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音楽大好き人間の妖しい館
面白いもの見っけのページに、楽器関連の写真を多く掲載してきました。あまりにも増え過ぎたことと、物からは離れた音楽談義も、
積極的にしたいと考え、このページを新設しました。

No.16-001 私流・カポスタットの使い方
2016/04/17
        
    
 ギターでは、カポスタットという道具を使い、カラオケのキーコントロールの様に、指使いはそのままで、音程を変化させることができます。

 カポスタットは、フレットとフレットの間に装着するのですが、フレットから遠い(写真上左)と、ビビリやすくなります。そこで、一般に教則本などでは、フレットの近くに装着する(写真上右)ように書かれています。

 しかし、この位置に装着してコードを抑えると、人差し指がカポスタットに当たってしまいます(写真中)。抑えにくくなりますし、演奏をしていて気持ちが悪いです。

 そこで私は、6弦はフレット近く、1弦は少し中央に近い位置に装着しています(写真下左)。

 こうすることで、人差し指がカポスタットに接触せず、気持ちよく演奏ができてます。

 あくまでも、私の使い方です。これが正解ということではありません。悪しからず。


No.15-010 ピックにマグネット
2015/12/10
         指弾き専門の方は別として、ピックを使う人にとって、使わないときのピックの置き場が問題です。

 いろいろな形のフォルダーなどが売られていますが、なかなか、帯に短したすきに長し、最適なものが見つかりません。

 サムピックに付いているのは、ボタン電池のような形ですが、100均のダイソーで見つけた、超強力マグネットです。4個で108円。

 両面テープで付けています。使わないときは、ペグなどの金属部分に磁力で止めています。

No.15-009 エレキギターの音
2015/12/08
         ほぼ同じ年代(1960〜70)に製造されたエレキギターです。

 左は米国製のギブソン、右は日本製のグレコです。

 なんとなく似ているのは、グレコが、ギブソンを意識してコピーしているからで、タイプが異なるので別の製品に見えますが、ギブソンにも、グレコと同じタイプ(と言うよりも、グレコの元型)のレスポールがあって、並べても見間違うほど似ています。

 さて、今回のテーマは音です。

 これらの製品、当時の値段は、ギブソンはほぼグレコの5倍でした。それほど値段が違うのですから、ギブソンにグレコが勝つはずがないのですが、実際、同じ弦を使って試したところ、はるかにグレコの方が音が良いのです。

 ピックアップが、1個と4個の差、セミアコースティックとレスポールの形式の差もありますが、あまりにも違うのです。

 おそらく、グレコの出来が良すぎる(単なるコピーではなく、グレコを超えるとの意気込みで生産されたと聞いています)のではないか、もしかすると、本物のギブソン製よりも音は良いのではと思っています。

 もっとも、今売られているギブソンのレスポールは、1960年から1970年代の製品と比べるとあきらかに品質は劣っています。当時のギブソンの製品は、国産の同様な製品に比べて数倍から10倍くらい値段が高く、品質に明確な差がありました。しかし、現在のギブソンは、国産に比べてあまり差が無く、高級品というよりも中の上程度であり、価格も安い。おそらく、音質も価格並みの普通なのでしょう。

 1960〜70年代製の、いわゆるビンテージがプロの間で珍重されるのは理由があるのです。

No.15-008 スムーサー(U)
2015/12/04
 No.15-002と同様の製品です。

 輸入品の様です。値段はかなり安く、ネット通販ですが、1本が421円でした。      

No.15-007 楽器用・コンデンサーマイク
2015/12/02
 同じく、プリモ社の楽器用pinマイクです。

 プロ用なので、電源は47Vのファンタム電源ですが、1.5Vの単5乾電池でも動きます。

 本来はバイオリン用なのですが、ギターなどの弦楽器にも最適なのだそうです。

       

No.15-006 セミプロ用・エレクトレットコンデンサーマイク
2015/12/01
 納戸を整理していたら出てきました。

 手前の製品は、プリモ製の『EMU4520』という型番のエレクトレットコンデンサー型(ファンタム電源を使わず、内臓電池で動くタイプ)のマイクです。

 現在でも、ネット通販で3万円台半ばの値段で売られている製品ですが、私が入手したのは、少なくとも20年以上も前です。今でも現役で売られているなんて驚きでした。

 電池が特殊ですが(アルカリボタン電池を使います。LR44を4個内蔵した4LR44を2個)入手して使ってみました。

 通常のボーカル用に使いましたが、まったく正常でした。

 普通のボーカル用マイクの最大音圧は120dB程度、後ろ側においてあるのが一般用の『EMU4535』で、単三1本(1.5V)の仕様であり118dBですが、この製品は電池の電圧が高い(12V)ので、138dB(118dBとの差は20dBですが、この数値は音圧で10倍まで耐えるということです)と、ドラムなどの楽器用にも使える高級品です。

 充分に実用になるので、現役に復帰です。

No.15-005 カポ・チューナの改良
2015/11/30
 No.15-001で紹介したチューナー付きのカポスタットですが、スプリングの力が弱く、張力の強いアコギ(ギブソンのハミングバードなど)は、挟む位置によって、ビビリ音が出たりしていました。

 そこで、下側の黒いパッドの上に、厚いパッドを追加して対策することにしました。

 各種のパッドを試してみました。

 百均の『シルク』で売っていた、椅子の脚に貼り、フローリングの床へのキズ防止用の製品が最適でした。

 弦への圧力が増し、ビビらなくなりました。

No.15-004 ギター音の変化
2015/11/22
                   

 マーチンは『D−28』です。この機種は、実は三つ子なのです。『D−28』のほかに、『HD−28』『HD−28V』の二機種の兄弟がいるのです。

 『D−28』が基本形のオリジナル仕様ですが、表面の板を補強するブレージングという木製の構造物が、オリジナルに比べ細く、鳴りやすくした機種が『HD−28』であり、それに加えて、ブレージングが『X状』に交差する位置を、オリジナルよりも下(ネックに対して)に移し、もっと鳴りを良くした機種が、『HD−28V』です。ただし、弦の張力に対する強さは、順にオリジナルよりも弱くなり、特に『HD−28V』は、長時間弦を張った状態を続けると、浮き上がったりヒビ割れたりすることが多く、湿気にも弱いので保守に気遣いが必要とされています。

 そんなことから、『HD−28V』と『HD−28』は新品でも良く鳴るのですが、『D−28』は、ある程度弾き込むことによって鳴るようになるとされています。また、しばらく弾いていないと鳴らなくなるのも『D−28』の特徴です。そして、鳴るようになった状態では、『D−28』の音が、相対的にはもっとも良い(個体差があるので、厳密には言い切れませんが)と評価されています。
 雑誌などを読んでいると、古いギターは、新しいものと比べ、格段に鳴りが良い、特に、1960年代から70年代の、いわゆるビンテージの鳴りは、新品と比べると別物の様に音が良いと書かれています。

 プロのミュージシャンなどは、わざわざ、そんな古い(ボロボロの)ギターを探して、録音などで使っているとか。

 そんな記事を読みつつも、半信半疑だったのですが、プレーヤーレベルの製品を使ってみて、少し、解る気がしてきました。

 マーチンのD28は、2006年製を2013年8月に入手、ギブソンのハミングバードは、2003年製を2014年1月の入手です。どちらも、製造されてから10年以上が経ち、入手してからは2年ほど経ちました。ほぼ毎日、1日に数時間鳴らしています

 入手以前の、前のオーナーが、どのような使い方をしていたかは不明ですが、入手した時の状態からすると、D28はほとんど未使用、ハミングバードは、激しく使ってボロボロでした。

 さて、音ですが、入手した時点では、正直に白状すると、巷で言われているほどの、音の差を感じていませんでした。

 しかし、今は違います。D28は、見違えるほど鳴りが良くなり、むしろうるさい感じるくらいになりました。一方ハミニングバードは、あまり変化が認められず、逆に、いくぶん落ち着いた、おとなしい音になっていると感じています。

 私の使い方は、指でのストローク弾きが中心です。結果的に、使うのは、圧倒的にハミングバードになっています。ただ、アルペジオで指で1本1本の弦を弾く奏法の場合は、D28の方が音がきれいなので向いています。

 それぞれ、個性があるので、使い分けることが良いと感じています。

No.15-003 雑感   2015/11/05

 このところ、1年以上も、楽器を買っていない。ひたすら、練習するのみ。安上がりな趣味だ。

 私としては、楽器は、自分が楽しむために弾く。他人に聴かせるために練習しているのではない。

 ボランティアと称して、老人会などで演奏しているグループは多い。、『上手くなるには、恥ずかしさを知ることだ。自信がなくとも人前で演奏していると、上達が早い』そう言う指導者は多い。間違いではないだろう。

 でも、私はそうは思わない。私は、一人で、練習をするのみだ。


No.15-002 スムーサー(T)
2015/04/03
 ギター弦用(商品には、あらゆる弦楽器に使えると書かれています)のスムーサーです。

 おそらく、シリコーン系の油脂なのではと思います。確かに、霧を吹きかけると、弦の巻き線上の指の動きは良くなります。

 さび止めの効果もあるようなので、弦の寿命が延びるとのことです。


No.15-001 Capo Tuner
2015/02/05
            

 ギターの、フレッドの上に装着し、音程を変える器具が、『カポスタット』です。この製品は、そのカポに、チューナーが内蔵された複合商品なのです。製品としては、有りそうな商品ですが、不思議なことに、この製品しか商品化されていません。
 中国製の、2千円弱の安価な製品ですので、あまり期待していませんでしたが、実際に使ってみると、これと言った不都合もなく、カポとしても、チューナーとしても、普通に使えます。

 パッケージを見ても、特に特許権利を示す表示も無いので、権利は設定されていないのでしょう。どこの会社が製品化しても問題は無さそうですので、もっと色々な商品が増えても不思議ではない、便利商品です。

 また、この製品はスプリングが内臓され、握って取り付けるタイプのカポです。このタイプの良さは、使わないときに、ヘッド部分に留めておくことが容易なのです。

 

No.14-017 愛用のサムピック
2014/11/06
    親指に装着して使うピックを、『サムピック』と呼びます。

 一般的に、樹脂や金属製の一体成型品ですが、このサムピックはちょっと変わっています。

 ピックの部分と、親指に固定させる部分が、別の材質で構成されています。指の大きさに合わせて調整ができるのです。

 色々なサムピックを使ってみて、このタイプが最も使いよかったので、追加購入しました。袋入りの黒い製品です。通販ですが、送料無料での価格は、1個495円でした。


No.14-016 Gibson ゴールドメッキ・ペグ
2014/11/01
        マーチンのペグが金メッキ処理の製品になったので、悪乗りしてハミングバードもゴールド仕様に交換しました。

 マーチンやアダマスは、ロゴ入りの専用ペグをメーカーに発注して純正としていますが、ギブソンは、ペグメーカーのオリジナルをそのまま使用しています。

 ハミングバードには、米国のグローバー社の102C(クロム)が標準仕様ですので、同じシリーズの102G(ゴールド)に交換したのです。

 写真右が、オリジナルのクロム仕様、左は今回交換したゴールド仕様です。


No.14-015 マーチン純正ゴールドメッキ・ペグ
2014/10/29
       主に使っているギターは、マーチンのD-28です。かなりの高級品なのですが、ペグ(チューナー)はクロムメッキの仕様が標準です。

 クロムメッキの仕様で、まったく問題はありませんが、ひょんなことから、上位機種であるD-45などに使われている、ゴールドメッキ仕様の製品(ロゴ入りの純正品)が入手できたので、交換しました。

 写真の右側が標準仕様のクロム、左側が交換しつつあるゴールドの製品です。

 まったく同じメーカーの、表面処理でけの仕様違いですので、音その他にはまったく違いはありませんが、ヘッドのローズウッドの茶色、ロゴマークの金色との相性もあり、むしろこの方がバランスも良く、かつ、はるかに豪華になりました。

 ちなみに、このペグは、日本の後藤ガット製作所製です。

No.14-014 Arai(荒井貿易)製12弦ギター その4
2014/08/30
       12弦ギターを試していて、致命的な欠陥に気がつきました。インターネットで検索しても、同じ問題を指摘している方が多かったのです。

 それは、6弦(主弦と副弦を一組とすると、3弦の副弦)は、普通の3弦のGの1オクターブ上のGに調弦します。1弦はEです。1弦よりも1音半も高い音に調弦するのです。弦の太さは、一般的には0.085インチ。ほぼ1弦の太さです。それを1音半上げるということは、それだけ張力を高くするということです。

 練習中に、1週間で2回も弦が切れました。張力に負けるのです。

 12弦ギターを使っている人の多くが、この6弦の切れに悩んでいます。

 そこで、写真のように、3弦も、1オクターブ上にするのではなく、1・2組と同じに、同じ太さの弦を使い、同音に調弦(実は、1・2・3弦共に、副弦の方を、ほんの少し高目に調音しています。軽いうねりを出すためです)することにしました。これで、切れることは無くなりました。

 弾いてみても、違和感はありません。私は、今後も、この設定で使うことにします。

No.14-013 Arai(荒井貿易)製12弦ギター その3
2014/08/20
       YAMAHAのサイトには、『フォークギター』という名前は、1966年にYAMAHAが命名したと書いてあります。

 この荒井貿易の『Arai』のロゴは、1956年から1959年まで使われたものと、荒井貿易のサイトに書かれています。そのラベルには、『FOLK GUITAR』と印刷されています。

 YAMAHAが命名したと主張する1966年よりも、はるかに前の製品であるこの12弦ギターに、すでにフォークギターという名称が使われていたことになります。

 YAMAHAの、自分達が命名したというのは、間違いである証拠が、このラベルではないでしょうか。

No.14-012 Arai(荒井貿易)製12弦ギター その2
2014/08/19
       とても変わった仕様のギターでした。

 通常のギターは、弦はヘッドにあるナット(白い部分)から、表板に取り付けたブリッジの間で振動します。ところがこのギターは、左の写真の通り、ナットのすぐ下にフレットがあります。そしてこのフレットは、他のフレットよりも高く、常に弦に接触しています。つまり、弦は、ブリッジからこのフレット(0番フレット)の間で振動するのです。

 左の写真は12フレットです。入手した時には、フレットと12・11弦との間は8ミリでしたが、調整した結果、3ミリになりました。これで、演奏に支障はなくなりました。

No.14-011 Arai(荒井貿易)製12弦ギター その1 
2014/08/19
       ギターを製造販売している荒井貿易叶サの12弦ギターです。

 荒井貿易は、ギターの製造と輸出を目的として1956年に創業した会社です。その後、1960年からは、『Aria』というブランドに変え、現在に至っています。Ariaを使う前は、『Arai』ブランドでした。

 このギターは、『Arai』ブランドが付いていますので、1950年代後半の製造(55年以上前)と思われます。

 一般に12弦ギターは、弦が12本も張られているので、張力が強く、50年も経っていると、表板が変形したり、ブリッジが剥がれたりするものですが、ご覧のように、このギターは、ジャズ用のアコースティックギターと同じような、表板ではなく、底から金属の部品で弦を保持する方法(ブランコ・テール)ですので、表板には張力が加わらずブリッジもまったくダメージはありません。

 現状では、12フレットの弦高が8ミリもあり、演奏不可能な状態ですが、このギターの場合は、エレキギターの用に、ネックが外れるようになっており、スペーサを入れれば、調整は可能です。

 なお、材質については、資料が無いので不明ですが、おそらく合板と思われます。それが逆に、50年以上も経っていても、反りや割れが発生していない理由かと思われます。

 さて、整備を始めます。

   

