香港の遊び場:屋台街
香港名物の屋台街を紹介します
@女人街


 ガイドブックには必ず載っている観光地でもありますね。女性や子供物の衣料品が中心の屋台街なので、「女人街」と呼ばれています。

 主に中国製の下着やシャツなどの衣料品と、タオルや寝具などの布製家庭用品も豊富です。

 値段は、一般のお店よりは安いものの、品質の保証はありませんので、低所得者は別として、普通の香港人が、実際に買い物をすることはあまり なさそうですが、人が集まるところは大好きな香港人ですから、休日には家族連れで賑わいます。

 また、そんな人出を目当ての安い大衆的なレストランなども周辺に集まっています。

 この「女人街」の北の外れあたりには、熱帯魚や金魚、ペットを売るお店も集まっています。日本の値段の数分の一、安さには驚かされます。

 このあたりは、通りの名前から「花園街」と呼ばれることもありますが、本当の意味での「フラワーストリート」は、もっと北に進み、高架道路を越えたあたり、地図で いうと、右上のグリーンの公園の手前の狭長い一角が、花屋さんが集まっているところです。切花から植木など豊富に安く売られています。花束など、同じくらいの大きさ花の種類で作った花束でも、 尖沙咀の花屋と比べても半値以下ですから、この街で買い、タクシーで戻っても充分にお釣りがきます。

 営業時間:昼少し前から、夕方8時くらいまで
A男人街
男人街  女性物もありますが、男物のジーンズやTシャツ、ベルトなどの衣料品の他にも、玩具や小物も売っている屋台街です

 ジーンズなどは、その場で寸法直しも(無料)してくれますし、ベルト屋などは、バックルと革の素材を並べ、客が自由に選んで造ってももらえます。

 音楽CDや、日本では普及しなかったCDをキャリアとして使った映画ソフト(VCD)の店も多く並んでいます。パソコンでなら再生できますし、日本の映画の古い名作、黒沢明シリーズなども、 1タイトルが500円くらいで買えるので買っておいても良いと思います。

 この屋台街も、集まる人を目当てのレストランが多く、野外にテーブルを出し、海鮮料理を目の前で調理して出すお店や、揚げ物(1個数十円。ピーマンの肉詰めとか、イカゲソ揚げなど) や持ち帰り麺類(発砲スチロールの椀に、好みの麺と好きなおかずをトッピングしてくれます)のお店もが並んでいます。

 営業時間:午後3時くらいから11時まで
男人街海鮮レストラン
私が良く利用した海鮮料理屋です。
おおシャコの油いためと、
上海焼きそばが絶品です。
   男人街揚げ物屋
   角地のお店です。揚げ物のコーナーと、
   麺コーナーがあります
 
B廟街
 男人街に続く『天后廟』のある公園の脇から北に並んでいる屋台街です。おとなの玩具とか、ちょっと怪しげな骨董品、スプーンや台所用品などの小間物や、安い(数百円)時計などを売っています。

 この屋台街は、特定の通りに並んでいるというよりも、公園の周囲にぐるっと並び、北に伸びた通りにまで広がった、そんな感じです。

 この屋台が並ぶ公園の前の通りの向かい側には、有名な「ヒスイマーケット」があります。こちらは屋台ではなく、大きなテントで覆った中に、翡翠製品や真珠アクセサリーの 間口が1メートルくらいの小さな店がぎっしりと並んでいます。

 明らかに観光客用の屋台街です。値段はあまり安いとは思えません。普通の店で買う値段よりも高いものもありました。でも、どれも安いものですから、多少高く買わせれても、腹も立ちませんけどね。

