最初の写真がその入り口です。あまり広くはない廟でしたが、中には孔明の像が飾られていいる建物と、中庭(中段中)があります。 この中にはには、老人達が集まって歓談をしていました。2元(30円弱)でお茶を買うと、大きなマグカップを渡されます。それを持って適当に腰掛けていると、 従業員がお湯を持ってきてくれ、カップに注ぎます。中国茶(烏龍茶ではなかったようです)ですから、何度も飲めます。従業員が、適当に巡回しながら1メートル近くもある 長い注ぎ口のやかんから、お湯を足してくれます。好きな本を持ち込み、日向ぼっこをしながら読んでいる人もいました。 最後の写真は、廟内の土産物店で買った「拓本」です。孔明が、「三顧の礼」を受け、隠遁生活から世に出る決心をしたためた書が、筆跡もそのままで、石碑に 刻んで有ります。当時の中国は、印刷技術のほかに、この様な拓本の技術が高度に発達していましたから、この筆跡は孔明の筆跡そのものでしょうね。 まだ20代の若さの孔明だったと思いますが、その筆跡の力強さと、文字から窺い知れる教養の高さには、脱帽ものでした。私の秘蔵品の一つです。 また、こので買った三国志の登場人物の漫画が描かれた「三国志演義トランプ」は、別のページ「面白いものみっけ」の「No.23」と、 拓本の諸葛孔明の筆跡写真は、「本大好き」の「No.2003026」に掲載されていますから、 見てくださいね。 蛇足ですが、成都市内にある、「マーボ豆腐」を発案したといわれる「陳」さんが経営するレストランで「本場マーボ豆腐」を食べました。辛いことは辛いのですが、 その辛さは、日本の「マーボ豆腐」のように、唐辛子だけの辛さではなく、「山椒」を使い、舌がしびれて感覚がマヒするほどの、独特の辛さでした。 初めての味覚だったので、始めは驚きましたが、ただ、慣れれば、確実にはまってしまう味と感じました。実際、その後香港に住むようになり、好んでこの山椒の味に親しんだものです。 この時の食事は、昼食ではありましたが、大人4人(私と四川大学の教授、日本人の友好協会の女性と運転手)が、充分に食べて(昼食のコース料理です)、 日本円で500円ほどでした。まあ、現在ではなく、かなり昔の話ではありますけどね。 | ||
古都「成都」を中心に紹介するサイトを見つけました。諸葛孔明廟も掲載されています。 成都と武候祠紹介サイトです |
四川省に行ったのは、「四川大学」に用事があったからです。理科系を統合し、正式には「四川連合大学」になっているらしいのですが、入り口の表示は、 最初の写真のように「四川大学」でした。 と、いうのは、訪問した当時の話です。その後、新名称の「四川連合大学」という名称の評判が悪く、歴史のある旧名称の「四川大学」に戻ったようです。 この大学のすぐ隣に公園があります。皇帝のお后が「竹」を愛する人だったとか、「竹」をテーマにしたかわいらしい公園です。 最後の写真の真中が私です。左側に立っている方が、通訳をしてくれた大学では「マスコミ学」を教えているという教授です。東京大学に留学して博士号を取得した とのこと、偶然でしたが、私と同じ歳でした。副業として、CATVの会社を経営しているとのことです。中国は、公務員でも、副業が許されている、というよりも、公務員の給料は 極端に少ないので、むしろ、副業が奨励されているようです。 先生とは、この時に初めてお会いしてその後逢っていません。すでに10年近くが経っています。現在もまだ大学教授をなさっているのでしょうか。それとも、 大企業のオーナーになっているかも知れません。チャンスがあったら、ぜひ、またお会いしたい方の一人です。 右側は大学職員の方です。 |
四川大学のホームページを見つけました。
四川大学公式ホームページ |