No.14-010 タスク製ブリッジピン大成功
2014/03/30
  
   
 入手したギブソン・ハミングバードには、木製のブリッジピンが付いていました(写真:下左)

 材質は不明ですが、茶色い木質は、あまり硬質ではないようです。一般にこのピンは、硬さがあり、かつ、ブリッジの木部としなやかになじむ材質が良いとされています。木製ならば黒檀などの硬い材質ですし、現在は入手が困難になっていますが、象牙が最高とされていました。

 ハミングバードは、ギブソンのアコースティックギターの中では、最高級ランクの製品です。本来ならば、音質重視の良い材料が使われているはずです。ライバルのマーチン・D-28には、特殊な人工象牙が標準仕様として使われています。もしかすると、この木製のピンは、標準品ではないのかと思い、調べてみましたが、判りませんでした。

 楽器店の通販などで、ハミングバードの写真を見ると、物によって使われているピンが違うのです。少なくとも、茶色の木製ピンが使われている固体を見つけることはできませんでした。

 そこで、ギター用の人工象牙材として定評のあるタスク製のピン(カナダ製)を使ってみることにしました。(写真:下右)

 音は、驚くほど変わりました。

 まず、全体の音量が増加しました。

 音質は、重かった中音域が、その特徴である甘さを残しつつ、さわやかになり、高音部をはじめ、全体の音質が軽やかになっています。

 ブリッジピンの交換は大成功でした。さすがは名器ハミングバード、そんな音質になっています。大満足です。

 No.14-007と8で書いたハミングバードの音質評価は、少し変えなければなりません。木製ピンは、明らかに音を悪くしていました。その条件での評価だったのですから。

No.14-009 弾き語りにはどれが向くのか   2014/03/27

 今回も、愛器3機種を肴に、楽器談義です。

 純粋に音だけを言うなら、もっとも美しい音なのは『マーチン・D-28』です。また、一つ一つの音がくっきりとしていて、前に出てくる様な、品の良い中音域が特徴なのが『オベーション・アダマス』です。

 さて、それでは、『ギブソン・ハミングバード』はと言うと、はっきり言って、前出の2機種に比べると、きれいな音ではありません。マーチンの様な、さわやかな音ではないし、『オベーション・アダマス』のような、バランスの良さも無い。

 『ギブソン・ハミングバード』の、よく言えば『甘い』とも言えなくは無いが、悪く言うと『重い』中音は、それが個性ということは判るのだが、良いのかどうかは、はっきり言って評価が難しいのです。正直に言うと、聞きようによっては、安物ギターの音にも思えてしまう音なのです。ただ、それは中音域だけであって、低音の厚みと、高音の響きは、安物の世界とはあきらかに別物です。そんなことから、この中音域は、意図的にコントロールされた音であることは、しばらく使ってみると解ってきます。

 そして、以上の評価は、あくまでも、音だけに限定しての話でしたが、これが、弾き語りする現場となると、評価が一変します。

 実際に弾き語りに使ってみると、。『マーチンD-28』は、明るくさわやかで大きな音量が、歌を邪魔します。悪く言うと『うるさい』、よく言うと、『目立ちすぎる』のです。それに対して、『ギブソン・ハミングバード』は、適度に押さえられた中音域がじゃまになりません。若干、弾き難い(なぜか、D-28はとても弾き易いのです)ので、手元に注意が必要ですが、歌の方が前に出る感じで、歌が上手に聞こえます。

 そんなことで、自分が弾き語りをするのならば、『ギブソン・ハミングバード』を、他の人が歌い、伴奏をするのならば『マーチン・D-28』、録音をするのならば『オベーション・アダマス』を使う。現時点での、私の結論です。


No.14-008 大人の音、楽しい音
2014/03/10
        

 米国を代表するギターメーカーの、代表機種を三つ所有しています。

 それぞれに特徴があります。所有したばかりの頃は、差異は判るものの、その特徴を明確に表現することができませんでした。しかし、半年以上が過ぎ、解ってきました。

 左の写真、左から、@オベーション社のアダマスAギブソン社のハミングバードBマーチン社のD−28です。この順番は、値段の順でもあり、面白いことに、人気は逆の順です。
 さて、私の評価です。

 音が理論的に最も良い(周波数特性やレスポンスなど、ようするに物理特性)のがアダマスです。派手過ぎない低音に弦鳴りの少ない高音。品が良く整った中音域。全帯域についてバランスが最高なのですが、際立った個性に乏しい、いわゆる『華のない美人』。だから、プロミュージシャンなどの録音用には定評が高いのですが、アマチュアには嫌われる。また、腕が悪いと良い音が出せないタイプの製品です。

 ギブソンとマーチンは、物理的には、良い特性では無い(周波数的にフラットではなく、独特の山谷がある)が、個性があります。その個性が、秀でて優れているので魅力的なのです。物理特性よりも、楽器の個性で聴かせてしまう。魅力的な楽しい音がだせる機種なのです。だから、入門用のギターが10本以上も買えるほどの高価格なのに売れているのです。

 なお、弦の長さがかなり異なります。最も長いのが、D−28で648ミリ、次がアダマスの640ミリ、短いのが、ハミングバードの629ミリ(実測)。マーチンとギブゾンとでは、2センチ近くも違います。この差は、サスティンの差になります。同じ弦を張って場合に、長いほど余韻が長くなるのです。

 ちなみに、フレットの幅には、大きな差はありませんでした。最も幅が広いのがハミングバードであり、もっとも狭いのがアダマスですが、その差は1.4ミリしかありません。ほとんど誤差です。

 総合評価としては、じゃじゃ馬なドンシャリとパワフルな音色が魅力のハミングバードに、さわやかで端整な音色であり、あまり上手ではない人が弾いても上手に聞えるのがD−28、そつが無く、上品な音であり、ライブ演奏よりも、録音に向くのがアダマスなのです。

No.14-007 ピックガード補修
2014/02/01


  
 入手したハミングバードのピックガードは、この機種の特徴(一般にピックガードは、音質に悪影響を与えないように、薄い物で出来ていますが、ハミングバードの模様は、溝を彫って色を入れていますので、かなり厚い材料を使っています。そのためか、柔らかい材質です)なのですが、使っているうちに磨り減って模様が消えてしまいます。(左下)

 そこで、純正品ではありませんが、薄い樹脂板に、同じような図柄(サイズも柄も微妙に純正品とは異なっています)が印刷されている製品を入手しました。(右下)

 貼り付けた状態が上の写真です。一回り小さいので、オリジナルの図柄が少し見えていますが、それは、まぁ、洒落ですね。

No.14-006 ハミングバード入手より4日目     2014/01/25

 中古の品物を入手して4日目になりました。

 特に壊れていたわけでは無いものの、所有者ではない、一種のリサイクル業者からの入手です。使われなくなってから、かなりの時間が経過していると思われます。

 1日目は、とりあえずのクリーニングと弦の交換を行い。3日目にワックスと工具を入手。一通りの調整とワックス処理を行いました。

 そして、4日目の今日は、張っていた弦をいったん外し、サドル部分の細部までのクリーニングと、音を確認しながらの、念入りな調整を行いました。

 気のせいもあるのかも知れませんが、音は、かなり良くなり、安定してきていると思います。

 ハミングバードの音は、いわゆる『ドンシャリ』です。それも、マーチンをはるかに超える暴れん坊。しかし、入手したての頃の音は、明らかに『弦鳴り』が異常に強かったのです。弦鳴りは、弦に高調波(倍音)が含まれることにより発生します。適度の弦鳴りは、その楽器の個性ですが、あまり強いとそれは雑音です。

 弦の振動は、サドルに固定されたブリッジ(白い骨状の板)から、胴に伝わり、胴を鳴らします。いわゆる『胴鳴り』です。この振動の伝達に支障があると、弦の振動は胴に伝わり難くなり、弦のエネルギーの一部が反射して弦に戻り、異常な弦鳴りになるのです。

 入手したハミングバードには、『ピエゾタイプの圧電素子』が、ブリッジの下に装着されていました。弦の振動は、ブリッジからピエゾ素子を経て胴に伝わります。異常な弦鳴りは、この部分に原因があると考え、分解しました。ブリッジの下面、ピエゾ素子と接触する部分は、厚みのあるピエゾ素子を入れたことから、オリジナルのブリッジを、その厚み分だけ削って装着したはずです。その部分を見ると、表面が若干ざらざらしていました。そこで、細かなサンドペーパーを使い、ツルツルになるまで研磨しました。加えて、ブリジはもとより、ピエゾ素子や、サドルの溝を、溶剤で拭き、ごみや油分を取り除くました。その後、組み立てなおし、調弦をした結果、『弦鳴り』は、かなり静かになりました。

 残念ながら、新品の、メーカー調整済みのハミングバードの音を実際に聴いたことがありませんので、比較はできませんが、かなり良くなったと思っています d(^-^)ネ!


No.14-005 ギターサポーター(ベルトクリップ)
2014/01/24
   ギターを、立って演奏する場合には、普通はストライプを使います。でも、ストライプは、けっこう面倒と言うか、身体になじまないというか。ともかく、私は好きではありません。

 そこで見つけました。ドイツのメーカー(K&M社製)の、ベルトクリップ・タイオプの『ギターサポーター』です。

 写真の様に、左腰のベルトに差込み、L型の水平部分にギターを乗せて使います。

 実際に装着してみると……。

 私の場合、越しまわりに、充分なお肉が付いているので、写真の様に、垂直に固定できません。ギターを載せると、柔らかい肉に食い込んで、水平部分が前に垂れてしまうのです。

 それでも、なんとか、ギターを載せることはできますが、落ちそうで不安。ストライプとの併用が良い様です( ;^^)ヘ..

*この記事を書いた、1/24現在、体重は89キロでした。よって、上記のような使用感想でしたが、ほぼ半年後の7/2には、77キロまで減量しました。すると、しっかりとホールドできました。前言は訂正です。

No.14-004 ギター用ワックス
2014/01/23
 ギターの塗装された木部用のワックスを、楽器店で探してみましたが、クリーナーや艶出しのシロコーン材は有っても、ワックスは有りませんでした。

 そこで、ネットで探したところ、写真の製品を見つけました。米国製です。

 ようするに油なので、塗ると、しっとりと木部になじみます。

 とりあえず使ってみました。多小のギズは、ほとんど目立たなくなります。ただ、そのまま表面で硬化するのか、触っているうちに取れてしまうのか、今のところ、未知数です。 

No.14-003 Gibsong用ロッドレンチ
2014/01/23
      ギブソン製ギターのネックの反りを調整するためのロッドを回すための専用工具です。

 国産を始め、一般的には、六角の穴が開いているのが普通なので、ロッド工具と言うと、六角レンチが一般的ですが、ギブソンは、普通のナットの形状をしているので、写真のような、ボックスレンチを使います。

 この製品は、日本で普通に売られているJIS規格(メートル法)の製品ではなく、米国規格(インチ法)であり、5/16インチのサイズです。日本製であり、ギブソンの純正工具ではありませんが、形状は純正と同じです。 

No.14-002 Gibsong ハミングバード
2014/01/21
                          

 中古で購入しました。送られてきて驚いたのは、ケースがボロボロだったことでした。中身の楽器には、演奏に影響を与えるようなダメージはありませんでしたが、全体に無数の細かい擦り傷があり、サイドなど、本来の光沢仕上げはどこに行ったのと聴きたくなるほど。ピックガードのハミングバードの絵柄も擦り切れてほとんど見えないほどでした。おそらく、アマチュアのギター愛好家が、大切に使っていたのではなく、ミュージシャンがステージでガンガン使っていたのではないか、また、オプションのピエゾタイプギターマイクが装着されていますので、ロックバンドで使われていたのではと思っています。

 しかも、届いた時には、これも驚くべきことですが、ナイロン弦が張られていました。その状態でネックを調整していたのでしょう、正規の金属弦を張ったところ、弦の張力が強いことから、ネックは順ぞり(弦側に湾曲)になってしまい、12Fでの弦高は、4ミリを超えていました。これでは弾きにくいので、3ミリ以下に調整しなければなりませんが、ギブソンのロッドのネジは、特殊な形状をしていることから、専用の工具が必要であることが判り、急遽発注をしました。

 工具が入荷し、ネックの反りを直してフラットに戻し、調弦をし直したところ、12フレットでの弦の高さは、2.5ミリになりました。これ以上下げるには、ブリッジ削って薄くしなければなりません、今のところ、ネック調整だけで良しとすることにしました。
 米国を代表するギターメーカーの一つ、ギブソン社を代表するアコースティックギターの一つ『ハミングバード』です。2003年製、オプションのマイクが内臓されていました。

 ギブソン社の代表機種は、『J-45』であり、クラッシックギターに似て下部よりも上部のふくらみが小さな形をしています。ところが、マーチンのDシリーズ(ドレッドノート:代表機種が『D−28』)が大人気となりその対抗機種として、上部を大きく角ばらせ、マーチンDシリーズとほぼ同じ形にした(スクエア・ショルダー)の2機種を、上位機種として製品化しました。1960年です。この『ハミングバード』はその片方。『J−45』と同じ材質で形だけ違う仕様です。(同時に製品化されたもう一つの機種『DOVE』は、サイドとバックの材質が異なるだけで形状・大きさは同じです)

 材質は、表板が『D−28』と同じ米松(スプルース)で、サイドとバックは、マホガニーです。

 音質は、マーチンと比較されることが多く、マーチンは『シャーン』、ギブソンは『ジャーン』と良く言われています。その通りで、高音部はマーチンよりもギブソンの方が派手で大きく、中音部は、マーチンが固めでクリアー、ギブソンは重く甘い音、低音部は、似てはいますがギブソンの方が派手目と感じました。

 全体としての印象を女性で例えると、マーチンは品が良くクリアーな清楚な女性、ギブソンは大柄でグラマーな華やかな女性。そんなイメージです。

 また、『D−28』は、個性が優しいので、フォークソング系の弾き語りと、バンドなどでの合奏に向いていて、自己主張の強い『ハミンバード』は、ロック系の弾き語りに向くともいわれています。

 ちなみに、ビートルズでは、『ハミングバード』をジョン・レノンが、『D−28 』をポール・マッカートニー(前回の来日公演の時にもステージで弾いていました)が愛用していたことが有名です。 

No.14-001 マーチンD−28ミニチュア
2014/01/08
 マーチンD−28の5分の1スケール・ミニチュアです。

 米国製であり、1万個限定生産。この製品は、366番の証明書が添付されています。

 材質は、プラスティック製ではなく、セラミックに塗装をした製品です。

 写真では解り難いですが、すでに紹介した、同じようなオベーションの8分の1スケール・ミニチュア(日本の会社がプロジュース)に比べ、細部の仕上げや塗装などが雑ですし、弦もピンと張られてはおらず、たるんでいます。

 ケースの留め金などは、本物を小さくしたものではなく、一般の箱などに使われる市販品の流用であるところなど、割りきりが良いと言うか、大雑把と言うか、いかにも米国製らしい製品です。
 

No.13-020 録音機にミニ・三脚
2013/12/24
 PCMハンディ録音機を固定するのに、写真用の三脚を利用していました(No.13-013)が、大げさなので、最近は専ら、コンパクトカメラ用のミニ・三脚を愛用しています。

