気ままにそぞろ歩き
ココファーム収穫祭(栃木県足利市)


掲載日:2006年11月19日

 栃木県足利市に、知的障害者の施設『こころみ学園』があります。そして、併設されているぶどう園とワイナリー(COCO FARM)は、学園に暮らす入園者を中心に運営されています。

 米国より来日しワイン造りを指導するのは、ブルース・ガットラブ氏。ほんの半年、手伝うつもりで来日した氏ですが、知的障害を持つ入園者との心の交流を通じて残留を決めたのは、もう20年近くも昔のこととか。

 このココファームで生産されるワインは、世界的にも高い評価を受けるほどまでに育っています。

 そんなファームでは、最後の収穫が終わった後の1日、毎年、収穫祭を開催しています。

 11月18日に開催された2006年収穫祭に参加してきました。






 東武足利駅で下車。南口に出ます

 シャトルバスが運行されています(料金300円)

 バスを降りてからは、しばらく山道を歩きます

 途中には、地元の人達が特設のお店を開いていたりします


 山道の途中から、山の斜面に開墾された葡萄畑が見えてきます

 畑の頂上には、大きなワインボトルのアドバルーンが揺れていました

 山道を抜けると、ファームへ続く道にでます。エンジェルの衣装を着た入園者たちが道案内をしていました

 かわいらしい二人の女性がオルゴールを鳴らしてお客を迎えています。後ろには、入口を示す天幕が張られています


 入口を示す天幕を越えると、受付があります。ここで、参加費(ハーベストキット:2000円)を支払い、参加者バッジと特性ソムリエナイフ、ワイングラスを受け取ります

 参加費には、ワイン1本が付いています。このワイナリーで生産された各種のワインを受け取ります。数名で参加し、色々なワインを受け取るのも良いですね

 葡萄畑の正面には、普段はレストランになっている建物があります。そのテラスには、ジャズバンドが演奏をしていました


 客は、斜面の畑にシートを敷き、ワインを飲みながら過ごします。畑なので、すべりやすいので注意が必要です

 挨拶に立ったブルース・ガットラブ氏です。なかなか上手な日本語です





参加者バッジ

特性ソムリエナイフ

シンプルなデザインの
大きめなワイングラス


 すばらしい秋晴れの1日でした。

 私が参加するのは初めてですが、この収穫祭はすでに23回目を迎えるとか。年々規模が大きくなり、多くのミュージシャンが駆けつけ演奏をしています。 今年の出演者は下記の通りです。

 楽団ラーク
 Saigenjiスペシャルセッション
 古澤巌ダンシングフィドル
 坂田明3mii+坂田学+八尋知洋

 一般参加者も、地元だけではなく、遠方からの参加者も多く、しかも、毎年訪れるリピーターが多いのも特徴だとか。

 なお、この施設は、建物の中にある醸造場の見学や、ワインにぴったりのメニューをそろえたレストラン、ワインの直売店として一般営業をしています。 都内からも日帰りで充分に楽しめるところです。

 お天気の良い休日の1日、お勧めの場所です。

写真撮影日:2006年11月18日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木