枚の写真(Photo 15-18)は、二箇所の訪問とは別の日、滞在していた家のすぐ近く、タイ中部の山の中の寺院で祭事があると知らされ 出かけました。

 行ってみると、そこには、原野を切り開いく粗末な小屋がいくつも建っていました。

 そこには、バンコックの寺で修行し一人前の僧侶になったという50歳前後のお坊さんが、5,6人の弟子達と山の中に小屋を建てて住んで います。本堂はまだ建設の途中です。境内には、建築用の資材が散乱しています。写真にも写っている仏像が安置されているところ(Photo 16)は、屋根と壁はあるものの、まだ 建物の体裁を整えてはいません。まさに建設中なのです。信者から寄付金を集め、資材を買い、僧侶や信者たちが、自ら手作りで寺の建物を建設中でした。

 これが、本来の仏教の姿であり僧侶の姿と思いました。檀家から強制的に寄付を取り、自分は豪勢な屋敷に住む日本のお坊さん。偽物と思いました。

 この写真は、そんな寄付金を集める目的も兼ねて行った仏教祭事でしょう。たまたま遭遇したので、ぜひ見せてもらいたいと、お金を寄進をして入れてもらいました。

 一通りの祭事の後は、庭に作られた屋根だけの建物の中で、信者の女性達が作った料理で振る舞いを受けました。なかなかどうして、立派なタイ料理でした。聴くと、信者の中にいた 料理店を経営している人が、従業員を引き連れて料理をしているとのこと、なっとくができました。

 もちろん、外国人は私一人、10人ほどが座れる大きなテーブルが10個ほど、100人近くの民衆が、ワイワイガヤガヤ(私は言葉はわかりませんから、何を話しているのかは解りませんが)歓談しながらの飲食でした。

 続く4枚の写真(Photo 19-22)は、トイレを借りに立ち寄った農村で見かけた光景です。大きな白い雄牛が、群れを率いて牧草地から帰るところや、鶏の親子、珍しくは無いかも知れませんが、 道端に成っていたバナナの木です。自然では、果物屋で売っているのとは逆の方向で成っていることが解ります。

 最後の写真(Photo 23)は、「Prasat Hin Phimai」の管理事務所に置いてあった、タイでは良く見かける農業用のエンジンを使った手製の自動車です。「ベンツ」と「ISUZU」の、二つのバッジが取り付けてあります。

 タイの田舎道では、こんな農業用エンジンや、もっと大きい船舶用エンジンなどを、台車に載せて造った手作りのバスやトラックなどが、ドタドタと、大きな音を立て、農産物や人を満載して悠然と(ようするに、スピードが 出ない)走っているのを見かけます。実にのどかな風景でした。
 北東部の遺跡「Phimai Historical Park」については、この遺跡のあるタイ国コラート市が観光案内のホームページを 開設しています。日本語ですよ。



 「Prasta Phanomrung」のホームページも見つけました。残念ながらタイ語です。



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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木