 講演会などを聴講する時も、椅子の脇の通路に、それとなく(とはいっても、録音インジケータが赤く点燈しているので、かなり目立ちますが)置いて使っています。

 足の先はゴムなので、振動などにも強いようです。
 

No.13-019 パワードミクサー
2013/10/22
 ミクサーが入荷しました。

 単なるミクサーではなく、120W(4Ω)のパワーアンプを2チャンネル内蔵したパワードミクサーです。

 XLRマイク端子が6チャンネル、その他にライン入力を加え、最大12チャンネルまでコントロールできます。

 面白いのは、付属機能として、グラフィックイコライザーと、デジタルエフェクター(早い話がエコーマシン)に、ボイスキャンセラー(モノラル成分のボーカル音をキャンセルする機能)、サラウンドプロセッサー、ハウリングを止めるフィードバックディレクションまで内蔵している多機能機なのです。

 スピーカーとマイクとギターなどの楽器を接続すれば、音響システムが簡単に構成できてしまう機器です。
 

No.13-018 楽器用ショートブーム型マイクスタンド
2013/10/17
 来週の末、町内会の主催により、おとしよりのための慰安会を実施します。

 昼食を挟んでの雑談と、ビンゴを使ってのプレゼント抽選会がメインですが、それだけではイベントらしくないので、毎回、出し物を用意しています。

 今年は、近くにある、沖縄民謡のサークルに依頼し、4名のメンバーと指導者のプロの先生を加え、三線の演奏会をしてもらうことになりました。

 民謡を歌うので、歌用のマイクは必要かと思っていたのですが、狭い部屋ですし、三線用のマイクは考えていませんでしたが、用意して欲しいとの要望です。司会用も含めると、最低でも5本程度のマイクが必要です。

 マイクは良いとして、困ったのが5本ものマイクをつなげるミクサーと、マイクスタンドです。

 ミクサーは手配中ですが、マイクスタンドを先行して入手しました。

 高さが70センチくらいのスタンドです。演奏者は椅子に座っています。抱える三線の高さに合わせて購入しました。当日は、これを2台と、歌用に手持ちの大型のマイクスタンド(No12-003)に2本のマイクを取り付けて使う予定です。
 

No.13-017 ピック・フォルダー
2013/09/26
 ネットショップで買い物中に、偶然見つけて購入しました。

 ゴム製の部品です。ギターなどのヘッド部分の弦に挟み込んで使います。

 左右に、ピックを差し込むスリットが付いているので、そこにピックを挟んで仮止めするための部品です。左の写真ではピック1個ですが、反対側に、もう1個差し込めます。

 購入価格は、5個入りで348円(アマゾンなので送料込み)でした。

No.13-016 ギターコード・スタンプ
2013/09/25

 ギターは、音階を弾くこともできますが、コード(和音)を押さえて、リズム楽器として弾くこともできます。弾き語りなどはこのスタイルです。

 コードの形は、主要な物はコードブックなどに紹介されていますが、それだけがコードではありません。ようするに、和音を構成する音が出る部分の弦を押さえれば良いので、無限はオーバーですが、組み合わせは多くあります。

 また、弾き語り用の歌本の中には、楽譜が書かれていなくて、歌詞とコードネームだけの本があります。よく使われているコードならば、覚えているので問題はありませんが、珍しいコードの場合は、覚えきれないので、歌詞の脇にコードの形を書いておくと便利です。

 このスタンプは、ギターのTAB譜(コード譜)を書くための自動印です。

No.13-015 ハンディ録音機比較テスト
2013/09/09
              

 所有する2台のハンディ録音機を比較してみました。

 左は、基本が会議録音用ですが、PCM音楽録音もできる製品(三洋電機製)、右は、音楽などのPCMライブ録音用が基本で、一般の会議録音にも使える製品(TASCAM:ティアック製)です。
 テストしたのは、日本民俗学会の例会会場である渋谷の國學院大學の教室です。収容人数が100人程度の小教室です。

 会場にはマイクがありますが、部屋全体に設置された固定式のPAシステムではなく、ポータブルの小型アンプスピーカーが前に1台置かれているだけの簡易なPA環境でした。

 今回は講演会の録音なので、高音質のPCMモードではなく、MP3で録音される長時間録音モードです。三洋は『会議モード』、TASCAMは、風きり音対策に、『ローカットフイルター』のみをオンにし、イコライザーなどの音質を調整する機能は使っていません。

 入力レベルは、三洋は規定値、ティアックはマニュアルで84(最大90)に設定。

 録音結果:
 録音レベルはどちらも同じ程度で、若干入力不足ぎみ。レベルに上げ余地があるTASCAMの方が有利なようですが、レベルを上げると風切り音の危険も増加します。

 音質は、低音部に大きな差がでました。
TASCAMは、自然な低音でしたが、三洋は、かなり強いローカットが設定されているらしく、ローカットをオンにしているTASCAMよりも低音が少ない音でした。ただ、低音が無いことから、人の声の明瞭度としては、三洋の方が優れていました。

 今回は公演録音でしたので、手軽さと、後で原稿起こしなどに使うとしたら、はっきりとした声で録音されている点で、三洋の方に利点がありそうです。ただ、音楽録音の場合には、ステレオ感も含め、TASCAMの方が優位になるのではと思っています。

No.13-014 定番 マーチン社製 D−28
2013/08/21


 ヘッドのロゴ
創業1833年です
  


サウンドホール内部の機種名と製造番号
2006年製であることが判ります
      
 アコースティックギターの定番中の定番、米国マーチン社製のD−28(2006年製造)を入手しました。

 形は、大型のボデーを持つドレッドノートタイプで、いわゆるフォークギターです。フォークギターという名称は、日本独自の名前であり、ヤマハが命名したものですが、その見本になったと言っても良い製品です。D−28の特徴は、大きなボデーが生み出す大きな音量と、なんといっても、『ドン・シャリ』な音です。低音と高音が強調された、良い意味で押し出し感の強い音質です。

 ただ、今回入手したのは、2006年製です。この機種に詳しい人ならば、気がつくと思いますが、フレッドボード(指板)とブリッジの色が、普通のD−28では、真っ黒な『黒黒檀』が使われているはずなのに、この製品は、茶色っぽく、黒い縞がある『縞黒檀』が使われているのです。高価な黒黒檀の入手が難しかった、2004年〜2007年製のD−28は、正式に仕様変更をして縞黒檀を使ったのです。もっとも、価格は変更されていません。

 日本のメーカーなどでは、安い製品でも、『黒檀(エボニー)』として黒い材料を使っている製品があります。それらは、比較的に安い、縞黒檀やもっと安価な黒檀類似の木材を、黒く染めていることが多い様なのです。しかし、マーチンは、染めずに、正直に縞黒檀と発表しています。2008年以降の現在の製品には、本物の黒黒檀が使われています。

 もっとも、私としては、全体の色のバランスから見ると、真っ黒よりは、茶色の方が配色的にも合っていて美しく、実は、気に入っているのです。ついでに、ピックガードも黒ではなく、茶色のベッコウ柄(そんな仕様の年代もありました)の方が似合いそうです。
 マーチン社には、この機種の上位機種としてD−45(ジョーン・バエズや森山良子さんの愛器として有名)がありますが、高すぎて(新品の価格で100万円ほど)手が出るはずもありません。とりあえず、このD−28が、私のメイン機種の一つになると思います。

 使ってみての感想です。これまで私は、オベーション社の製品をメインに使っていました。日本ではあまり人気の無いメーカーですが、大手でもあり、最高級機種のアダマスは、車で言うと、フェラリやポスシェ。違いの分る人が使う製品です。音も独特ですので、良い音ですが、一般的には聴きなれていない音と感じられるかも知れません。アダマスは、誰もが使う機種ではないのです。一方、このD−28は、まさに、だれもが良いと認める音、王者であるベンツのセダンなのです。
(注:日本での現在価格は、D−28が38万円ほどであり、アダマスは65万円程度に設定されていますが、2006年の、ある米国販売店での価格は、D−28が$2,849、アダマスは$2,499で、D−28の方が少し高価でした。そんなことから、中古価格は、現在でも、D−28の方が高いと思われます)

 D−28は、テレビなどでのライブ画面で、しばしば見かけますし、CDなどの録音で使われることが多く、聴きなれた良い音なのです。

 D−28の弦長は約645mmです。オベーションのアダマスは640mm。ほぼ同じですので、同じ弦を張った場合は、テンションは変わらないはずです。しかし、実際に弾いてみると、D−28の方がテンションが低く、弾き易く感じます。おそらく、音量が多いことから、同じ音量を出すために少ない力で済むことから、テンションが低く感じるのではと思っています。

 なんだかんだと、毎年1台は、大手メーカーの中心機種を入手しています。今年はこれで終わりとして、来年は、ギブソンのハンミングバードかDOVEあたりが欲しくなるかも知れませんね。

No.13-013 録音機にリモコン導入
2013/08/07
      録音中に、本体を操作すると、接触ノイズが録音されてしまいます。そこで、リモコンを導入しました。

 購入したのは、ワイヤレスリモコン操作機と、それをワイヤードリモコンに変換するアダプターです。

 今回購入した録音機には、ワイヤレスリモコン機能が付いていないので、その代わりに、ワイアレスリモコンを、専用のケースに入れ、ワイヤーを取り付け、ワイヤードリモコンとして使います。

 これで、本体を触ることなく、操作が可能になり、雑音が録音されることは無くなりました。

 実際の使用時には、右の写真の様に、三脚を使い録音機を固定し、リモコンで操作することになります。

No.13-012 録音用簡易風防
2013/07/05
       新規導入したデジタル録音機は、マイクが露出していることもあるのかと思いますが、風の影響を受け易いことが判りました。

 そこで、専用の風防をと思ったのですが、調べてみると、なんと、5千円もします。この録音機自体が1万5千円と低価格なのに、アクセサリー部品が高すぎるのです。

 そこで、小物を入れる『小袋』があることに気づき、試してみました。

 専用品との比較はしていませんが、そこそこ、風きり音は低減されています。

 しばらく、試用を続けるつもりです。。    

No.13-011 デジタル録音機
2013/07/02
              

 小型のデジタル録音機は、これまでは、会議録音用の機種を使っていました。

 もちろん、会議録音用とはいっても、音楽録音も可能でしたが、細かな設定などが無い簡単録音の製品でしたので、音楽録音をメインにした製品を導入したのです。
 これまで使っていた機種よりも、大幅に性能は上がっているのですが、価格はむしろ下がっていました。電子機器の価格低下は驚くほどです。
(後日談:と、書きましたが、通販で買ったのですが、付けていた価格が間違っていたらしく、私が購入したすぐ後で、40%以上も高い価格に訂正され、現在も、高いままの価格です。このメーカーでは、3ランクの製品があり、これが最上級機種ですが、私が買った値段は、一つ下のランクの機種より下でした。8/8)

 旧機種との違いは、内臓マイクの角度が二種類(X状とY状)選べることと、外部マイク用のファンタム電源まで内蔵するなど、マイク系が充実しています。

 また、基本はステレオの2チャンネルの録音ですが、重ねて録音が出来るので、事実上の4チャンネル録音までできてしまいます。

 もちろん、MP3のミュージックプレーヤとしても使うことが出来ます。 

 また、この機種は、エコーのエフェクターと、弦のチューナー機能を内臓しています。マイク端子に、マイクとギターを繋ぎ、エフェクターを効かせ、録音準備状態にすると、ヘッドフォン端子からは、モニター音が出ています。

 これはまさに、弾き語りの練習機能そのものです。もちろん、録音もできます。

No.13-010
2013/06/27
諸事情により掲載停止します。

No.13-009 ウクレレ専用クリップオンチューナ
2013/05/30

         
 ハワイのウクレレメーカー、カマカ社ブランドのウクレレ専用クリップオンタイプのチューナーです。

 4タイプのウクレレ(ソプラノ・コンサート・テナー・バリトン)と、そのバリエーションに対応している専用のチューナーです。

 バリエーションとは、
 ・Low−Gチューニング
 ・6弦チューニング
 ・8弦チューニング
 です。

 ウクレレは、4弦ですが、マンドリンの様に、1オクターブ異なる弦を、すぐ近くに並べて一緒に弾く奏法があります。

 4弦全てがダブル仕様なのが、8弦ウクレレであり、2つの弦だけがダブル仕様になっているのが、6弦ウクレレです。(私はまだ現物を見たことが無いほど、珍しい製品です)

 この製品、ブランドはハワイのメーカーですし、どこにも日本の影は有りませんが、隣に置いてある、日本のKORG社製のギター用の製品と、表示が異なるだけで、金型はまったく同じ物です。生産国もベトナムで同じ。KORG者が、OEM供給している製品でしょう。     

No.13-008 Low−G・チューニング
2013/05/27

         
 フェンダーのテナー・ウクレレを、Low−Gにチューニングしました。

 バリトン・ウクレレ以外は、4弦から
 ・G=ソ
 ・C=ド
 ・E=ミ
 ・A=ラ
 の音にチューニングします。

 普通の楽器ならば、順番に音程が高く(低く)なるように並んでいますが、ウクレレのスタンダード・チューニングでは、楽譜の上側の様に、4弦が3弦や2弦よりも高くチューニングします。

 そこで、写真の4弦(手前)の様に、ナイロン弦を、低い音にチューニングするための巻線弦に交換し、下の楽譜の様に、1オクターブ低いGの音にチューニングしました。

 1オクターブ下の、同じG(ソ)の音なので、和音を構成する押さえ方(指使い)は同じで良いのですから、演奏は通常とまったく同じです。

 ウクレレ特有の軽やかな音色は、アップストローク(1弦から)でもダウンストローク(4弦から)でも、高い音から鳴り始めるからですが、4弦を低くすることにより、軽快さは抑えられ、重厚な響きになりました。ハワイヤンソングではない一般の楽曲の演奏には、このチューニングの方がよさそうです。

 スタンダード
 Low−G

 マウスでクリックすると音が出ます。
     

No.13-007 ラニカイ(HAWAII)社製 バリトンウクレレ
2013/05/22
           ほとんど偶然に手に入れてしまった、バリトンウクレレです。テナーよりも一回り大型です。

 ハワイのウクレレメーカーである『ラニカイ』社製とは言っても、生産工場は中国です。

 さてこの『バリトンウクレレ』は、そのほかのウクレレのバリエーションのように、大きさの違いではなく、楽器としてもまったく違うものです。

 確かに、ギターよりは小さく、ウクレレのような形ですし、弦は4本です。でも、使われている弦は、クラッシックギターの1〜4弦に似ています。各弦の調性も、ギターの1〜4弦と同じ、DGBE(ウクレレは、GCEA)に合わせます。

 細かい仕様ですが、クラッシックギターは、12フレット目で胴と繋がります。ソプラノ・ウクレレも12フレット接ぎ。ところが、テナー以上のウクレレと、クラッシック以外のギターは、14フレット接ぎ。バリトンウクレレは、弦はクラッシックギターと同じなのですが、12フレットではなく、14フレット接ぎなのです。

 調弦がギターと同じですから、コードを押さえる指使いも、ウクレレとは異なり、ギターに似ています。5・6弦を無視したギターコードの押さえ方で良いのです。これは、ギターが主力の私にとっては、うれしいことです。新たに、指使いを覚えなくても良いのですから。

 実はこれ、No.11-032で紹介した、ミニギターの『音吉』とほぼ同じ大きさです。違いは、弦の数と、弦の材質(音吉は金属弦、バリトンウクレレはナイロンに巻き線)です。

 先日、ギターのメッカ、御茶ノ水の楽器街を歩いて見ましたが、ソプラノとコンサートサイズのウクレレは商品展示されていましたが、テナーとバリトンは見つけられませんでした。それでも、テナー用の弦は在庫されていましたが、バリトンにいたっては、弦すら売られていませんでした。マイナーな製品なのでしょうね。
     

