香港の歩き方
観光目的で香港を訪問される方のために、簡単なガイドブックページを創ってみました。
参考にしていただけると幸いです。
さぁ、空港に到着だぁ

HK空港到着
 香港の空港は広いです。航空会社ごとに到着するゲートがほぼ決まっているらしく(例外はありますが)、日系の航空会社の便で到着すると、空港の最も遠い場所に着くことが一般的です。 到着ゲートからイミグレーションのある空港ビルまでは専用の電車に乗って行くことになります。まあ、歩いても行けますし、 途中にはお店があるので、暇ならば散歩がてら歩いても良いのですが、小一時間はかかります。

 空港ビルに着くと、まずイミグレーションでの入国審査です。横に広いイミグレーションエリアは、中央を境に左右対象に係官が座るイミグレーションゲートが並んでいます。
 左右に関しては、どちらでも良いのですが、一般には、荷物を受け取る側のバッゲージクレームに近い方(荷物が右から出るのならば右側。便名によりどちらが近いかは、中央の表示版に書かれています)に行きますが、 はっきりいって、どちらでも同じです。気にせずどちらでも好きなほう(係員が、空いている方に誘導する場合が多いです)に並べばよいでしょう。

 カウンターは、香港居住者(香港人だけではありません。日本人の居住者もいますから、日本人だからと、後ろに並んでも、そこが居住者用だったら拒絶されます)と、ビジター(旅行者)とではカウンターが違いますから要注意です。確認して列に並びましょう。

 香港に入国するには、事前にビザは必要がありません。日本人の場合は、一般に3ヶ月の観光ビザがその場で発給されます(ビザが無いのではなく、その場で発行されるのです。ですから、期限があり、期限を越えて在留していると不法滞在となり、罰せられますので要注意です)。国際手配でもされていない限り(知人で、同姓同名の他人が手配されていて、別室で尋問を受けた人がいましたが)ほとんど無審査ですから、心配は無用です。

 イミグレーションを抜け、自動ドアを通り抜けると、広いバッゲージクレーム(荷物受け取り場)があります。便名と場所を現す番号を確認し、指定の場所で荷物が出てくるのを待ちます。香港空港は比較的に早く出てきますから、早めに並んで 待っていた方が良いでしょう。

 荷物が多い場合はカートを使います。国によっては有料のところもまれにはありますが、香港はもちろん無料です。自由に使いましょう。

 荷物を受け取ったら通関ですが、日本からの便ならばほとんどノーチェックです。香港政府から見ての懸念国に限定してチェックしているようです。特に、南アジアや中近東からの便ではチェックを受けることが多く、買い物などをしていて、そんな便の乗客と同じ時刻に通過するような場合はチェックを受けることもあります。香港に住むそれらの地域の人が、物を運んでいることが多く(一種の運び屋ですね)、中には認められていない品物もあるので、厳しいのでしょう。 そんな場合でも、日本のパスポートを見せれば、チェックはそれほどでもないでしょうね。香港の警察官はあまり威張ったりはしませんから、危ないものを持ち込もうとさえしなければ、心配はいりません。

 バッケージクレームから出るときに注意が必要です。
 横に広い到着ホールですから、出口は左右に二ヶ所です。待っている人から見て左側が「A」、右側が「B」です。この間隔はかなり離れています。
 到着ホールには電光掲示板があり、到着便の状況が表示されていますが、そこには、出口が「A」か「B」かも表示されているのです。しかし、到着した客は、 どちらからでも出られるので厄介なのです。
 基本的には、荷物を受け取るバッケージクレームに近い方の出口が表示されています。多数の乗客が一斉に通関するのですから、近い場所の通関窓口は込んでいます。空いているからと、離れた通関窓口を使うと、逆の出口から 出ることになってしまい、待っている人となかなか会えないことになることが多いものです。少し待っても、素直に近い通関窓口を使うか、あらかじめ、出口で待ち合わせるのではなく、到着ホールの中央で待ち合わせるなど連絡を取っておく必要があります。

 さて、通関も無事に通過したら、次はお金の両替です。香港は、クレジットカードを使うことがむしろ一般的ですし、ホテルや銀行、街の中にも両替のお店がいくらでもありますから、空港では交通費程度の小額を両替するだけで 良いと思います。空港の両替が最も率が悪いというのが定評ですからね。ただ、バスに乗ったりタクシーを利用するには小銭が必要になります。もちろん、香港ドルしか使えませんから、出口の内側(出口は、AとBと二ヶ所あります)に両替所がありますので、小額を交換しておくのも必要と思います。また、出てしまっても、外にも窓口があるので、戻らなくても両替はできます。


空港からの移動はどぉするの?