 営業時間:夕方から11時まで
 2003年10月26日にこの街を訪問し、かつては無かった新たな露天を発見しました。

 廟街の露天は、公園の西と北の辺の部分と、公園北のほぼ中央部から北に伸びる路地ですが、これまで使われていなかった公園の南側の 辺と、男人街と公園との間にあるビルの東側の路地に「占い師」が並ぶ「占い街」ができていました。
占いワゴン
屋台ではなく、ワゴンを使った
「占い移動車」です
廟街の占い屋台 廟街占い通り
C深水捗道具街
 MTR深水捗駅の南側の路地(線路と大通りが東西に走っています)にあるこの露天街は、主に電機関係の小物(テーブルタップや電球、ケーブルなど)や中古の携帯電話、時計用電池や時計工具など、 道具類の店が並びます。

 屋台の後ろ側、ビルに入っている普通の店も、扱っている商品は同じです。工具屋が並んでいます。まあ、そちらは本物を売っているので、値段は高いですが、品物が違いますね。

 私はこの屋台街で、時計用の特殊電池を買い、時計の電池交換は自分でしていました。数十円で電池交換ができてしまうので、時計屋で数千円も払う気にはなれませんでした。

 営業時間:昼過ぎから夕方まで
D深水捗婦人呉服街(パソコンショップビル)
 道具街とは反対側の北側の路地です。扱う商品は「女人街」とほぼおなじですが、こちらは観光地化はされていませんので、庶民が買い物をする屋台街といえます。

 ただしこの通りは、有名な娼婦街でもあります。屋台の外側、ビルの前には娼婦が昼間から客を待って立っています。

 また、この屋台街が終わる端の角にあるビルが、香港でも最大の電脳ビルです。パソコン関連の部品やソフトが豊富に売られています。秋葉原のガード下の店がビルの中に 集まっている、そんな感覚です。

 香港在住時代の私の使っていたパソコンは、すべてこのビル内の店で買った部品で組み立てていました。

 最近はそれでも少なくなったそうですが、それでも、コピーソフトがこのビルの地下で売られています。市販価格が数万円から数十万円もするようなソフトも、500円くらいで買えます。 英語版のソフトが中心ですので、欧米人がそんなソフトを大量に買い込んでいる姿を良くみかけます。

 営業時間:昼過ぎから8時頃まで
E佐敦婦人呉服街
佐敦服地屋
一般的な服地から、中国服に使う豪華な錦の布地まで売っています。
MTRの佐敦駅の西側(香港島よりの香港島に向かって右側の出口を出たその前から始まります)にあり、子供衣料を中心に婦人服を扱う店が並びます。

 実は、この通りは、婦人服関連の専門店(屋台ではなく、ビルの中です)が並ぶ通りでもあります。服地やボタン・リボンなどの素材専門店から、寸法直しの工房までが密集しています。

 営業時間:昼前から8時くらいまで
佐敦子供服街1
MTR佐敦駅からすぐの、露天街入り口です。
     佐敦子供服街2
   子供服と、婦人用の下着などが中心の露天街です。
F油麻地生鮮食料品街
 男人街の西側に平行してある屋台街です。ここでは、野菜や果物から、肉や魚などの、生鮮食料品の店が並びます。

 香港内のいたる所にある大手スーパーマーケットで売られているそれらと比べると、数分の1の値段で、しかも鮮度の高い野菜や魚(生簀を並べ、生きたまま売っている店もあります)を 売っています。ただ、季節になると、生きたままの大蛇の尻尾をつかみ、道で這わせて客引きしているおばさんがいたりして、ちょっとスリリングです。

 はっきり言って匂いも強いし汚くもあって、あまり普通の人は行かないようです(そこに行っていた私は普通じゃあないかも)。メイドや、低所得の海外からの出稼ぎの人達が利用する 市場です

 営業時間:朝から夕方まで。ただし、午後は品物は、品物がなくなると閉まってしまうお店もあります
Gスタンレーマーケット(香港島)
 香港島にある、おしゃれな若者向きの小物を売る店が並ぶ観光地です。

 パンダバスの1日コースにも入っています。山の斜面に広がる路地に、かわいらしいお店が並びます。

 どちらかというと、西欧風の「竹下通り」そんな感覚です。男の私には縁がなく、6年間に1度しか行きませんでした。

 中国の香港の屋台街というよりも、英国領の屋台街ですね。



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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木