ミクロネシアのリゾート Sipan

第3日目@ 朝から、お昼を含め、ほぼ半日の@島内ツアーと、夕方からAポリネシアンダンスのデナーショーに参加しました。まずは@から

宿泊したホテル「Hotel NikkoSaipan」のエレベーターホールです。オープンエアーなことから、風に舞った真紅の花びらが落ちていました。

ホテルの入口で、観光会社の手配した大型バスに乗り込みます。
バスは、予約を受けた伽うkを、主要なホテルを巡回して乗せます。


バスが最初に止まったのが、ここです。水平線の上に、平べったいお皿のようなテニアン島が見えます。戦時中、飛行場のあった軍艦島です。

海水はあくまでも透明で清らかです。


第二次世界大戦中に、日本軍の弾薬倉庫跡地です。


倉庫の内部。日本軍の倉庫ですが。上陸した米軍がその後引き継いで使っていたとのことです。

森の中になるマリア像を安置したサンタルーデスの祠です。カソリックの聖地ですが、実は、旧日本軍の野戦病院跡でもあり、毎年ここで日本の遺族団による法事も行われているとのことです。

崖の岩盤中腹に、マリア像が安置されています。街からはかなり離れた場所であり、森に囲まれた静かな場所です。広場の左側には、白いオフィスのような建物が建っています。

オフィルの前には、祈りを捧げるための施設が作られています。米国人と見受けられる中年の女性二人が祈りを捧げていました。

マリア像です。花に囲まれ、立っているマリア様の前には、膝をついて祈る少女の像が置かれています。

マリア像のすぐ左側を登ると、洞窟が見えてきます。この洞窟の奥には、旧日本軍の野戦病院があったのだそうです。

野戦病院の入り口です。今では風化と樹木に覆われ、とても人が出入りしたところとは思えない状態になっていました。


入り口の左側には、小さな穴が二つ。こちらも風化が進み、窓の後なのか、出入りをしていた場所なのか、見ただけでは解り暗線でした。

野戦病院跡への上り口に設置されているコンクリート製の木の形をした物です。中には灰が敷き詰められ、お線香が献じられた痕跡が残っています。キリスト教の施設内ですが、仏教の法事が行われたのでしょう。

半日島巡りツアーの小休止です。椰子の実をはじめとするトロピカルフルーツを栽培している農園で休みました。私はここで缶ビール。女性たちは、椰子の実を楽しんでいました。2ドルほどです。

椰子の実を削りストローを通したり、飲み終わった実を割り、果肉を取り出すなどの作業は、農園主がしてくれました。果肉に醤油(日本醤油)とわさびを入れて食べさせてくれました。


農園主の自宅です。アジアの国々とも共通する、いかにも南国のお金持ちのお屋敷を感じさせるお家です。よく手入れされた庭園がさすがです。

キッチンです。タイなど、南国の家では一般的な屋外の炊事施設ですね。室内で熱を使い室内が暑くなることと、臭いが残ること、残飯を狙って昆虫やねずみなどが入ることを嫌い、屋外にキッチンを作るのだと思います。

農園の入り口近くに、白い柱と屋根に追われた四角いコンクリートの施設がありました。よく見ると、右上に太った老女の写真が掲げてありました。そうです、お墓です。カソリックは土葬ですから、箱の中に遺体が安置されているのでしょう。清楚で美しいお墓ですね。

当地では、バンザイ・クリフと呼ばれている海に面した断崖の突堤です。米海軍の艦艇からの艦砲射撃にさらされ、逃げ場を失った日本軍人と日本人民間人1万人が、この崖から身を投げ自殺した場所です。

険しい表情を見せる絶壁です。潮の干満の状態によっても異なるとは思いますが、飛び降りたとしても、海に落ちず、途中の岩にぶつかる人も多かったと思われます。この海が、血で真っ赤だったと、現地が言っていました。

クリフの周辺には、各地・各界の忠霊塔が建ち並んでいます。この前で写真を撮っていると、傍を、米国人の中年男性が二人通りかかりました。一人が、もう一人に、この場所がどんな場所なのかを説明していました。私と目が会うと、彼は私に「So Sory」と言いました。私は黙って胸の前に手を合わせ合掌し軽く頭を下げ、彼の心に答えました

長野の善光寺と刻まれている忠霊塔です。

某宗教法人が建てた豪華な忠霊塔です。後ろに見える岩盤による山も、数千人の日本人が飛び降り自殺した場所です。

建設中の建物ですが、お寺なのだそうです。ここからは、少し離れた場所には、もっと本格的な寺院が建設中でした。

正面の岩の中が、旧日本軍の最後の作戦司令部があった場所だそうです。前には、朽ち果てかけている高射砲や機関砲の残骸が展示されています。


対艦船砲のようですが、ペイントで彩色されています。この他の場所にも、旧日本軍兵器の残骸を見かけましたが、それらは真っ赤に錆びていました。この彩色は、天皇陛下がサイパンを訪問された時に、現地政府がペイント

岩山の中腹に入り口の穴があります。人が屈んでやっと通れるくらいの小さな穴ですが、奥は人が立って歩けるほど広くなっています。



岩をくり抜いているのかと思っていましたが違っていました。裏にはコンクリートで建築された建物が建っているのです。海に面した正面の入り口だけを、カモフラージュするために岩に穴をあけていたのです。

日本国政府が建てた忠霊塔です。

旧司令部のすぐ左側に迫る絶壁が、日本人が命を落とした岩山スーサイド・クリフです。ところどころ穴が開いているのは、米軍艦艇による砲撃の弾痕です。

二人の人が立っている、ここからも4,000人の日本人が飛び降り自殺をしました。

バンザイ・クリフほどの規模ではないものの、忠霊のための公園になっています。

ここから飛び降りた、女学生のための墓標です。

公園の中央部に、お釈迦様をいただいた忠霊塔が建っています。

サイパンで、砂糖農園を開拓し、巨万の富を築き上げた砂糖王、『松江春次』を記念する公園シュガーキングパークがここです。中央には松江翁の銅像が建てられています。

公園の中央部です。



公園の隅には、日本から勧請した神社『香取神社』がありました。


錆びて風化しボロボロであり、保存状態がよくはありませんが、砂糖農園で使われていた小さな機関車です。

一般の住民が多くすむ下町にあるカソリック教会ガラパン協会の内部です。こちらが正面です。


教会の背面の壁です。



左側のガラス窓に覆われた部屋は、子供を収容する部屋。この教会は、子供は騒いでうるさいということから、子供は聖堂の中に入れることが禁止されているのだそうです。一種の隔離部屋ですね。

背面の出入り口の脇に、蝋燭がともされた棚がありました。日本で言うとお線香なのでしょう。写真では見えないかもしれませんが、蝋燭1個が50$(約6000円)と書かれています。
 写真は撮影していませんが、このツアーには昼食が付いています。アクアリゾートホテルのランチ・バッフェ(バイキング)です。なかなか美味しい料理ばかりで堪能しました。団体であり、バスの時間に振り回される部分はありますが、 サイパンの概要を一通り理解するには最適なツアーではないかと思います。料金は大人US$49でした。

 時間に余裕があれば、気になったところには、車やバイクをレンタル(観光旅行者の場合は、日本の免許証があれば、特に国際免許証を持っていなくても運転できるそうです)して じっくり時間をかけて行けば良いと思います。


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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木