 添乗員付きのツアーや、香港側に添乗員が待っているツアーならば、彼らに任せておけば良いのですが、自分でホテルまで行かなければならない場合は、交通機関を選ばなければなりません。

 市内の観光の足としては、タクシーをお勧めしますが、残念ながら空港からホテルのある繁華街まではかなりの距離があります。いかにタクシー代が安い香港とは言っても、5000円くらいにはなってしまいますので、 お勧めはMTR(地下鉄)です。

 本音を言うと、実際には、バスが最も便利なのですが路線が多く、解りにくいのが難点です。事前にガイドブックなどで、ホテル近くの停留所と路線番号(A3などと、アルファベットと数字の組み合わせです)が解っていれば、 バスが圧倒的に安価です。

 多少お金がかかっても良いというのならば、タクシーを利用することになります。香港のタクシーは営業エリアが決まっていて、車体の色(赤と緑と空色)が違います。香港島や尖沙咀周辺のホテル(パンダホテルは新界ですが、やはり赤です)までなら、赤い色のタクシーしか行けませんので、必ず「赤」のタクシーに乗ってください。

 乗り継ぎにはなりますが、MTRの九龍駅と終点の香港駅から、観光客が良く使うホテルを巡回するエアポートエクスプレスバスが運行されています。 もし、お泊りのホテルが、この巡回ルートに入っていれば、利用するのが便利です。バスには、ルート記号が表示されているので、良く確認しておきましょう。

エアーポートエクスプレスバス運行ルート一覧

ルート記号
巡回ホテル名
運行時間
H1
香港駅
アイランド・シャングリラ(港島香格里拉酒店)→
港麗酒店(コンラッド・インターナショナル)→
太古廣場(パシフィック・プレイス)→
JWマリオット・ホンコン(香港萬豪酒店)→
港島皇悦酒店(エンパイア)→
萬麗海景酒店(ルネッサンス・ハーバービュー)→
香港コンベンション & エキジビション・センター(香港博覧会会場)→
香港駅
0610-2300, every 20 mins
H2
香港駅
ウォーニー・ホンコン(華美酒店)→
ノボテル・センチュリー・ホンコン→
香港怡東酒店→
リーガル・ホンコン(富豪香港酒店)→
栢寧酒店→
ルコック→
香港駅
0615-2300, every 30 mins
K1
九竜駅
地下鉄ジョーダン(佐敦駅)(降車のみ)→
九鉄ホンハム(紅?駅)(降車のみ)→
黄埔花園→
ザ・ハーバー・プラザ(海逸酒店)→
都会海逸酒店→
九鉄ホンハム(乗車のみ)→
地下鉄ジョーダン(佐敦駅)(乗車のみ)→
九竜駅
0605-2300, every 20 mins
K2
九竜駅
マルコ・ポーロ・プリンス→
マルコ・ポーロ・ゲートウェイ→
マルコポーロ・ホンコン(馬哥孛羅香港酒店)→
シェラトン・ホンコン・ホテル & タワーズ→
九竜駅
0615-2300, every 20 mins
K3
九竜駅
カオルーン(九竜酒店)→
香港凱悦酒店(ハイアット・リージェンシー香港)→
グレート・イーグル・ホテル(鷹君酒店)→
ロイヤル・パシフィック・ホテル & タワーズ(皇家太平洋酒店) & チャイナ・フェリーターミナル(中港碼頭)→
九竜駅
0605-2300, every 20 mins
K4
九竜駅
新世界萬麗酒店(ニューワールド・ルネッサンス)→
リーガル・カオルーン(富豪九竜酒店)→
日航酒店→
グランド・スタンフォード・ハーバービュー→
カオルーン・シャングリラ(九竜香格里拉大酒店)→
九竜駅
0615-2300, every 20 mins
K5
九竜駅
香港金域假日酒店(ホリデーインゴールデンマイル)→
百樂酒店(パーク・ホテル)→
ミラマー(美麗華酒店)→
温莎酒店(ウインザー)→
エンパイア・カオルーン→
BPインターナショナル・ハウス→
九竜駅
0605-2300, every 20 mins