No.13-006 フェンダー(米国)社製 テナー・ウクレレ
2013/05/21
           エレキギターで有名な米国フェンダー社(日本の会社がライセンス生産をしている、低価格の、いわゆる『フェンダージャパン』もありますが、別の会社です)製のテナーサイズのウクレレを購入しました。機種名は『Ukulele Hau’oli』、英語で『Happy』と言う意味のハワイ語のようです。ちなみに、生産工場はインドネシアのようです。

 フェンダーと言うと、独特なヘッドのテレキャスター型エレキギターが有名。このウクレレのヘッドも、テレキャスタータイプの形をしています。

 右側に並べてあるのは、同じく米国のオベーション社製の『ソプラノ・ウクレレ』です。今回購入したのは、『テナー・ウクレレ』です。

 ウクレレは、一般的には、4種類とされています。小さなものから順に、
 『ソプラノ(スタンダードと呼ばれることもあります)』:弦長350mm
 『コンサート』:弦長375mm
 『テナー』:弦長435mm
 『バリトン』:弦長510mm
と呼ばれており、『バリトン』以外は、ナイロン弦(それぞれのサイズの楽器に合わせた専用の太さの弦セットが販売されています)を使い、同じ音に調弦します。『バリトン』は、ギターの1〜4弦とほぼ同じもの(4弦は巻き線)を使い、音もギターと同じです。

 日本では、昔から、『ソプラノ』サイズが普通のウクレレとして売られていたので、それが代表的な大きさと思われていますが、調べて見ると、ハワイでは、男性は『テーナー』、女性も『コンサート』タイプが最も多く使われているとのこと、『ソプラノ』はあまり使われていないようです。小さすぎて弾き難いからでしょうね。

 さて、これで、米国の4大ギターメーカーである『ギブソン』『フェンダー』『マーチン』『オヴェーション』各社の製品が、少なくとも1品はコレクションに加わったことになります。
     

No.13-005 ガン・ケース
2013/03/06


         
 猟銃を持ち運ぶためのガン・ケースを購入しました。

 猟銃は持っていません。実は、下の写真の通り、マーチン社のバックパッカー・ギターがちょうど入る大きさなので、ギターの持ち運び用に購入したのです。

 大昔に見たアメリカギャング映画です。殺し屋が持っていたバイオリンケースの中身は、分解した狙撃銃だった。

 私はその逆、銃ケースを開けると、中身はギターだった。有りですよね。
     

No.13-004 サスペンションフォルダー
2013/03/02
           導入したベイリンガー社製『B-2PRO』は、新品ではなく、中古品の購入でしたので、付属品であるサスペンションフォルダーが欠品していました。そこで、単品を購入しました。

 『B-2PRO』に付属している物は見たことはありませんが、B-1は持っています。この製品、色の違いだけではなく、とても良く似ています。同じ金型の製品ではありませんが、ほぼ、同等品でしょう。

 ちなみに、新品ですが、たったの、1,500円でした。
     

No.13-003 コンデンサマイクのアップグレード
2013/02/26
               

               
 ボーカル用のコンデンサーマイクを、上位機種にアップグレードしました(写真上)。

 ベイリンガー社製『B-2PRO』

 結果として、ベイリンガーの3兄弟が揃ってしまいました(写真下)。

 左が、ローコストの入門機『C-1)』
 中央が、スタンダード機種の『B-1』
 右が、プロ仕様の『B-2PRO』

 『B-2PRO』には、単指向性・双指向性・無指向性の切り替え機能と、アッテネータのオンオフに、ローカットフイルターの3つのスイッチが付いています。

 『B-1』には、ローカット、ノーマル、アッテネータの切り替えスイッチ1個が付いています。

 いずれの機種も、48Vのファンタム電源が必要なスタジオ仕様のマイクなので、このままでは、一般的なカラオケアンプやギターアンプ、録音機などでは使うことはできません。電源内臓のプロ仕様のミキサーか、専用の電源ユニットが必要となります。
  

No.13-002 コンサートサイズウクレレ用ハードケース
2013/02/22
               

               
 米国ルナギター社製のウクレレは、専用のソフトケースが付属していましたが、最低限の内部保護程度の物でした。そこで、オークションで探して、ハードケースを購入しました。

 中国製ですが、造りはしっかりとしています。振込手数料に、送料まで含めた総額で、ほぼ5千円だったので、格安だったと思います。

 もっとも、今のところは、外で演奏することは無いので、持っているだけですけどね。
  

No.13-001 ギター四方山話     2013/01/12

 このところ、練習は熱心にしているのですが、新しく楽器を買ったりはしていないので、あまり記事が無いというのが本音です。しかたがないので、四方山話など。

 いつも、練習のそばに置いて、愛用しているコードブックと。スケールブックです。

 初心者の頃とは違うので、たまにしか見ないのですが、とりあえず、譜面台の脇に置いてあると
安心です。

 スケールブックは、他にはあまり見かけないものですが、コードブックは、それこそ、楽器店や書店に
行くと、数え切れないほど置いてあります。私も、数種類持っていますが、これが、最も使いやすく
必携品になっています。

 どちらも、島村楽器が出版しているものです。

 ご存知、マーチン社製のバックパッカーです。

 小さく、持ち運びには適しているのですが、なんと言っても、胴の容量が少なく、音がいまひとつです。
特に、80/20のブロンズ弦を張ると、安っぽいベンベンと響く低音は、いやらしくも感じてしまいます。

 フォスファー弦を使えば、少しは柔らかくはなるものの、はっきり言って、良い音では有りません。

 そこで、『シルク&スチール弦』にしてみました。ご覧の通り、ブロンズ弦の金色、フォスファー弦の
赤銅色とは明らかに違う、真っ白な弦です。

 今のところ、この弦ならば、なんとか、我慢して使えています。お勧めです。

                 

No.12-019 カスタム・レジェンドボール塗装     2012/11/20

 表板の塗装に続き、ボールバック(ラウンドバック)の塗装に移りました。

 普通のギターは、側面も裏面も板ですが、オベーションは、特殊グラスファイバー製の成型品です。成型したボールに塗装がしてありますが、入手した状態では、中央部の塗装が剥がれていました。そのままでも、音的には問題はありませんが、見栄えが悪い。そこで再塗装することにしました。

 まったく別の色にしてもかまわないのですが、なるべく、オリジナルに合わせることにしました。

 オベーションのボールの色は、私が持っている物(7本所有しています)を見る限り、二種類です。黒とこげ茶です。

 このカスタム・レジェンドは、こげ茶色。ちょっと難しい色です。

 近所のホームセンターでスプレー塗料を探しましたが、濃いこげ茶色はありませんでした。そこで、入手できるもっとも濃い色と、黒の2缶を使うことにしました。

 使ったのは、水溶性の塗料です。まず、こげ茶色を塗り、乾かないうちに黒を軽くスプレーします。色が混じる。その具合を見ながら黒を加減しました。

 二度塗りをしました。

 良く見ると、若干の色違いとムラはありますが、1メートルも離れて見ると、オリジナルの部分と見分けが付かないほど、同じ色に仕上がりました。剥がれも、完全に覆われ、演奏にはまったく支障が無い(入手した時点では、剥がれた部分が、ゴツゴツとして着衣にからみつく状態でした)ようになりました。

 ボール塗装は、無事に完了しました。


No.12-018 カスタム・レジェンド 表板塗装修理
2012/11/15
  

 表面の板に、ボウルから剥がれたときにできた大きな傷(塗装のひび割れでがほとんど、板そのものには、ほぼダメージはありません)があるので、表面をラッカーでコーティングすることにしました。

 左は、マスキングした状態です。

 塗装の食付きをよくするため、#1000番のプラスティック製フイルムやすりを使い、石鹸水を付けて全体を研磨しました。光沢が取れ、オリジナルの塗装面がマット状になっています。

 スプレー缶のラッカーを使い、2度塗りをしました。

 次の工程としては、コンパウンドでの研磨なのですが、適当なコンパウンド材が手元に無いことと、光沢は無くとも、音を出すには問題は無いので、このまま使うことにしました。
 

 おそらく、落下した時の衝撃が原因でしょう。本来ならば、弦の丸いボールが、溝に収まり、固定できるはずのブリッジですが、ボールが木部に食い込んでいました。このままでは、どんどん食い込んでしまいます。そこで、溝にはパテを盛り、金属製の座付きワッシャーを埋め込みました。ボールは、ワッシャーで固定されます。

      

 今回使ったラッカーは、合成樹脂主体の製品ではなく、ニトロセルロースを主成分とした製品を使いました。以前に、合成樹脂(アクリル)主体のラッカー使ったのですが、音が劣化しました。今回使ったこのラッカーでは、音の劣化は感じられませんでした。
  

No.12-017 カスタム・レジェンド
2012/10/30
                     

 入手しました。これが、現物です。

 ヘッドの裏面に刻印されているシリアル番号から、生産されたのは、米国工場で1998年製であることが判りました。

 ロゼッタとフレッドボード、表板の周辺のバインディング部にもインレイ(象嵌)が施されており、本物のアバロン貝の貝殻を使っています。フレッドボードの仕様は、Al Di Meola のシグネイチャー・モデルと同じ、上位機種であるアダマスよりも豪華な装飾です。

 また、現在のカスタム・レジェンドでは、普通の平板の仕様であるブリッジ(弦が固定されている部分)ですが、これもまた、Al Di Meola モデルと同じ仕様(彫刻が施されています)です。

 この製品は、普通のカスタム・レジェンドですが、現行のそれよりも、はるかに凝った仕様になっています。また、アダマスと同じように、録音ミクサー用にキャノン(XLR)出力を持っていますが、電源付きのラインならば、ギターには電池を必要としません。
 プリアンプシステムは、No.12-005のアダマスと同じものが搭載されています。





 さて、音ですが、基本はレジェンドですので、素材が上質というだけならば、音は、すでに持っているレジェンド(No.11-054)と同じ傾向の音質なのだろうと思っていました。

 実は、驚くほど違っていました。デープボール仕様なので、音量が大きく、低音が若干豊かなくらいかなと思っていたのですが……。

 すでに持っていたレジェンド(LX)は、若々しく溌剌とした高音部が特徴的でした。ところが、この製品は違っていたのです。おとなしくバランス良いアダマスと、レジェンドの中間を、少しアダマス側に近づけたような成熟した音です。

 調べたところ、表板の補強(ブレージング)の形状が異なっていました。オベーション社では、LXシリーズ(2004年)発売以降、それまでの独特なブレージングから、アコースティックギターとしては一般的な、X型のブレージング(オベーション社独特のアレンジがされていますが)に変更されています。このカスタム・レジェンドは、それ以前の生産品ですので、この製品のブレージングは、丸い穴を囲むような、井型をしています。音の差は、このブレージングの差ではないかと思っています。
 

No.12-016 Ovation カスタム・レジェンド入手     2012/10/27

 すでに持っていた、オベーション社製のレジェンドの上位機種を、ひょんなことから入手しました(とは言っても、まだ手元には届いていませんが)。

 オベーション社の製品は、最上級機種が『アダマス』ですが、表面の素材(カーボンファイバーの織物と極薄の板とのサンドイッチ構造)が桁外れに高価なことから、通常のギター用材を使い、デザインなどはそのまま継承した、価格もアダマスのほぼ半値の標準機種(プロ用のという意味ですが)が、『エリート』です。

 アダマスもエリートも、独特な形状をしていますので、好みが分かれる(形状からか、音も独特)。そこで、一般的なギターの形をした製品を要求するユーザーが増え、エリートと同格の製品として、『レジェンド』が製品化されました。形状がシンプル(普通のギターと同じにセンターに丸穴があります)なことから、価格は、エリートよりも20%程度安い価格設定です。

 レジェンドには、標準品であるレジェンドのほかに、仕様が異なる上位機種として、カスタム・レジェンドがあります。装飾が凝っている(象嵌も樹脂ではなく、本物のアバロン貝です)だけではなく、表板の材質が標準品に使われている材質よりも上級品が使われています。装着されているプリアンプも標準用とは異なり、上級機種であるアダマスのシステム(No.12-005のアダマスと同じく、スタジオ用の規格であるXLR出力端子を持っています)が搭載されています。そんなことから、価格は40%も高く設定されています。

 現在、オベーションのエリートやレジェンドの標準品は、韓国生産に移行されており、米国の本社工場では、最高級機種のアダマスと、カスタム・レジェンドのみが、生産されています。この仕様のカスタム・レジェンドは、事実上、オベーション社における、エポレットタイプではない機種の最高機種ということになります。(韓国製のレジェンドと米国製のカスタム・レジェンドとは、倍近い価格差があります)

 今回入手した製品は、音としてはまったく問題は無いのですが、外観的にはジェンク相当品です。落下させ、バインディング(表板とバックを接着している部材)が剥がれたのを修理しています。ひび割れもあるようです。前のオーナーは、プロミュージシャンらしく(ユーチューブに、この製品の現物を使って演奏している画像が投稿されています)、擦り傷や打痕が多数あるようです。かなり使い込まれてもいるようです。電気的にも、改造(元電子技術者の私から見ると、無意味な改造)されており、しかも不完全な処理のままであることから、ノイズも時々でるようです。そんなことから、プロユースとしてステージで使うには問題があり、今回の放出となったようです。もっとも、私のように、アンプを使わない、生音での使用には問題がありません。そんなことから、はるかに下位のアマチュア用の機種である、セレブリティの中古や、入門用の最下位機種、アプローズの新品よりも安い価格で入手しました。

 さて、入手後に、徹底的に、修理とリペアする予定です。どの程度まで、復元できるか、楽しみです。


No.12-015 マイクスタンド取り付け型譜面台
2012/09/15
 面白い譜面台を入手しました。ブームアームと同じK&M社(ドイツ)製です。楽器、特にクラッシック以外の軽音楽関係は、米国の会社(米国製とは限らないが)が主流。私の現有するギターも、米国製中心ですが、関連資材は、ドイツの会社が優れた製品を造っており、私が使っているアンプやミクサー、資材類は、ドイツ製がほとんどです。

 この譜面台は、自立タイプではなく、マイクスタンドの、ポールに取り付けるタイプです。これなら、マイクスタンドの他に譜面台を立てる必要がなくなります。

 

No.12-014 ビビリ音対策完了
2012/09/08
             

 さて、ビビリ音対策の開始です。

 一般に、長く使っていると、あちこちの固定が緩みビビリ音が出るようになります。多いのは、ブリッジ周辺と、ピックアップの取り付け部と、ピックガードの固定ネジなどでしょう。

 でも、今回は違いました。それらからは、発生していなかったのです。
 ビビリ音は、Gの音を鳴らした時にだけ発生するので、4弦の開放弦が、5弦の5フレットを押さえた状態でのチェックです。

 結果は、二つ付いている可変抵抗器の、上側、音量用でした。

 抵抗器の、どの部分が振動しているのかは解りませんでした。なにしろ、この抵抗器は、外すことが難しいのです。あるリペア業者のサイトに、この楽器が持ち込まれ修理している詳細が掲載されていましたが、プロのリオペアマンが、外した抵抗器やピックアップなどの電気部品を、修理した後に、本体に取り付けようとして、半日、悪戦苦闘していました。

 非常に難しい取り付けなのです。おそらく、生産時には、特別につくられた工具(ジグ)を使っているのでしょう。それ無しで、手で取り付けようとすると、至難(なにしろ、隙間がほとんど無く、指は入らない)なのです。

