気ままにそぞろ歩き
太田七福神
福禄寿「王厳寺」寿老人「永福寺」
布袋尊「さざえ堂」
(群馬県太田市)

掲載日:2004年3月7日
最終更新日:2004年7月24日

 群馬県の太田七福神の内の4つはすでに歩きました。続いて今週は、残る3つを歩いてみました。

福禄寿

王厳寺に安置されている福禄寿です。東武鉄道のホームページから拝借しました。
布袋尊


こちらも、東武鉄道さんからの拝借しました。さざえ堂に安置されている布袋尊です。
太田七福神地図

入り口

 広い駐車場の端に参道があります。石には、「王巖禅寺」と彫られています。禅寺なのですね。
看板

 太田七福神のお寺に共通して設置されている看板です

参道

 山寺の風情が素敵な参道です。梅の古木が左右にあり、花が咲いていました。
山門

 小ぶりですが、なかなか凝った創りの山門が迎えてくれます。
 この山門の屋根の下の部分に、珍しい木彫りの狛犬が左右に付いています。
本堂

 一見、豪農の母屋のようにも見える本堂は、すっきりとした素朴なデザインです。いかにも禅寺ですね。

 王巖寺 太田市東金井町171 0276-26-0567
石像

 境内の右手には、福禄寿の石像と、あかんぼうを抱いた観音像が建っていました。


堂
 境内の左手には、ちいさなお堂が建っています。

堂内

 お堂の中には、厨子に収められた仏像が安置されていました。
狛犬左

 山門の左手の狛犬です。
狛犬右

 山門の右手の狛犬です。
入り口

 永福寺の入り口です。
看板

 お決まりの看板です。
石塔婆看板

 右の石の塔婆が市の重要文化財に指定されています。
刻まれている文字は、古くて読めませんが、東西の二面に「南無阿弥陀仏」の六字名号が 彫られているそうです。
 この寺の成立から推察されるこの石塔婆の建立時代は、鎌倉時代から南北朝の頃であろうとされています。
石塔

本堂

 こじんまりとした本堂と境内です。

 永福寺 太田市東金井町7 0276-25-2777
観音像

 境内に入ってすぐの左側に、優美なお姿の観音像が建っています。
堂

 境内の左手に建っているお堂です。アルミのアングルで厳重に施錠されています。ちょっと興ざめです。
寿老人

 太田七福神の中で、このお寺だけが、外からも神様を見ることができます。堂内に寿老人の像が安置されています。
入り口

 さざえ堂入り口の門です。
石柱

 県の重要文化財でもある、ささえ堂入り口の石柱です。
左

 門の左右には、ちょっと面白い石柱が一対建っていました。龍が彫られています。
右

 右側は、龍の尻尾の部分ですね。

看板

 ここにも、お決まりの案内プレートがあります。

足図

 門を入ってすぐ右に、釈迦の足跡の拓本を元に作られた足絵のプレートがありました。
ざざえ堂

 さざえ堂の全景です。

 さざえ堂 太田市東今泉168 0276-25-1343
堂上部

 三層になっているさざえ堂の上層部です。


文化財看板

 このさざえ堂は、県の重要文化財に指定されています。
 誇らしげに、額に書かれて掲示されていました。

さざえ堂看板

 ご住職の手書きのと思われるさざえ堂の説明図です。
鐘楼

 門の左側には、小さいですが立派な鐘楼が建っています。



観音絵

 さざえ堂正面の上部に、観音像が掲げられています。昭和4年の奉納ですから、古いものではありませんが、大工16代中島某と 署名があります。高名な棟梁だったのでしょうね。今は取り壊してしまいましたが、私の以前の母屋の梁にも、 同じ名前が彫られていたと記憶しています。

 大きなお寺から小さなお寺まで、七福神にまつわる七つのお寺を廻ってきました。冬とはいえ、春のような暖かい日が続いた今年です。週末を 利用しての参詣でしたが、寒くも無く楽しめました。七箇所を、すべて歩いて廻っても3時間ほどのハイキングコースです。お休みの1日、運動も 兼ねて、歩いてみてははいかがでしょうか。

写真撮影日:2004年3月6日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木