 交通機関の乗り方などは、香港の交通機関のページにそれぞれ詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

香港の交通機関トップページ     
まずはホテルのチェックインです

 宿泊込みのツアーならばチックインだけですから、パスポートを渡して手続きをします。旅行会社を使わず、自分でホテルを予約しての自由旅行の場合は、フロントでの支払いが必要ですから、デポジットを要求されることが多いと思います。

 基本的には後払いですが、現金で支払うと告げると、デポジット(保証金)として宿泊費相当の金額をあらかじめ要求されるのが普通です。最終的には現金で払うつもりでも、クレジットカードで払うと告げると、カードを機械に通すだけで済むので楽です。 チェックアウトする時に、現金で払うと告げれば、チェックインの時に作成したカード伝票は破いてくれますから、現金払いをする場合でも、この方法をお勧めします。

 荷物を自分で運ぶのならば問題はありませんが、ボーイさんが運んでくれた場合は、チップが必要です。返還されたとはいってえも、香港は中国式ではなく英国式ですから、チップは必要です。

 日本には習慣の無いチップです、金額が気になると思います。チップは、日本の旅館などで渡す「ご祝儀」とは違います。受け取るほうは、多数の客からもらうのですから、多くを期待していません。まあ、多かったからといって、困ることもない、喜ぶだけですけどね。

 そもそもチップは気持ちですから、いくらでも良いのですが相場はあります。私は居住者なので、どこでもチップは5HKドルを標準にしていましたが、 まあ、高級ホテルに宿泊する観光客なのですから、少し多めに、10HK$コイン(中央部が黄色で外側が白い二色のコインです。日本円で150円ほどですね)を渡せば充分でしょう。

 チックインが終わり、ボーイさんに荷物を渡す前にしておかなければならないことがあります。

 フロントには、ホテルの名前や住所、電話番号などが印刷された名刺大のカードが備え付けられているところが多く、これを数枚取っておきましょう。迷子になった時などは、タクシーを止め、このカードを運転手に見せ、ホテルまで送ってもらうのです。

 それから、 日本人が宿泊するホテルならば、英語と日本語で印刷された観光地図(右の写真)が備え付けられています。これも2〜3枚もらっておきましょう。
さてさて、観光にでる前に

 チックインし、部屋に荷物を入れたら、真っ先にすること、それは、水の手配です。

 香港の水道の水は飲めません。一方、気温が高く、湿度の高い香港は、水分を多くとっておかないと 疲れやすくなります。意識して水分を摂取しましょう。ホテルによっては、300ccのペットボトルが1本無料で付いているところもありますが、冷蔵庫の中や上に置かれている飲み物は有料(それも、目が飛び出るほど高い)のことがあるので、確認してから飲みましょう。

 水は、近くのコンビニで買うのがベストです。日本では、コンビニは高いというイメージがありますが、香港のコンビニの値段は、物によってはスーパーよりも安いくらいです。水の値段は数ドルから20ドル程度。安い水は香港で作っている蒸留水です。高い水は、欧米からのミネラルウオーターが多いようです。

 最近の香港は日本食ブームですから、コンビニにも、日本でよく見かけるスナック菓子やカップ麺などの食品が置いてありますから、ついでに買っておくことも忘れずに。香港は美味しい中華料理の本場ではあるものの、そこは日本の中華料理とは違い、本格的に 香辛料を使っているので、どうしても口に合わないこともあります。ホテルに帰ってから、お腹が空いて眠れない、そんなことの無いように、最低限の準備をしておきましょうね。
さあ、観光だぁ

 何度も香港に行っているフリークは別として、初めて香港に行くのなら、そしてそれが添乗員、香港内ツアー付きの旅行でなければ、最初は全体を広く浅く、パンダツアーの1日コースを利用することをお勧めします。 主要な日本人観光客が利用するホテルには、迎えのバスが来てくれますので、予約をする時に確認しておきましょう。