 そこで、今回は、取り外しはせず、一度緩めてナットを外し、落ちないように指で押さえ、外部からオイルを少し滲ませ、ゆすってなじませてから、しっかりと締め付けしただけです。

 それでも、なんとか、ビビリ音は止まりました。やれやれです。

No.12-013 ビビリ音発生     2012/08/29

 購入した、ビンテージGibsonのフルアコースティックですが、ビビリ音が発生しました。

 一般に、ギターのビビリ音は、弦の高さが低すぎたり、張力が弱かったりして、フレットと触り、発生することが多いのですが、それとは別種のビビリ音です。

 第4弦の開放(G)の音を出すと、ビビリ音が出るのです。

 4弦だけではなく、5弦の第5フレット(同じくGです)を鳴らしても、ビビる。そのほかの弦でも、ようするに『G』の音で発生します。

 現時点で、発生している場所(振動が伝わり、雑音を発生してる場所)は見つかっていません。ブリッジよりは、下の部分らしいのですが、まだ、判りません。Gの周波数と、偶然に共振する部分が有るのでしょう。

 場所の特定と、共振の防止策、これから、考えなければなりません。


No.12-012 弦楽器のブリッジ
2012/08/16
  

 バイオリン:固定なし            ギター(アダマス):固定               フルアコギター(ギブソン):固定なし
  材質:楓(かえで)              材質:黒檀(こくたん)+象牙(サドル)       材質:ブリッジ・サドル共に紫檀(したん)
                                                       (一般的には、両者共に金属製が主流)


 バイオリンでは、ブリッジは1ピースですが、ギターの場合は、2ピースに分かれているのが一般的です。

 表板に貼られていたり、置かれ、弦の圧力で固定されているのがブリッジ、弦と触れているのがサドルです。

 サドルは、一般的にはプラスティックですが、高級品は象牙や牛骨。Gibsonのフルアコースティックギターの場合は、写真の様に、紫檀(木製)の製品(1960年代くらいまででしょう)と、現在と同じく、金属製の製品(同じ型番でも二種類ある)とがあります。
 弦楽器は、弦の振動で音を出します。

 弦の長さが固定され、変動しない、『ハープ』のような楽器と、弦長は固定だが、押して変化させる、日本の『筝(こと)』のような楽器、固定された弦長ではあるが、押さえる位置を自由に変えて音程を変化させる『バイオリン』や『チェロ』や『三味線』。押さえる位置が、フレットであらかじめ決められている『ギター』や『マンドリン』『ウクレレ』などと、弦楽器にもカテゴリーがあります。

 フレットの無いタイプの弦楽器は、弦の長さが、多少変化しても、演奏するときの位置加減で、正しい音程を出すことができます。しかし、フレットがある楽器は、弦の長さが設計値と異なると、音程が狂います。

 音程を狂わせないために、一般にギターでは、ブリッジは表板に接着して固定されています。しかし、ジャズ用のアコースティックギターやマンドリンの一部などは、なぜか、ブリッジが表板の上に置かれているだけで固定されていません。動かすことができるのです。これによって、位置を前後させることによる、音程の調整ができるのですが、そもそも、正しい位置に固定すれば良いはずです、なぜ、固定されていないのでしょうか?

 疑問です。

No.12-011 米国Gibson社1966年製 フルアコースティックギター
2012/08/15
               

 なんと、46年前に生産されたエレキギターです(シリアル番号『858636』1966年末製造)。しかも、世界トップクラスの高級ギターメーカーである、Gibson社の製品です。

 製品名は『ES-125TDC』。胴の内側にスタンプされています。

 ネット情報では、機種名に含まれる『T』は、『ツーピックアップ仕様(黒い横長のピックアップが2個装着されて、左上にスイッチが付いている)』の意味と説明されていることが多く、そのような製品も見かけますが、ユーチューブに掲載されている、1968年製の演奏ビデオではピックアップは1個の製品ですし、この製品にも『T』が印刷されています。また、記録を調べてみましたが、 『125TDC』の基本仕様はツーピッアップですが、ごく少量ですが、ワンピックアップも生産されたようですので、この製品も、その珍しい仕様の『ES-125TDC』なのでしょう。

 形式は、胴の中が中空であり、バイオリンのように、中央部が膨らんでいる『ラウンドトップ』(クラッシクギターのように、平らな胴の製品は、『フラットトップ』)の、フルアコースティックギターですが、エレキギターと同じく、スチール弦用のピックアップ(マイクではありません)が付いています(すでに所有しているオベーションなどは、アコースティックギターに、ピックアップではなくマイクが仕込まれています)

 Gibson社のフルアコースティックというと、『ES-175』が代表的な製品ですが、この機種は、ロゴをインレイ(象嵌)から印刷に変え、フレットボード上のポジションマークも、シンプルなインレイの仕様になっていますので、コストダウン版と思います。

 No.11-009に、1976年製の、日本の『グレコ』の製品を掲載しています。当時のGibsonをコピーした製品です。10年の差があり、別のシリーズではあるものの、どこか雰囲気が似ています。

 見た目がほとんど変わらないギターに、セミアコと呼ばれる製品(同年代のギブソン社製は、ES-335)がありますが、そちらは中空ではなく、中央部分の表と裏が、木材のブロックで固定されていて、ソリッドギター(いわゆるエレキギター)に近い製品です。

 ネックは、オベーションよりも2ミリほど幅が狭く、厚みは22ミリと激薄(アダマスは25ミリ、レジェンドは24ミリ)、数値的には大差ないように見えますが、握った実感は驚くほど細く感じます。米国人の大きな手で使えるのかと、不思議に思ってしまうほどです。

 アーチトップのボデー(表板は平板ではなく、バイオリンと同じに、厚い板を削り、中央部が盛り上がっています)であり、ブリッジは大きな木製です。高さ調整が可能なので、弦の高さは自由に設定できます。いわゆる、普通のフラットトップのギターとは別次元の製品です。
 現代のギターは、3つのポイントて分類されます。
@アコースティックかソリッドか
A生音専用か電気的信号を使うか
B電気信号を使う場合は、マイクを使っているのか、ピックアップを使っているのか
2の3乗ですから、8通りあることになります。

 まあ、ソリッドギターで生音用は無いでしょうから、特殊なものを除けば、一般的には、下記の4種類でしょう。
T:マイクやピックアップの付いていないアコースティックタイプ(クラッシクギターやフォークギター)
U:マイク付きのアコースティックタイプ
V:ピックアップ付きのアコースティックタイプ
W:ソリッドタイプのピックアップ付き(いわゆるエレキギター)

 特殊な例は、練習用のサイレントクラッシックギターなどです。このタイプは、ソリッドで、ピックアップではなく、マイクが付いています。

 ビンテージと呼ばれる1960年代までの高級機では、原生林で伐採された古木(原生林に自生した天然記念物レベルの木材)が使われていましたが、現在では、国際的な環境保護問題もあり、入手困難なことから、普通の植林材や別の種類の木材で生産されています。

 この製品の材質は、ボデーはメープル、ネックは、現在では入手困難になっている本物のマホガニー、指板とナット・サドルは、ブラジル政府から輸出規制を受けているローズウッド(紫檀の一種)です。おそらく、樹齢数百年クラスの原木から、作られていると思います。

 もし、まったく、当時と同じ材料で復刻版を造るとすると想定すると、同じく米国のマーチン社が、今年限定版で売り出した復刻版の製品が、2〜3百万円で日本で売られていますので、この製品も、かなりの価格になるのでしょう。そんなこともあり、もちろん中古品ですが、程度の良い物だと、現在でも、20〜30万円ほどで取引されているのが、この製品です。

 私が購入した相手(オークションです)は、並行輸入の業者さんのようなので、おそらく、私が、日本での最初のユーザーなのではと思います。

 このタイプのギターの主な用途は、バンドでの使用であり、ピックを使って旋律を弾く。音楽のジャンルはジャズやフュージョンでしょう。

 最後に音ですが、アンプを通さない、生の音では、もちろん、オベーションにはかないません。はっきり言って、実用になる音ではありません。しかし、エレキギターとして、アンプを通した音は、色彩が劇的に変わります。音量は豊かであり、音の切れも良い。さすがは、ギブソンの名器と定評の高いピックアップ、P-90が装着されているだけのことはあります。すばらしいの一言です。ただ、出力レベルは、同じギブソンのレスポール系と比べると低目のです。胴を経由してのハウリングが起こりやすい構造ですので、抑えているのでしょう。

No.12-010 鈴木政吉製作のバイオリン
2012/07/24
              
 50年ほど前に、父が知人の演奏家から中古で購入したバイオリンです。戦前に生産された手工品とのことだったようです。

 内側に貼られているラベルには、『MASAKICHI SUZUKI No.C』と書かれています。鈴木バイオリンの創業者、鈴木政吉氏だと思います。

 知人の話では、ヨーロッパの古楽器を模した製品との事でした。鈴木政吉氏は、大正末期に、クレモナの楽器を模した製品を盛んに製作していたようなので、その頃の製造ではないかと思います。

No.12-009 ギター音の差・酒を例にとれば……その2
2012/07/05
              
 ついでに、他のメーカーの製品も評価してしまいます。

 左の、ギブソン「J−200」のエピフォン・モデルである『EJ−200』は、値段こそ6万円台と低価格な製品ですが、圧倒的な大きさのボデーからくる大音量と、明るい庶民的な音は、お酒で言うと『チュウハイ』でしょうか。

 右は、マーチン社製のフルサイズギターとしては、最も安価な『DXM』です。価格は12万円前後でしょう。ボデーが、大き目のドレッドノートで、こちらも音量は大きいですが、音は派手目ではなく、ほんのりとさわやか系、お酒で表現したら、『生ビール』でしょうかね。

 どちらも、音の傾向は大雑把というか、おおらか。オベーションの、指の微妙な動きを、敏感に表現してくれる繊細さとは、まったく別次元の製品です。逆に言うと、この2本の方が、弾いていて、上手になったような、錯覚を与えてくれます。アマチュア用ですからね。まぁ、だれが弾いても、同じ様な音になってしまうということですが。

No.12-008 Ovation 音の差・酒を例にとれば……
2012/07/04
          
 Ovation社製のギターが集まってしまいました。

 左が、最高級機種の『アダマス』、中央がプロ用標準機種『エリート』の、普通仕様と特殊仕様、右側が、エリートと同等機種ですが、伝統的なスタイルを継承した『レジェンド』です。

 さて、値段の差はともかく(右と中央の機種は、ほぼ同じ価格帯ですが、左はほぼ倍の値段です)、音にも大きな差があります。

 ただ、どちらにしても、普通の楽器店で売られているギターなら、数本〜十本以上も買える値段ですので、悪い音でないことは当然です。しかし、差はあります。

 あくまでも、私の個人的な感想を、お酒を例にして説明してみます。

@アダマス
 高級な、フランスワインの古酒のようおな芳醇な音です。
Aレジェンド
 若々しい溌剌とした音で、例えるならば、カルフォルニアワインのロゼのようです。
Bエリート
 しっかりとした、中域重視の落ち着いた音。うるさくなく大人の音。例えるなら、スコッチウイスキーかも。

No.12-007 クリップオン型チューナー
2012/04/14
      
 かつて、調律用のチューナーは、エレキギターなどのように、ケーブルで信号を取り出すタイプの場合はケーブルを差し込みますが、クラッシックギターなどのような、アコースティックギターの場合は、内蔵のマイクを近づける方法が一般的でした。ところが、最近は、ギターやウクレレなどに、クリップ式で装着して振動とマイクの併用もしくは切り替えで音を取り込む方式が普及するようになりました。

 写真の製品は、小型で軽く、装着したままで演奏してもストレスを感じることなく使えます。

 価格も、2〜3千円程度と安価です。

No.12-006 アコースティックギター用の弦
2012/02/28
            

 ギターの弦の寿命は、どのくらいなのでしょうか。

 新しい弦を張ってみると判るのですが、古くなって外した弦の時とは、音がまったく違います。新しい弦は、倍音を多く含んだ、きらびやかな、澄んだ『シャリーン』とした音なのです。

 さてこの音、どのくらい続くのでしょうか。

 調弦して、しばらくすると、音が低くなっています。弦が伸びているのです。そこで、再調整する。そう、この、伸びている期間(数日から1週間くらい)は、きらびやかな音が続きます。伸びが止まると、高い倍音が少なくなります。この状態を、『弦が死んだ』と表現する人もいますが、私は、考え方だと思います。

 確かに、伸び続けている(生きている)弦の音はきらびやかなのですが、伸びが止まった状態が本来と考えるのも考え方です。きらびやかさが欲しければ、そのような音が売り物の弦を使えば良いのです(高価な弦ですが)

 伸びが止まった後も使い続けれると、『シャリーン』と、倍音を含む音が無くなり、『ポロン』とした音になります。これは、いただけません。弦の種類や品質にもよると思いますが、2ヶ月から最長でも3ヶ月が限度でしょう。

 また、手入れが悪いと、水分や油分で酸化してしまいます。これも、一般的には1ヶ月を過ぎる頃から目立つようになります。

 総合的に考えて、演奏用ならば1ヶ月、練習用で2ヶ月くらいで交換するのが良いと思います。

 数本のギターを使っていると、年間ではかなりの数の弦を消費することになります。私の場合で、年間で軽く30組以上を使います。そこで、格安品を探すのです。

 写真の弦は、ギターメーカー『ヤイリ』が、中国製を輸入して販売しているものです。高級ギターメーカーですから、粗悪品ではないでしょう。なんと、12組を3千円弱で買いました。練習用に、おしげもなく、どんどん交換するためです。

No.12-005『ADAMAS』by Ovation U.S.A.
2012/02/26
            

 今回は、衝動買いではありません。憧れて入手した本物、米国オベーション社の最高級ブランド『アダマス』です。表の板に、特殊な材料を使っていることから生産量が限られ、現在では、年間に200本ほどしか生産されていない、貴重な製品です。(2012年は171本、2013年は81本しか生産されていません。ちなみに、この製品は、シリアル番号から2000年製で、この年には1261本生産されました)

 中古で購入しましたが、目に付くようなキズはまったくと言って有りませんでした。塗装のくすみが有りましたが、コンパウンドで、そっと研磨したところ、光沢を取り戻しました。ネックの裏側は、合わせた板の境目に、 若干のバリのような引っ掛かりが感じられました(時間が経過した製品には、しばしば起こる現象です)が、細かいサンドペーパーで当たりを取り、オレンジオイルで磨き、ツルツルになりました。

 メンテナンスをした結果として、ほとんど、新品同様になりました。音は、さすがとしか、言い様がありません。同じオベーションの下位機種はもちろん、マーチンやギブソンなどと比較しても、次元の異なる音質でした。

 はっきり言って、私には高級過ぎるのですが、これも『縁』なのでしょうか……。いえ、これを『縁』にして、技術と感性を磨かなければならないと、思っています。

  オベーション社には、3つのブランドと、5つの機種があります。

 最高級品が現在でも米国で生産(年間数百本の限定生産)されている『アダマス』ブランド。(真ん中の写真のとおり、ヘッドロゴは『Adamas』です)
 標準品が『オベーション』ブランド(ヘッドのロゴが『Ovation』)で、機種としては、プロシリーズ(数年前までは米国製でしたが、現在では韓国製が中心のようです)の『エリート』『レジェンド』に、一般品である『セレブリティ』(中国製が中心)が含まれます。
 入門者用機種のブランドは、中国製の『アプローズ』です(No.11-049のウクレレが、『Applauss』です)

