気ままにそぞろ歩き
ばん阿寺
(栃木県足利市)

掲載日:2004年3月16日
最終更新日:2004年7月24日

 栃木県足利市には、かつて、室町幕府を創った、源氏の名流、足利尊氏一族が住んでいました。その館跡に、ばん阿寺と名づけられたお寺が建っています。

 東京からだと、東武線の特急で1時間ほどです。駅を出てから川を渡り、徒歩15分。JR両毛線の足利駅からだと、徒歩10分です。
地図



 元々が館の跡です。周囲には堀がめぐらされ、門の前には橋がある独特な形になっています。
 堀には、錦鯉と鴨が遊んでいます。


 門から入り、正面にある大きな建物が、「大御堂」です。


 本堂の左隣には、「おふどうさま」があります。


 優美な形の二重の塔です。


 大御堂の右手には、庭園と鐘楼があります。


 一つだけ色の変った建物は、国の重要文化財に指定されている「経堂」です。


 窓が無く、密閉されているこの小さな建物は、お経や書物を保管した「校倉」です。


 室町時代に屋敷の裏に建てられていた足利家を祭るための「大酉堂」です。


 足利義兼の妻、北条時子を祭った「蛭子堂」です。



 ばん阿寺の裏門です。この門から入ると、広い駐車場があります。

 足利尊氏像です


 足利には「蔵屋敷」が多く、特にこのばん阿寺から足利学校の周辺に多数あります。ここは、お店になっています。


 ある会社の事務所ですが、なかなか美しい蔵ですね。



 ちょっとくたびれてはいますが、一般民家のようです。
 敷地も広く、お金持ちなのでしょうね。


 こちらも、会社の事務所のようです。立派では有りますが、使いにくい構造でしょうね。

 昔ながらの織物くらいしか、これといった産業が無く、いまではひっそりとしている足利ですが、さすがに古い歴史を感じさせてくれる 素敵な町です。お散歩には最適ですよ。
写真撮影日:2004年3月13日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木