下手な日本語、歯の浮く説明を我慢して(^ム^;)、とりあえず、全体を見てみる、その後、気に入ったところをじっくりと自分の足で行ってみることが良いのです。

 パンダツアーは、インターネットを使い、日本でも予約ができますし、料金は当日のバスの内で払えます。

パンダバスのサイトです

 1日ツアーは、香港島が中心ですが、大陸の九龍サイドなら午後の下町コース、夜はディナークルーズがお勧めです。 ツアーでは、参加して各地を廻ります。時間も少なく、じっくりとは見られませんから、まずは、ざっと全体を見て確認し、面白そうなところは場所を漢字で書きとめておきましょう。幸いなことに香港は箱庭国家です。狭い、その上、 なぜかタクシーの料金は日本の3分の1と安価。気に入った場所には、紙に書いた行き先を運転手に見せて連れてってもらいましょう。数人で乗れば安いものです。

 観光が終わり、ホテルに戻るには、フロントでもらっておいたカードが威力を発揮します。運転手に見せて、帰ればよいのです。

 1日の市内観光付きのツアーが増えています。これはこれ、見所を一通り案内してくれるので、まずは素直に参加しましょう。

 ただ、気を付けなければことが一つあります。ツアーに案内者として同乗しているツアコン(日本人ならば問題ありませんが、香港人の場合は要注意です)は、時として、個人的な商売をしようとするので気を付けてください。

 彼女たち(彼の場合もありますが)は、悪質な業者のように、始めから観光客を騙す目的ではありませんが、少なくとも、会社(日本の観光会社の契約社員がほとんどです)には内緒で、個人的に儲けようとしています。

 私は、そんな彼女たちの気持ちや置かれている地位(日本とは違い、職業に貴賎のある香港では、ツアコンという職業は、あまり高級な職業ではありません)を考えると、ある程度は許容しますが、甘やかすことは禁物です。日本人環境客がお人良しだとバカにされるだけですから。
香港旅行、でもマカオは別世界

 中国には3つの国があります。一つはもちろん中国本土、二つ目が香港ですが、マカオもまた独特の中国です。

 日程に余裕があるのなら、1日はマカオを見ておきましょう。

 マカオにはフェリーで行きます。自分でチケットを買い、行くのも方法ですが、慣れない方は、これもパンダバスを利用するのが懸命です。直接港に行ってもチケットは買えますが、近い時間の便は満席のことが多く、数時間待たされることもあります。

私が使ったのもパンダバス、その様子は、「香港の遊び場」の中で紹介していますので、そちらをご覧ください。

お腹がすいた、何か食たべよっ

 食事つきのツアーならば何も考えなくても良いのですが、自分で食事をするとなると、場所探しがけっこう面倒なものです。

朝ごはん

 ホテルでは、バッフェ(バイキング)形式の朝食を用意しているところが普通ですが、なにしろ「高い」。パスして、外に出て食事することをお勧めします。

 さて、どんなところで食事をするのが良いのでしょうか。

 大きな通りにはありませんが、通りに交差する細い道や路地には、間口は狭くても奥行きのある軽食の店がたくさんあります。 張り紙や写真などが、ベタベタ張ってあったり、道に面して調理台を置いてあったりするのですぐにわかります。
 そんな店には、定食(セットメニュー)があります。

 メニューは、壁に貼ってあるだけではなく、テーブルの上のガラスの下に挟んであったり、メニュー立てに厚紙で印刷したものが置いてあるのですぐに解ります。

 メニューを良く見てください。麺類やご飯類が、別けて書かれています。また、セットメニューが、線で囲ったりして書かれていることが多いです。

 セットは、スープ麺にハムトーストと飲み物が一般的ですね。

 麺類は、ちょっと日本風とは変わっています。普通のラーメンの麺の他に、米で作ったビーフン(これは日本語ですから通じません広東語では「マイファン」です)や、マカロニ(通麺)などがチョイスできるようになっているのが一般的です。

 値段は、20HK$程度から、せいぜい30HK$ほどです。
 メニューの見本です。私がよく利用していた新界のお店のものです。尖沙咀よりは少し安い価格ですね。

 左上が、お店お勧めの朝食セットメニュー「早餐」が5種類。
 Aは、バタートーストに牛肉入りのマカロニスープとオムレツ。
 Bが、サテー味牛肉炒め入りラーメンとハムエッグ。もちろん、どちらも好みの飲み物(コーヒーや紅茶、コーラなど)付きで16$です。

