香港の足「的士(タクシー)」 | |||||||||||
香港で、なんと言っても便利なのはタクシーです 香港のタクシーは、すべて同じ色に塗ってある(地域によって色が違います)ので人目でわかります。 車種で圧倒的に多いのが、トヨタクラウンのタクシー仕様ガソリン車ですが、最近は大気汚染が少ないLPガス仕様の車が 増え、この分野が強い日産も健闘していますので、セドリックも見かけるようになりました。 香港のタクシーは、日本の個人タクシーと似たものと考えると理解が早いと思います。12時間で300香港ドルほどの リース料を払い、運行免許を持っている組合から借りて営業をしています。ちょうど感覚は露天商のようですね。親方から 一式(営業免許から車から一式)を借りて働いているのです。運転手個人にもライセンスはあるようですが、日本ほど難しい ことはなさそうです。 香港のタクシーは、24時間運行です。夜間の割増料金なんてありません。夜でも、昼間の半分くらいのタクシーは走っている と思えるほどの数です。しかも、日本のタクシーに比べると料金が安い。 日本のタクシーと同じ車両を使い、高率の税金が付加され日本よりもはるかに高い燃料を使い、運転手の収入も月収で 20万円台くらいだそうですから、これも日本と同じ、なのに、料金は日本の3分の1ほどの感覚です。ですから、庶民も 気楽に利用し、けっかとしてタクシーも多いのです。日本は規制があるから高い、高いから乗らない。乗らないから高くなる。悪循環に 陥っているのでしょうね。 香港で道に迷っても心配はありません。広い道ならば、ちょっと待てばタクシーが拾えますから、手を上げて止め、 ホテルでもなんても、わかる場所の地図やパンフレットを見せれば行ってくれます。道に迷ったらタクシーで「リセット」。実に 気楽ですね。 一つだけ、気をつけなければならないことがあります。香港のタクシーにも営業エリアがあり、原則としてその中から でられません。でられないのですから、区切りのところで降ろされてしまいますので、ある意味ではまだ良いのですが、 めんどうなのは、香港島と大陸側の間の行き来です。 営業エリアとしては同じなので、行き来はできますが、一般に香港島(ホンコンサイド)のタクシーと、大陸側(ガウロンサイド) のタクシーは別なのです。大陸側から香港島側(または、香港島側から大陸側)にタクシーで行きたい場合は、ホンコンサイド行き(ガウロンサイド行き)専用のタクシー乗り場で 乗車するか、止めた運転手に、香港島まで行くかどうかを、確認してから乗り込まなければなりません。また、 海を渡るのは有料の海底トンネルですので、走行料金の他に、有料道路料金を追加して払う必要があります。この追加料金にも二通りあります。専用乗り場で乗る場合は片道料金でよいのですが、 街を流しているタクシーをつかまえ、海を越えさせた場合には、往復分、つまり2倍を請求されることが多いので、請求されても怒ってはいけません。 まあ、どちらサイドのタクシーなのかを、見分けるテクニックもありますが、ちょっと説明が難しいので省略します。 基本は別だということ、確認が必要ということを理解してくださいね。 チップについても説明しておきます。以前は、正規料金のほかにチップを請求する運転手が多かったようですが、最近はあまりいません。メーター通りが普通になりました。ただ、外国人と判ると、請求されることもあると思います。 10香港ドル程度を渡せば良いと思います。また、香港式の、小銭のおつりをそっくりチップとして受け取らない方法も良いでしょう。要は、無用なトラブルは避け、気持ちよく利用することです。 | |||||||||||
タクシー料金表
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