気ままにそぞろ歩き
大光院の「関東菊花大会」(群馬県太田市)


掲載日:2003年11月8日
最終更新日:2004年7月24日

 群馬県太田市にある古刹「大光院」(前回と同じお寺なのですが)の境内を使い、関東菊花大会と銘打っての展示会が、いつから始まったのか記憶に無いほど前から 開催され続けています。

 秋晴れの土曜日の午後、ちょうど開催中だったので散歩がてらに見てきました。
境内
しだれ

 高さが2メートル近くにもなる大型の仕立てです。一つ一つは小さな花でも、さすがにこれほど集まると豪華ですね。
七五三

 ちょうど、七五三ですね。かわいらしい娘さんの赤い着物が似合っています。
1本立て

 ごく、オーソドックスに仕立てられた花たちです。それでも、1本1本を良く見ると、素直に育った花と、個性的に育った花、少しすねている花など、人間と同じですね。
小品

 短く育てた菊たちです。しかし、それぞれが意図的に個性を持たせて育て上げていることがわかる作品群です。

丸  中くらいの大きさに育てた菊花を、同心円状に規則正しく並べて咲かせています。

 一見、多数の菊を寄せ集めて咲かせているように見えますが、これって、たった1本の菊なのですよ。
 木ではなく、草である菊ですが、岩を抱かせたりして、まるで盆栽のように育てた盆栽仕立ての作品です。

 なかなか見事な作品が多く、見ごたえがありました。
盆栽仕立て
特殊  特殊作りのコーナーには、こんな作品も。

 右側は、「五重塔」に菊を這わせて咲かせています。中央は、まるでビーチパラソルのような形です。

 そうとに苦労して創りあげていることは解りますが、でも、ちょっとやりすぎ。私には好きになれませんでした。
 境内のすぐ隣には児童公園があり、小さな子供を連れた家族が遊んでいました。

 境内と公園をつなぐ広場には、焼きそばやお好み焼きなどの屋台が出ています。

 臨時の花屋も店開き、見事な菊を見ての帰りだからでしょうね、菊を中心に良く売れていましたよ。
花屋

 回復しつつあるとの報道が増えてきてはいますが、まだまだ不況の嵐が止んだとは思えない昨今です。

 気に病むことも多い毎日ですが、たまには、なにもかも忘れ、花でも眺めるのも気分転換に良いですよ。

写真撮影日:2003年11月8日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木