 左下が西洋式の朝食セット「西式早餐」。
 バタートーストに、黒胡椒ステーキにソーセージ入り目玉焼き。

 右上が中華の飲茶「中式早點」で9種類。

 右下が、午後のお茶用(サンドイッチやスープ麺などの軽い料理とお茶)のセットメニュー「下午茶餐」です。8種類の軽い料理から1品を選び、コーヒーか紅茶を選びます。

飲み物の値段は、普通は暖かい状態での値段が書かれています。冷たい飲み物の場合は、$1〜2程度(このお店の場合は、「凍飲加$1.00」と書かれているので、1$の追加です)が加算されるのが普通ですます。

 冷たい飲み物を注文する時には、「凍(トン)」を飲み物の名前の前に 付けます。アイスコーヒーならば「トン・カフェー」ですね。

 昼は軽く

 せっかく香港に来ているのですから、昼食は「飲茶」がいいですね。飲茶は、専門店もありますし、ちょっと大きな本格中華料理店ならば、午前中と午後は、飲茶も営業しているところが多いです。

 飲茶をするときには、人数が多い方が安くなります。料理そのものは高くは無いのですが、お茶付きのテーブルチャージ料金が安くはない(中級以上のレストランでは、お客が変るごとにテーブルクロスを交換します。洗い立ての清潔なクロスを使っていますので、クリーニング代も入っているのでしょうね)ので、人数が少ないと割高になるからです。

 日本人だけの観光旅行なので広東語はもちろん英語も話せないとか、ローカルなお店はちょっと不安。そんな時に便利なのが、世界共通の「マクドナルド」ですね。香港にはいたるところにあります。味は日本と同じなので安心ですし日本よりも安い。

 ただし、香港ではマクドナルドと言っても通じません。本音では、「マッドンノ」と呼びます。また、メニューも、英語のそれを、一度漢字に直し、それをまた広東語で発音しているので、日本で呼ばれている名前とはまったく違っています。日本式に発音して注文しても、 目を丸くされ、笑われて終わりです(経験者です(^ム^;)から覚悟しておいてください。

 日本と同じように、注文を受け付けるカウンターの上には写真メニューがあるので、「ナンバー2、1セット」などと、簡単な英語で番号を指差せば注文できます。

 夜は本格的に正餐だぁ〜ぃ

 これはもう、せっかく、中華料理が世界でもっとも美味しい地域に来ているのですから、基本は中華料理ですね。ガイドブック「地球の歩き方」に紹介されているお店ならば、比較的に信用できますので、事前に選んで行かれれば良いでしょう。

 香港は、貧富の差の激しい国です。年収が数千万円の人が10人に1人はいる。そんな人たち用のお店が存在し、ものずごく高いのです。

 日本でならば、普通の人は行かないような「超高級割烹」は見れば判りますが、香港のそんな超高級レストランは、 外国人の私たちには、外から見ただけでは、一般的な高級レストランと区別ができません。

 知らないお店を、通りがかって綺麗な造りの店だからと、飛び込みで入るのは危険です。まあ、一人が数万円も払う覚悟があるのならば、何事も経験ですけどね。

 香港での、朝食から夕食まで、中華料理の食べ方については、別のページで説明をしていますので、そちらをご覧下さい。


 また、香港は世界の料理が食べられるところです。特に、日本ではなかなかない、本格的なタイ料理や韓国料理が、香港では気軽に食べられます。

 そんな各種の食べものについては、「香港で食道楽」のトップページからの記事を参考にしてください。


 最後に支払いですが、ごくまれには、日本のようにレジがあり、テーブルの伝票を持って行って払うところもありますが、一般的には、食事が終わったらウエイトレスを呼び、支払いを告げ、請求書を見せられてから払うのが 普通です。

 ウエイトレスを呼ぶには、広東語で「ムゴイ マイタン」と言っても良いし、英語でも(チェック プリーズ)通じます。

 請求にはサービス料が含まれていることが普通なので、チップは不要ですが、お札で支払い、お釣りとして持ってきた金額の内から、お札だけを取り、コインを残しておくが香港流です。
お土産は、なにを、どこで買えばいいの

 香港では、いえ、日本以外のアジアでは、商売とは、お客との勝負、勝つか負けるか、そんな風に考えています。「顧客満足」など期待はできません。

 それに加え、「著作権を守ろう」なんて観念は希薄です。街にはコピー商品が溢れていますし、大型ショッピングセンターに出店している立派な内装の店でも、平気で偽物を扱っているところもあるので要注意です。