 プロ用の録音機材としても使われる機種ですので、一般的なフォノジャックの他に、三端子(XLR)の出力端子も付いています。録音機材に直結して使うためです。なを、この端子に電源が内蔵されている場合は、キター本体の電池を必要としません。電池無しで録音や演奏をすることができます。

 このアダマスシリーズの表の板は、一般的な木材ではありません。ギター用に開発された特殊なカーボンファイバーを綾織に織り、接着剤で固めています。そのままの、ザラザラした仕上げの機種もありますが、この機種は、光沢のある塗装で仕上げをしてありますので、ちょっと離れると、一般的な板のギターにも見えます。


No.12-004 Epiphone by GIBSON EJ-200
2012/02/01
                

 計画的衝動買い(●^o^●)で、購入したジャンボザイズのアコースティックギターです。ブランドは『エピフォン』、このブランドは、米国の高級ギターメーカー『ギブソン』のセカンドブランドです。

 ギブソンは、米国製ですが、廉価版ブランドのこの製品は、韓国製です。現在は、独自の製品を主に生産しているブランドですが、かつては、米国製ギブソン・モデルのレプリカを製造していました。よって、ギブソンのブランドも付けています。いわゆる、業界で『Epiphon by GIBSON』と呼ばれている合法コピーなのです。

 この機種も、名器である『J−200』(wikipediaのギブソンのページに写真が載っています)のエピフォン版なので、型番は『EJ−200』となっています。

 もちろん、本物に比べると、はるかに安い価格設定ですので、構造やデザインはそっくり(写真だけなら見分けがつかないほどです)ですが、材料が違うのだろうと思います。

 さて、音ですが、まさしく、アメリカ南部育ちのギブソンの音です。もちろん、本物と比べると、クオリティは落ちるでしょうけれど、「ジャリーン」という音は独特です(マーチンは、上品な「シャリーン」ですし、オベーションは厚みのある別世界の音です)

 ギブソンとオベーション、加えてマーチン。御茶ノ水の、ギター専門店の店員さんが、適切な説明をしてくれました。

 「ギブソンは、多くの倍音を含む、ワイドレンジな音だが、その分だけ音の押し出しは薄い、対極のオベーションは、それらをあまり含まないピュアーな音であり、レンジが狭いだけ、中音部の押し出しが強い。マーチンは、両者の真ん中」とのこと。私の実感とも一致します、納得。

 御茶ノ水の販売店で、米国製ギブソンのオリジナル『J-200』と、現在の、GIBSONの入っていない韓国製『EJ-200』も見てきました。

 本物は、圧倒的に仕上げが良いのは当然ですが、現在売られている『EJ-200』(GIBSONの名称はどこにも入っていません)よりも、今回、私が入手した物の方が、さすがに、GIBSONの名前を入れることが許されている製品だからでしょう、はるかに良い仕上げです。

 本物は40〜50万円。現行品は5〜6万円程度。この『Epiphon by GIBSON』は、その中間の下のほうの価値でしょうかね。

 実用というよりは、コレクション用ですが、時々は弾いてみようと思っています。


No.12-003 録音用コンデンサーマイクとブームアーム導入
2012/01/31
 

 弾き語りの楽器録音用に、ベイリンガーのスタジオ用コンデンサーマイクを導入しました(写真左)

 なお、ボーカル用には、手に持っても使えるハンドマイクの、プロ業界定番『SHURE BETA58A』(写真右上)を導入済みです。

 ブームタイプのマイクスタンドの上部には、ボーカル用のマイクを取り付けますが、楽器用として、下側にもマイクを取り付ける必要があるので、追加のブームアーム(写真右下:ドイツのK&M社製)を導入しました。

 クランプ付き(ブームスタンドのポールにクランプします)の製品です。

 既存のブームタイプのマイクスタンドに、クランプのアームを取り付け、ダブルアームにして使います。


No.12-002 爪の手入れ用品です
2012/01/24

 ギターは、手で弾きます。手ではありますが、クラッシックギターやフラメンコギターでは、手の、指の爪を使って弾きます。しかし、エレキギターなどでは、ピックを使うのが一般的です。

 アコースティックギターも、フォークギターなどでは、ピックガードが付いているので解るように、一般的にはピックを使いますが、指弾きも、細かなニュアンスが出せるので、テクニックとしては、練習しておかなければなりません。

 しかし、プラスチックのピックは、磨り減れば交換すればよいのですが、人間の爪は、1日に0.1ミリしか伸びません。割れたら、それでおしまい。伸びるまで待たなければなりません。

 そこで、なんとか、爪を良い状態で保持したと思うのが人情です。

 買ってきました。マニュキュアで痛んだ爪をケアーするためのトリートメントと、爪を整形するためのやすりです。

 どちらも、ダイソーで買いました。消費税込みで、一つが105円。ただ、レジのお姉さんに、ちょっと、笑われました (ノヘ;)


No.12-001 オークションで注意すること     2012/01/03

 所有するギターやグッズの大半が、ネットオークションの私ですが、この半年以上、主に楽器関係をウオッチし続けていて、気がついたことがあるので、書いて見ます。

 ネットオークションに出品する人には、大きく、三つのタイプがあります。

 一つは、一般の方が、不要になった物をオークションで処分しようとするタイプ、もちろん、中古です。次は、リサイクルショップなどが、買い取った商品をオークションに掛けて販売しようとしているタイプです。中古が多いですが、新品に近いデッドストック物などもあります。三番目は、専門の販売業者が、出品するタイプです。中古だけではなく、新品も多く含まれます。

 いわゆる、掘り出し物は、一般出品者タイプに多い(出品者が、価値を解っていない場合)ですが、まったくの駄物もあるので、要注意です。次にリサイクショップですが、取引などは、さすがに業者なので、スムーズに行えますし、極端な駄物をつかまされることは、まずありませんが、当然ながら、値段の相場を調べているのでしょう、価格はリーズナブルな場合が多く、掘り出し物は少ないと思います。

 さて、危険なのが、三番目の専門業者です。雑貨物などでは、そもそもが、中国製などのコピー商品やあやしい製品であり、さも、価値があるように画面を作り、格安を売り物にしていますが、これが引っ掛けなのです。実際の経費よりも数倍の送料を取るような、悪徳業者があります。落札価格は、確かに安いのですが、120円で送れる物を、落札後に、2千円の送料を要求してきたりします。そもそもの商品が数百円くらいの物が多く、あきらかに、送料で利益を出す作戦ですね。一種の詐欺商法ですから、要注意です。

 さて、ギターの場合ですが、米国に品物があり、米国から直接、あるいは、日本に連絡オフィスがあり、国内で取引できますが、商品は米国から送られてくるタイプの業者が要注意です。数社あります。

 価格は、そこそこリーズナブルであっても、送料や経費、国内での物品税など、1万円以上から数万円も、落札価格から、実際は高くなることがあったり、送料その他は、安く表示されていて、落札価格とほぼ同じ金額で取引はできるのですが、そもそもの価格が妖しいのです。

 ある業者など、米国の通販サイトで、新品が500ドル(4万円程度)で売られている製品が、新品同様ではあるようですが、中古品の出品に対し、最低落札価格が、8万円に設定されていたのを見たことがあります。実に上手に紹介のページが出来ていて、いかにも高級品に見えるのです(しかも、実は日本メーカーの輸出用商品でした)。

 日本のネットーオークションに出品する海外の業者は、信用しない方が良いです。

 さて、日本の専門業者の場合。これは、まず、値段が高い。特に輸入品の場合、現在の超円高を考慮していない。昔の、円が安かった頃、日本円で高かった価格が頭にあるのでしょう、かなりくたびれた中古品なのに、並行輸入の新品よりも高いなんてことが、普通にあります(個人出品でもありますが)。

 さて、商品を見る目があるのならば、一般出品者の物を選ぶのが最も良いと思います。あまり、目利きに自信がなければ、リサイクルショップ物を丹念に吟味して応札するのが良いと思います。


No.11-056 レジェンドにピックガードを取付けました
2011/12/22

 エレキギターは、もちろんのこととして、アコースティックギターでも、米国製のフォークギターを代表するマーチンなどは、ピックで弾くことが基本なので、ピックガードが付いています。ところが、オベーションにはそれが付いていません。

 本来ギターは、クラッシックギターやフラメンコギターがそうであるように、指で弾く楽器です。しかし、それでは、音量が確保できないので、アコースティックギターでも、ピックを使うようになったと思われます。

 オベーションは、そんなアコースティックギターの欠点を、世界で最初にマイクと、緻密なプリアンプを内臓することにより解決したメーカーです(マーチン社の製品にも、マイクを内臓した製品はありますが、単純なマイクが付いているだけです)。アンプを使うことが前提なのでしょう、ピック弾きではなく、指弾きが基本なので、ピックガードは付いていません。

 入手した時、おそらく、前のオーナーは、ピックで弾いていたのでしょう、細かいピックの傷で、まるで、雲のように、白く曇っていました。特殊なコンパウンドで磨くことにより、雲はすっかりと晴れ、大きな傷以外は目立たなくなりましたが、傷は消えません(左上の写真)。また、私も、指弾きには、エリートを使うつもりであることから、レジェントはピック弾き専用に使いたいと考えたことと、これ以上の傷を付けたくな気持ちに加え、傷を気にせず思い切りピックを使いたいことから、ピックガードを付けることにしました。

 右上の写真が、その素材です。これを、カットしたのが、左下の写真になります。傷の上に、このプラスティックシートを、両面テープで貼り付け、完成です。

 これで、傷を心配することなしに、ピックを使い、ガンガン、弾くことが出来るようになりました。  


No.11-055 Ovation 音の比較
2011/12/18
        

 メーカーのランクとしては、ほぼ同格の『エリート(左の2本)』と『レジェンド(右)』です。

 エリートの方が、サウンドホールが複雑な組木細工で作られていて、材料費も加工費もかかっているからでしょう、10%弱ほど高い価格設定になっていますが、そのほかの部品などは、同じグレードの仕様です。

 音以外の差は、サウンドホールの形状の他に、ネックの処理が異なっています。エリートは、白木にオイルを染み込ませた『オイルフィニッシュ』ですが、レジェンドは、光沢のある『塗装』の処理になっています。どちらが良いかは好みですが、触って気持ちが良いのはオイルフィニッシュです。ただ、手の汗や油には、塗装の方が、メンテナンスが楽です。

 さて、肝心の音ですが、半日ほど音を出してみて気がついたのは、丸い大きなホールのレジェンドは、中音域の3弦を中心に、4・5弦の音量が高く、高音の1弦が静かなのに対して、マルチホールのエリートは、1弦の音量が高く、2・6弦もレジェンドよりは大きい(デープボールの影響もあります)。その代わり、3・4・5弦が控えめな音です。

 アンプを通さない、生音の差です。アンプを通しての音の差は確認していませんので、少し違うかも知れません。

 オベーションのアコースティックギターには、ピックガードが付いていません。エレキギターには付いているので、意図的に付けていないと思われます。また、エポレットの付いているエリートでは、厚みがある木材を、表板の上に貼り付けているので、ピックが引っかかる恐れがあり危険です。そもそもが、マイクとプリアンプを内臓した『エレアコ仕様』ですので、指弾きが原則なのではと思っています。

 そしてこの二者。指で弾いた場合は、エリートの方が、圧倒的に良い音です。ただし、ピックを使うと、レジェンドの方が、生き生きとしてきます。エリートのピック弾きは、ちょっと騒がしい。

 私としては、レジェンドには、ピックガード(発注しました)を貼り付け、ピック弾き専用に使おうと考えています。  


No.11-054 Ovation レジェンドLX
2011/12/18
  

 右の写真は、本物ではなく、フィギュアーですが、今回入手した製品とまったく同じ物です。

 まったくの衝動買いですが(ようするに、格安だった)、オベーションをもう1本入手しました。

 オベーションの特徴は、エポレットと呼ばれている、葉っぱの形をした、マルチホールですが、デザインが強烈なことと、独特な音の響きが、好まれる場合と、敬遠される場合があります。そこで、一般的な、丸いセンターホールの製品も作られています。

 この製品は、エリートと同格の(エリートの方が、複雑な加工のエポレットが付いているからか、10%ほど価格は高く設定されています。米国製)、プロシリーズの一つである、『レジェンド』です。2004年製です。

 しかも、古い仕様ではなく、現在もカタログに載っている現行機種の『1777LX−USA』。標準価格は287,700円です。

 これまで持っていた2本のエリートは、後ろ側が大きなデープボウルでしたが、この製品は、肩にかけて演奏するような場合にも取り回しが良い、薄めのミッドディプスボウル(デープ・ミッドデイプス・スーパーシャロウと、最新型の、人体の形状に合わせて斜めにカットされたコンターの四種類がある)です。

 また、現代の製品ですので、アンプには、調弦用のオンボード・チューナーが内蔵されています。電池さえ入れておけば、いつでもどこでも、正しいチューニングができるのはとても便利です。外出時などにチューナーを持ってゆくのは、荷物になり邪魔ですからね。 


No.11-053 バイオリン用顎当て
2011/12/17
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 所有する、練習用のサイレントバイオリンですが、顎当てが壊れて、長い間、使えませんでしたが、800円ほどで購入することができました。

 かなり長期にわたり、在庫されていた商品のようですが、無事に取り付けができました。まぁ、ちょっと大き目ですが、良いでしょう。

 これで、練習が開始できます。


No.11-052 Ovation Adamas(フィギャー)
2011/12/14

   

 No.11-033 で紹介したギター・フィギャーと同じメーカーと思われる製品が、書店で売られていました。

 しかも、前回のシリーズには含まれていなかった、最高機種のアマダスVです。

 前回の製品は、1個499円売りでしたので、ギターとスタンドだけでしたが、こちらは、1,700円ちょっとと高いので、ギターケースと、ストラップも付いています。

 さて、この機種。現時点でも、輸入すると70万円を超える製品です。まさに、憧れの一品です。

 毎日眺めながら、『欲しい』と念じていたら、きっと、いつかは、手に入るのではと、思っています。

 

No.11-051 ジェフ・ベックのギター
2011/12/04



 ロングネックのオベーションですが、もしかしたら、とんでもないもののようです。前のオーナーからは、海外からのアーチストが、持ち込み、帰国する時に手放した物とのことでした。ただ、アーチストが誰なのかは解らないようでした。

 インターネットで検索し、オベーションの主要なオーナーのリストを見つけました。そこで、私が所有している『DS768-4』を調べると、ずらりと並んだリストに、シリアルナンバーが表示されています。

 見つけたのです。私の持っている製品と同じ番号を。上から二番目です、そう、ロックギターリストの『ジェフ・ベック』(英国の歴史的なバンド『ヤード・バーズ』のギタリスト。エリック・クラプトンが脱退した後に入ったメンバー。自らのバンドを結成し、欧米だけではなく、日本にも何度も来日し、ツアー公演をしています)です。ちなみに、名前の後ろの『6.24』は、彼の誕生日です。

 もしかしたら、ジェ・フベックが使っていた現物かも知れません。確率は高いと思っています。

 

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No.11-050 楽器雑感 音程     2011/11/17

 音楽の専門家でもなく、楽器の製作者でもない、まったくの愛好者ですが、各種の楽器、特に弦楽器を、長年扱ってきて、感じたことがあります。

 いわゆる、良い楽器とは、『音程が安定している楽器』ではないかと思います。

 例えば、ギターなど、数万円から製品はありますが、大手老舗メーカーの標準品クラス(販売価格で30万円程度)以上の製品における音程安定度は、普及価格の製品とは、別次元であると感じるほど、優れています。