 そんなお店では、もちろん、本物も売っていますが、こんな事例が実際にありました。

「欲しいブランド商品があり、値段を尋ねたところ、あまり安くない。そこで、吹っかけるつもりで極端な安値を要求した。店員はしばらく考える振りをし、店長とおぼしき年配者とも相談のあげく、 言い値に近い値段で売ってくれた。ところが、それは偽物だった。最初の値段で了解していれば本物を渡してくれたはずだが、極端な値引きを要求するような客は、そもそも、本物の価値の解らない客とばかにされ、 別に用意してあった偽物を渡されてしまったのだ」

 安かったら、むしろ疑うべきなのです。

 さて、ほんの手土産程度の遊びの土産ならば、みやげ物店ではなく、観光を兼ねて「屋台街」で買うことをお勧めします。

 有名な旺角の「女人街」は、女性と子供の衣料品が中心ですから、ごく親しい人向ならばよいでしょう。一方、佐敦の「男人街」の方は雑貨ですから、お土産用ならばこちらの方がお勧めです。女人街にはあまりない、女性用のシルクのネグリジェやパジャマなどはこちらにありますよ。

 左の写真は女人街です。


尖沙咀東DFS
尖沙咀東の、日航ホテルの向かい側にあるDFSです。
 かちょっと豪華なお土産だったら、本物であることが確実な「DFS:Galleria」をお勧めします。ご存知の通り、世界的な免税のチェーン店ですから、信用できます。

 香港で最も大きなDFSは、尖沙咀の南、WMCAの近くにあります。中には、ブランドメーカーの直営ブースが立ち並び、壮観です。

 写真の店は、どちらかと言うとオフィス街の尖沙咀東の店です。尖沙咀店ほどは大きくはありませんので、直営店は少ないですが、それでも大型店舗である ことには変りは無く、品揃えは充分でしょう。

 品物が確かですから、安くはありませんが、ちょっと古いモデルなどを、大幅に割引するバーゲン商品が常にありますので、それを買うのも良いでしょう。

 一般商品でも、VIPカードがあれば1割引になります。カードを持っている人と一緒に行けば利用できますね。
 「DFS」の商品はワールドワイドの商品です、中国の商品をとお望みでしたら、香港の地元デパート「裕華国貨」がお勧めです。

 尖沙咀にも3店舗(九龍公園の東側、細長い2階建のショッピングモールの2階と、そのもう少し南、 道の反対側の地下と、DFSギャレリアの東側です)あります。

 もっとも大きな本店は、地下鉄の佐敦駅から少し北に向かって歩き、交差点の角にある5階建てのビルです。

 このお店は、中国からの物産が厳選されて置いてありますので、価値がなかなか解らない中国製の製品を買うには便利なお店です。

 尖沙咀の2店舗は観光客用ですが、佐敦の本店は香港人用の店なので、日用雑貨も売っています。中華料理用の調理器具など、ちょっと面白いものがありますよ。
裕華国貨佐敦
佐敦の本店です。
夜の遊びは……!

 せっかく来た香港、夜も遊びたい。それも、ちょっと良い雰囲気で……。

 ということになると、それが男性の場合と女性の場合とではちょっと違ってきますね(^ム^;)

 まあ、男性でも女性でも、お酒が飲めて、そこそこ健康的なところというと、ビアバーやライブハウス、パブといったところでしょう。

 私の行き付けだったところは、尖沙咀のキンバリー通りの近くのお店でした(アパートの裏だった)。

 夜の10時を過ぎると、フィリッピンバンドが入り、ロックやオールドディズを演奏しています。

 ビールやカクテルが1杯500〜600円程度。各種の食べものも千円程度とリーズナブルな価格です。ただし、18歳未満は入れません。日本人特に女性は子供に見られることが多いので、パスポートを見せて大人であることを証明しなければならないかも知れませんよ。
         
 このお店、現在は移転してしまい、元の場所にはありません。しかし、同じようなシステムのビヤバーは、尖沙咀のほかにも、香港島側の銅鐸灣から灣仔、中環にかけてたくさんあります。



 男性の方で、少々高くても良いというのなら、日本語も通じるカラオケクラブが香港には100軒以上もあるそうです。「香港の遊び場」の中に、いくつかに別けて詳しく 解説をしていますので、勇気があったら行ってください(^ム^;)


 女性の方で、どうしてもというのでしたら、メールを下さい。わかる範囲ですがお答えします。


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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木