 当たり前といえば当たり前です。演奏中に、音程が狂ったのでは、良い演奏などできません。数十年も、ギターを見てきましたが、調弦をするペグ(糸巻き)の部分に、飛躍的な品質の改良が見受けられます。楽器として、日々、進化しているのです。

 ところが、古典的な楽器の中には、音程が不安定な楽器があります。日本の『三味線』などは、その典型です。演奏をしているのを見ていると、1曲終わるたびに調弦していますし、はなはだしい場合は、曲の途中でも調整しています。棹の穴に、糸巻きの棒が差し込まれているだけの、単純な構造が原因です。なぜ、もっとしっかりとした糸巻きに改良しないのでしょうか。

 同じような、日本の古典的な楽器である、『筝(琴)』などは、調弦の部分だけではなく、形全体も改良され続けています。舞台演奏用の筝などは、立ったままで演奏でき、しかも、反響版が付いている製品を見ることがあります。筝の場合は、大天才の『宮城道夫』氏が、多くの改良された筝を発表しています。氏の存在が大きいのでしょう。

 おそらく、三味線の場合は、伝統を重んじる『旧勢力』を黙らせるだけの、改良思考を持った大物が出現していないということなのでしょうね。

 まあ、うがった見方ですが、演奏中でも、音程の狂いに気が付き、即座に調整できるくらいの腕前を見せ付けるのが目的で、あえて、改良しないのかも知れませんが。


No.11-049 Ovation 『アプローズ』 ウクレレ(UA20)
2011/11/15

 現在の常用ギターは、オベーションのエリート2本です。

 以前に買った、弟分のセレブレイトは、弦をナイロンに替え、エレガットに仕様を変更してたまに使っています。

 今回入手したのは、オベーションのスタイルそのまま(もちろん、オベーション社製です)のウクレレです。ブランドは、オベーション社の入門機種用のブランド『アプローズ』です。このブランドでは、ギターの他にウクレレも製品化しているのです。このウクレレのサイズは、ソプラノです。

 ノンカッタウエイ(右肩の部分が凹んでいないタイプ)タイプアダマスのデザインを引き継いでいます。塗装も、典型的なアマダスの色使いなので、機種名は『アプローズ・アマダスタイプ』です。ただし中国製です。まあ、最近は、エリートまで中国製のようですから、しかたがありませんね。

 オベーションの特徴である、樹脂製のバックボールも、見事に同じです。

 ちなみに、マイクは内臓しておらず、エレウクレレではありません。


No.11-048 カポタスト
2011/11/04

 ギターの音程全体を変化させるために使うのが、カポタストです。

 多くのメーカーから、多数の製品が作られていますが、ようするに、手で全ての弦を押さえるのと同じことを、機械的にする道具です。

 普通は、特定の曲を演奏するときなどに使う。テンポラリーな使い方をするのが普通です。

 ところが、2フレットに、カポを付けるのが、普通の使い方である、特殊なギターを使っている私には、常用品になっていました。

 それはそれ、どうということは無いのですが、気が付いたことがあります。おそらく、そんなことは、ギター弾きならば当たりまえと、笑われることかも知れない、些細なことですが、私には、発見だったのです。

 ご覧のように、弦に当たる部分は、硬質の発砲ゴムで出来ています。この部分で弦を押さえるのですが、長時間使っていると、弦に当たっていない部分が、フレットにまで当たるようになり(弦に当たっている部分が縮んでしまい、当たっていない部分がフレットに当たるようになる)、ビビリ音が発生するようになります。黒いゴムの部分に、弦の筋が入ってしまうのです。

 長時間の練習や演奏には、何個かのカポを用意して、取り替える必要がありそうです。


No.11-047 二本のオベーション-エリート
2011/11/04

 現用している、二本のオベーション社製プロシリーズの『エリート』です。

 左側は、普通のギターですが、右側は特殊な仕様のギターで、メーカーでは、バリトンギターと名称を付けています。生産された年は、右の方が1年古いのですが、米国での販売価格は同じでした。

 表板の塗装の違いと、指板の材質の違い(左は紫檀、右は黒檀)や、フレットのマークの方向の違いは別として、まず目に付く大きな違いは、ネックの長さです。同時に、ボディに貼り付けてある、茶色のブリッジ位置も異なっています。

 普通は、ネック上部の白いナットと呼ばれる部分から、ボディの中ほどにある弦を固定するブリッジ上の白いサドルまでは、649ミリですが、右の仕様では、722ミリと長いのです。また、どちらも、14フレット目で、ボディとつながっている『14フレットジョイント』仕様です。

 弦の長さが違っても、同じ音程に調律して使う場合があります。小型のギターなどが、その典型です。フレットの間隔が異なるだけで、同じように演奏できます。しかし、この特殊仕様は、調律も特別なのです。長い分だけ、低い音程で調律するようになっています。

 写真では、2フレット目にカポタスト(銀色の棒の様な物)を取り付けています。こうすると、カポからサドルまでは、レギジュラーな649ミリになります。つまり、普通のギターと同じになります(そのように調律する)。14フレットから2フレトを引くのですから、12フレットジョイントギター(クラッシックギターがそれです)と同じになります。

 さて、14フレットと12フレットのジョイントでは、何が違うのか。

 ブリッジの位置が、14フレットに比べて、12フレットでは、ボディの、より下側の太い部分に取り付けられることになります。このため、低音が豊かになります(逆に、上にある14フレットタイプでは、高音がきらびやかになります)。

 大まかな言い方をすると、14フレットタイプは独奏に向き、12フレットタイプは、伴奏に向いているようです。


No.11-046 木製楽器メンテナンス三兄弟
2011/10/27

 私が、木製楽器(主にギターですけど)の、メンテナンスに使っているケミカル製品の3種です。

 右の製品は、主に、塗装面の汚れ落としとポリッシュ用のワックスです。ちなみに、マーチンの純正品です。

 中央は、レモンの油です。木部に含まれる油分を補給する目的で使います。表面に、薄く塗布することにより、潤いを与えるので、塗装していない、白木の部分(ネックなど)に使います。日本製のエレキギターメーカである、フェルナンデス社の製品です。

 左は、フレットボード(指板)と、弦のメンテナンス用のスプレーです。指の運びを滑らかにすることと、弦の錆の防止用です。使い終わった時に、軽くスプレーし、布でふき取ってから、保管場所である、書斎の隅の、ギタースタンドに収納しています。この製品は、島村楽器製です。

 ちなみに、使っている布は、右のポリッシュ用のみ、楽器店で売っているギタークロスを使っていますが、中央と左の製品用には、ホームセンターの業務用品売り場で買っている、『作業用ウエス』を、適当な大きさに切って使っています。材質が綿であること、洗いざらされていることに加え、安いからです。

 また、今の季節、空気が乾燥しているので、ギターを置いている書斎は、加湿器を使い、50%から60%程度の湿度を保つようにしています。高い湿度にも、低い湿度にも弱い楽器ですので、気を使いますね。

  

No.11-045 配信カラオケとロングネックギター
2011/10/04

 

 うろ覚えの曲を、練習するのに、カラオケサイトを便利に使っています。

 そんな中で、気がついたことがあります。

 楽譜に記載されているキー(コード)と、配信されているカラオケのキーが合わないことが、珍しくないほどあります。

 もちろん、楽譜は、プロの歌手が歌っているキーと同じことが多く、素人では、特に高い声が出にくいことから、カラオケが低めなことは、理解できますし、経験的にもそう思っていました。

 そんな、調整したキーの多くが、半音二つ分、キーコントローラーで、低いほうに2段階分、あらかじめ下げてある曲が多いのです。

 この2段階とは、ギターでいうと、2フレット分に相当します。つまり、先に入手した、オベーションの特殊ギター(ロングネック仕様)のキーと同じということです。

 まさに、このオベーション Elite DS168 は、カラオケ用のギターだったのです(●^o^●)

  

No.11-044 リズムマシーン
BOSS DR−670
2011/09/20


 

 多くのリズムパターンを収容して、音を出してくれるリズムマシーンです。
 
 もちろん、自分でパターンを作り、記憶させて演奏することもできます。

 かつては、かなり高価な機械でしたが、マイクロコンピュータの低価格化の恩恵を受け、かなり安くなってきています。この製品も、販売されていた頃(2〜3年前の製品)は、実売で4万円弱くらいだったと思います。

 もっとも私は、インターネットオークションで購入し、送料込みで4千円ほどでした(●^o^●)

 用途としては、ギター演奏時のドラム換わりや、練習時のメトロノーム換わりとして。また、一定のリズムが流れるので、精神統一やリラックスにも役立つと思っています。

  

No.11-043 便利ウエッブサイトの紹介
その2:うたウガ・歌えるカラオケ
2011/09/18


 

  本来は、パソコンでカラオケをするための、無料サイトなのですが、私は、うろ覚えの曲を確認するために使っています。

  http://utauga.jp/karaoke/

  無料で、多くの曲を確認できるので、おおいに役立つサイトなのですが、ちょっと残念なのは、仕方がないのかもしれませんが、若い方用の曲が中心であり、ちょっと古くてマイナーな(フォークソングなど)曲が、収録されていないことです。

  

No.11-042 便利ウエッブサイトの紹介
その1:ギターコード スコアメーカー
2011/09/17


 

  キターコードは、コードブックを見れば解るのですが、例えば、一つの曲の中に出てくるコードの、一覧表がタブ譜の図形で欲しいときなどに便利なサイトです。

  http://www.shoshinsha.com/guitar/guitercord/cordselector.html

  右側のコードリストから、目的のコードをクリックすると、左側にポジションの図形が表示されます。

  表示された図形は、印刷をすることもできます。

 

  

No.11-041 マーチン社製
バックパッカーの弦高を調整
2011/09/15

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  No.11-034のマーチン社製のバックパッカーは、普通の大きなギターを制作するときに出た廃材を利用し生産された製品です。

  安い製品ですが、材料は高級品と同じ。しかも、全てが合板ではなく、単板で出来ています。しかし、特殊な細い形なので、ロッド(棹)の反りを調整する仕組がありません。

  入手した製品も、古いものなので、ロッドが順方向に反っており、12フレットでの、6弦の高さは、ほぼ限界の5ミリ強まで、開いてしまっていました。

  調節は不可能なので、サドルを加工して、弦を低くすることにしました。

  サドル自身を削って低くしましたが、それでも足りません。そこで、弦の通る部分に溝を掘りました。

  現時点では、なんとか、標準状態の3ミリを、少し超える程度まで、修正できました。おかげで、見違えるほど、弾きやすくなりました(#^.^#)

  

No.11-040 ギター用コードブック
2011/09/12

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  何十年かぶりに、コードブックを買いました。

  特に、必要を感じたわけではありませんが、コンパクトで見やすそうだったので買ったのです。内容は、古いものと、当然ながら同じと思っていました。

  驚きました。かなり違うのです。

  コートとは、和音のこと。一般には、三つの音から構成されています。音階は、12個で1オクターブ。一般にギターは、胴から出ている部分が14フレットあり、6本の弦ですから、84の音が出せます。   そのうちの、3個を選ぶことになるので、組み合わせは、膨大な種類になることは、頭では解っていましたが……。

  古いコードブックよりも、新しい物の方が、より、抑えやすいパターンが増えています。コードブックも、進化するのだと、改めて認識し、驚きました。

  

No.11-039 ウクレレ修復その2
2011/09/11

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  ナットと、サドルを、楽器用の硬質プラスチック製に交換しました。

  残念ながら、ウクレレ用が入手できなかったので、ギター用を購入し、小さく加工しました。

  中低音は、明らかにクリアになりました。ただし、高音がよろしくない。普通は、ウクレレ独特の、きらびやかな倍音が含まれるのに、それが無いのです。

  おそらく、胴が、高音に対して、まったく振動していないのでしょう。

  修理はしましたが、楽器としては、まったく、使い物にはなりませんでした。しかし、楽器の構造や音の要素など、色々と勉強になりました。まあ、それだけで、良かったと思っています(^ω^)

  

No.11-038 古いコロンビア社製のウクレレを
修復しました
2011/09/09

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  納戸から出てきた、中学生時代に買ったコロンビア社製のウクレレです。ペグが時代遅れなどから、現代の製品に交換し、塗装なども一部修理し、新しい弦を張ってみました。

  音を出して驚きました。あまりのひどさに。

  手元には、米国のギターメーカーが、中国で生産してる製品と、最近、力をいれている、ベトナムのメーカーの製品があります。米国メーカー製は、さすがに、安定した音で問題はありません。ベトナム製も、そこそこ、美しい音をだしています。ところが、大昔の、日本製の楽器はあきれました。

  低音部はまだしも、高い音になると、まったく、胴で反響をしていません。単に弦が鳴っているだけ。おそらく、楽器がなんなのかを、知らない設計者が、形だけをコピーして作っているのでしょう。楽器としての、ノウハウは、ここには無い。

  今の人に、こんなことを言っても、信じてもらえないかもしれませんが、かつての日本製品は、現在の中国製品とくらべても、負ける位な、お粗末な粗悪品が多かったのです。

  まあ、逆に言うと、よくもまあ、これまでになったと、支えた、団塊の世代を褒めたいと思います。

PS:この製品をよく見ると、普通のウクレレ(ギターも)では、弦の上下、ナットとブリッジ上のサドルは、高級品は象牙、普通の製品は白いプラスッチックの別パーツが使われているのに、ナットは指板と一体、サドルはブリッジと同じ材質で接着されています。

  弦の長さを確定するという意味では、同じようなものですが、しかし、普通の楽器は、全てが別ピースです。おそらく、別ピースになっていることと、その材質には意味がある(楽器としてのノウハウ)のではと思います。そこで、今度は、これらの部品を、手作りして、取り付けて見ようと思っています。音質が改善されるのかどうか。楽しみです。

  

No.11-037 オベーションを
エレガット仕様にしました
2011/09/08

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    No.11-028の終わりに書いたように、プロマーチンを試作見本にして、ナイロン弦を張りました。なかなか良かったので、それならと、本格的に使える製品をエレガットすることにしました。最初に購入したオベーションは、その後、米国製のエリートを購入したことから、使わなくなり、納戸に収蔵された状態でした。そこで、その、セレブリティを使うことにしたのです。

  基本的には、弦を、金属からナイロンに替えるだけですが、一つ、注意が必要です。ペグが付いているヘッドの部分には、ナットと呼ばれる弦をガイドし、かつ、開放弦での弦の長さを決める部品(一般に白色)があります。この部品には溝があり、弦の位置を決めています。溝の中に弦が通っているのですが、金属弦に比べ、ナイロン弦は太いことから、単純に交換したのでは、ナイロン弦は溝には入らず、溝の二つのエッジに乗っている状態になります。このまま、弦を巻いてゆくと、ナイロン弦にナイフエッジが立った状態となり、最悪の場合は、弦は切れてしまいます。そこで、弦が、溝に入るように、少し、広げる作業が必要です。

  さて、改造後の音出しです。そのままの、生音の状態では、もともと、薄いボールの仕様なので、低音部は弱く、高音部も、ナイロン弦らしいおとなしい音です。はっきり言って、自分で楽しむには問題ないとしても、聴衆に聴かせるには、音量不足です。しかし、アンプをつなぐと、豹変します。金属弦とは、含まれる倍音の成分が異なるのでしょう、金属弦よりも、はるかに豊かな低音になります。高音部も、バランス良く響き、とても良い音となりました。

  その音は、金属弦のアコースティックギターの音ともエレキギターの音とも、まったく違った雰囲気をもったサウンドです。これは、なかなかに良いと感じました。今回の改造は大成功でした。

  

No.11-036 アコギ用カポタスト
2011/09/04

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    普通のギターよりも、2フレット長い(1音低い)、特殊なギターを入手しました。普通の譜面のままで演奏すると、カラオケで、目盛を2つ下げたのと同じになります。

  若くはなく、高音が苦しい私としては、1音下がっているのは、大歓迎なのですが、なかには、もともとが低い(女性の曲など)物もある。そこで、高さを調整する便利な道具が、ギターには有るので使うことにしました。

 一口にギターと言っても、クラッシクギターと、いわゆるフォークギター(アコスティックギター)と、エレキギターとでは、構造も仕組みもまるで違います。似ていても違うので、カポタストも、種類によって別のものが用意されています。

  写真の製品は、アコースティックギター用です。

  これを、2フレット目に装着すると、普通のギターになり、外すと、1音低い特殊なギターになります。もちろん、3フレット以上に装着することにより、変調ができる(そのための製品です)ことになります。

  さあこれで、演奏の幅が、飛躍的に広くなりました(^ω^)

  

No.11-035 Ovation ロングネック仕様エリート
2011/08/30

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 すでに所有していた、米国オベーションと、ほぼ同年代(1995年製造です)に造られた同じシリーズ機種『エリート』の別モデルです。後ろが、これまで持っていた機種です。ほぼ同じ価格帯とは思いますが、ご覧の様に、古い機種の指板は、赤黒いローズウッドですが、新しい機種は、真っ黒な黒檀ですので、新しく入手した製品の方が、少し高級品かも知れません。

  同じシリーズ(グレード)ではありますが、ちょっと変わった機種なのです。写真をご覧ください。前後の遠近感で、新しい機種が大きく見えているわけではありません。実際に、ネックが長いのです。

  通常のギターでは、振動する弦の長さは、648mmです。ところが、この機種は、722mmあります。7センチ以上長いのです。

 一般に、700mmスケールの『バリトンギター』は、専用の太い弦を使い、1オクターブ低く調弦する仕様になっていますが、調べたところ、この機種は違うようです。

  逆に、ネックが短いミニギターの場合は、テンションを弱めて、普通のギターと同じ音程に調弦しますが、この機種は、同じテンションで調弦します。つまり、長い分だけ、低い音(1音分。ピアノの白い鍵盤1個分)に調弦する仕様なのです。まあ、早い話が、カラオケで、キーコンを、2段階下げた状態になります。

  1音の差は大きいです。歌の伴奏に使ってみると、抜群に歌いやすくなります。普通のギターとは、調性が違っているので、合奏用には使いにくいですが、独奏用ならよさそうです。

  PS:この機種は、かなり特殊であるようです。そもそも、現在は生産されていない仕様であることと、内側に貼られているラベルに記載されている機種名が、普通は印刷なのですが、これは、手書きですので、驚きました。

  

No.11-034 マーチン・バックパッカー
2011/08/26

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  右側が『バックパッカー』です。ストラップを使わないと、本体を保持できません(座って、膝に置いては演奏できない)。左側は、同じく、マーチン社の、普通のギターです。

 米国マーチン社の『バックパッカー』と命名された特殊なギターです。

  ミニギターの一種なのですが、マーチン社には、『ミニマーチン』という、本格的なミニギターのシリーズがあり、これとは別ですので、あくまでも、バックパッカーなのです。

  現在は生産されていないようですが、一度モデルチェンジしており、これは、初代型の後期モデルです。

  二代型になると、本体が少し大きく(横幅が少し大きい)、弦を巻く部分が、普通のマーチンのような形に広がり、ロゴもトップ部に入っています。

  初代型の前期モデルは、本体のどこにもマーチン社のロゴが入っていませんが、後期モデルには、金でロゴが入っています。

 

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 音は、ギターと言うよりは、バンジョーのよに、金属的な音ではありますが、驚くほど、良く響きます。これはこれで、面白い楽器です。

  

No.11-033 Ovation ギター・フィギュア
2011/08/26

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 私が所有する、Ovation のエリートのフュギュアが欲しいと、探したところ、販売されていました。

  ただし、7種類の機種が製品化されていますが、販売時には、箱を開けないと、どの機種が入っているのかが、解らないシステムになっています。しかも、販売は、10個入1箱単位です。

  しかたなく、1箱を購入しました。7種類ですので、おそらく、全てが入っていて、その他にどれかと同じ物が3個あるはずですね。

 

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No.11-032 ミニギター『音吉』
2011/08/25

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 写真の右側が、『音吉』です。まあ、早い話が、『ミニ・ギター』です(左側は、一般サイズのギターです)。

  普通のギターと同じ調弦をします。似たような楽器に、『ギタ・レレ』という、6弦のウクレレ(ナイロン弦を使い、調音はギターの5フレットと同じにします)がありますが、見た目は同じようですが、これは、アコースティック・ギター(金属弦を使い、調音は普通のギターと同じ)です。

  日本のメーカーらしく、ラベルには、愛称名の『音吉』と書かれていますが、メーカー名などは不詳です。

  音などは、まったく期待せずに、面白そうだから買っただけなのですが(その程度の値段です)、そこそこ、鳴ります。まあ、値段の割には良いかも(入門用の安物ギターよりは、ずっと良いと思います)。本音を言うと、音は、ウクレレッぽい(^ム^;)

  次に紹介すると思いますが、同じようなカテゴリーに、『トラベル・ギター』があり、米国のマーチン社製が有名です。1本手配したので、入荷したら、音を比べるのが(値段はまったく違いますが)楽しみです。

  

No.11-031 クラッシックギター用ストラップ
2011/08/25

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 まさに、見つけました。いつからあるのか不明なくらい、前から家に有った物です。今でも、このような物が売られているのかどうかは、勉強不足で不明ですが、あるかも知れません(^ム^;)

  一般に、最近のギターでは、立って演奏することが多いため、ストラップを取り付けるエンドピンが、少なくとも1本は付いています(ボトム側に1本。ネック側は紐の場合も)。ただ、クラッシックギターの場合は、座っての演奏が伝統的ですので、ストラップは不要なことからピンが付いていない方が普通(個人的に付けている人も多いですが)です。

  このストラップは、右下のカギになっている部分を、サウンドホールに引っ掛け、反対側を首から吊るす。ギターに加工をしなくてもぶら下げることができる仕様になっています。

  現在でも、ウクレレ用のストラップには、このタイプが多いです。

  

No.11-030 古いウクレレ
2011/08/11

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 おそらく、中学に入った頃に買った、しかも、安物のウクレレです。

  現在の、一般的なウクレレとは、いくらか仕様が違います。ペグ(糸巻き)が、バイオリンと同じ、木製の差し込み式です。また、糸の振動を伝えるサドルは、現在では、象牙やプラスチック製で、木製のブリッジとは別の材質が一般的ですが、この製品では同じ材質であり、しかも、接着されています。

  糸を固定するブリッジも、穴がなく、溝だけです。穴に糸を通して巻きつける現在の方法とは違い、糸に結び目を付けて、溝にはさむだけで固定しているようです。

  差し込み式の糸巻きは、調節が難しいので実用的ではありません。機械式の、最新型のペグと交換し、サドルも一部割れているので、補修が必要です。ただ、表面にひび割れもあり、直すだけの価値があるのかどうか。おそらく、無いでしょうね(^ム^;)

  


No.11-029 米国LUNA GUITARS社製の
コンサートサイズ・ウクレレ
2011/08/10

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  普通よりは、少し大き目な手の私ですから、一般的なソプラノサイズのウクレレは小さ過ぎます。

 そこで、一廻り大きな、コンサートサイズの製品を入手しました。

 米国の、ルナ・ギター社の製品です。

  ウクレレのルナと言うと、終戦後に、日本製の製品が作られていました。その後には、紆余曲折もあり、現在は再建され、比較的に高級な製品を作っていますが、そのブランドとは無関係です。

  主に、ギターを製造しているメーカーで、このウクレレのラベルを見ると、生産地は中国になっています(ただし、素材はハワイ地域で産出され、ウクレレ用として有名な、ハワイアンコア材です)。まぁ、世界の工場が中国なのですから、中国製を嫌がっては何も買えません。中国メーカー製は、ちょっと疑問が残りますが、   日本を含めた、欧米の一流メーカーの中国工場ならば、品質は問題無いでしょうね。

 

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No.11-028 究極のコピー
プロ・マーチン製ギター
2011/08/09

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 製造されたのは、おそらく、10数年前でしょうね。中国製のコピー・ギターです。

 ブランド名は、米国のフォークギターメーカー『マーチン』をもじった『プロ・マーチン』です。

 正面から見た形と、背面の形状は、マーチンと言うよりも、同じく米国の有名メーカーであるオベーションのレジェンドとそっくりです。

 

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 この、みかんの意味が解りませんが……(前のユーザが貼ったのでしょう。女性かな?)。私は、好きです(^ω^)

  ちなみに、入手した時は、弦は付いておらず、マイクも動かず、薄汚れたジャンクの状態でしたが、価格は、宅急便料金を含めても、5千円足らずでした。今では、磨きあげられて美しく、ちゃんと音がでます。

  まあ、音質を期待するのは無理ですが(^ム^;)

  PS:ブリッジ側の弦の止め方は、マーチンのようなピンを使うのではなく、オベーションと同じで差し込む形です。これなら、ナイロンの弦を付けることができます。どうせ使わないギターですから、エレガットに改造を考えています。

  

No.11-027 1976年製ガットギター
2011/08/06

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 40年ぶりに、ガットギター(クラッシックギター)を買いました。1976年製の製品を入手したのです。

 今回入手した製品は、現在でも高級ギターを製作している『たかみね』の製品です。製作者のサインは『Kohno』と入っています。1976年の価格で5万円の製品です。

 1976年の大卒初任給は、全国平均で9,430円でしたので、初任給の5倍の価格です。現在の初任給が20万円程度ですので、単純計算すると100万円相当となります。

 もっとも、この年の米ドルは、1ドル=304円と、現在の3倍と高かったことから、米国製のマーチンD-28や、ギブソンハミングバードなどは、販売価格が100万円近かったようですので、それと比べれははるかに安かった。逆に、D-28は、初任給の100倍ですから、2千万円相当だったことになります。庶民には、夢のような製品だったのです。

 ちなみに、まだ学生だった私が、ローンを組んで買ったギター(村松のハンドメードギター)が2万円でしたので、倍以上の価格です、プロ用の製品ではないが、アマチュア用としては高級品だったと思います。

  ちなみに、今回の入手価格は、8千5百円でした(^ム^;)

  

No.11-026 本格的弾語り用アンプ
2011/07/30

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 No.11-34にて気に入ったので、同じメーカーの本格的な製品を購入しました。

 基本的には同じくギターとマイクとの弾語り用ですが、出力が90W(45W X 2)と大きく、リバーブなどのエフェクターとグラフィックイコライザーを搭載しています。

 そのほかにも、チューナー用の専用出力や、外部ミクサーとの接続端子など、一般的な日本製のギターアンプとは、仕様の方向性が違い、スタジオなどの業務用に近い仕様になっています。

 マイク入力のキャノン端子(XLR)には、コンデンサマイク用のファンタム電源が内臓されており、電源アダプター無しで、コンデンサーマイクを使うことができます。
 

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 こんな形で使います。なお、本体の下に見えているキャスターは、購入後に、私が追加して取り付けた物です。   

No.11-025 弾き語り用ギターアンプ
2011/07/28

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 大きさが分かりにくいと思いますが、高さが32センチと、小型のギターアンプです。
 
 出力15W、練習用の、良く売っている普通の製品に見えますが……。

   実は、とても特殊な仕様です。そもそもが、『アコースティック・ギター用』なのです。   

 どこが違うかというと、ギター用の入力の他に、マイク用の入力が付いています。しかも、このメーカーの独特なところ(ドイツ人らしいと言えそうです)ですが、マイクの入力端子が、普通のホノプラグではなくて、業務用仕様のキャノンタイプ(XLR)なのです。    

 ようするに、エレキギターではなく、アコースティックギターやエレ・アコースティックギターとマイクを使った『弾き語り演奏』用なのです。

 マイク用のXLR端子には、電源(いわゆるファンタム電源)は付いていません。

 

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No.11-024 オベーション用ストラップ
2011/07/05

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   どうせならばと、オベーションのエリートにも、ロゴ入のストラップを取り付けました。  

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  本体に合わせて、重厚です(^ω^)

No.11-023 業界標準ボーカルマイク
2011/07/05

 

 No.11-023と同じようなことになってしまいました。

 やはり、欲しかったのは、長いマイクケーブルです。20メートル物を探していました。もちろん、めったに使うこともないので、新品よりも安ければそれで良いと、中古のオークション物を探したのです。

  ちょうど、良いケーブル(写真の物)が見つかったのですが、マイクが付いてきました。 

   前回は、古い特殊マイクでしたが、今回付いてきたのは、現在も現役で売られている、プロ仕様のボーカル用ステージマイクとしては、業界標準品と言って良い『SHURE社 BETA 58A』と呼ばれている製品です。風防の中央部に付いている、青いゴムベルト(滑り止めでしょう)が特徴的です。地元の販売店(高いのですが)で、ケーブル無しの本体だけの状態で2万円で売られています。
 
 この製品の面白いのは、グリップの部分を外し、送信機ユニットに交換すると、ワイアレスマイクになってしまうことです。

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  さすがに、プロ仕様ですね、端子は金メッキ処理されています。

No.11-022 ソプラノ・ウクレレ
2011/06/29

 ソプラノタイプのウクレレです。  特に、著名なメーカー製というわけではありません。

 まったく無名の、ベトナム製ですが、裏面の象嵌と指板の装飾は本物の貝を使っています。

 まあ、楽器ではありますが、民芸品として入手しました。そんな価格でもあります。

 もちろん、楽器としても、安物の合板製ではなく、オール単板仕様の製品ですので、それなりには使えるはずです(私は弾けませんが)


No.11-021 オベーション
演奏用ギター
2011/06/23

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 いよいよ、手に入れてしまいました。

 米国オベーション本社製の、演奏用レベル(プロが、ステージでの演奏や録音に使っています)のアコースティックギターです。

 No.11-005で紹介した、同じブランドの韓国製(私は、練習用の上級機と思っています)の機種と比べると、3倍の価格です。
 
  ハードケースも付いています。遠目には、No.11-005とよく似ていますが、細かなところの仕上げがはるかに上等です。年代が、こちらの方が古い(1996年製造)ので、コストダウンの結果かも知れませんが、製品のグレードに合わせて変えているのかも知れません(^0_0^)

 『猫に小判』と、非難は承知です( ;^^)ヘ..。


 特にこの機種『Elite 1768』は、胴の部分が、最も厚い(デープボウル:現在、種類は4種類あり、No.11-005は、最も薄い)サイズであることが特徴です。複数の厚さの製品が有るのは、使い方によって、その音響特性を使い分けるためです。厚いと、生の音は大きいのですが、内蔵されているマイクが、周囲の音を拾ってしまい、ハウリングを起こしやすいのです。エレキギターと合奏で使い、アンプで増幅する大音量での使い方には、厚い胴は向いていないとのことです。合奏用には、薄めが有利なのです。


 ご覧の通り、生産地は、米国のニューハートフォード(コネチカット州)です。


No.11-020 マーチン純正ストラップ
2011/06/22

 マーチン社製の、純正のストラップです。

 ご覧のとおり、ネック側には茶色の紐がついています(しばって裏側にしているので、見えにくいですが)が、使わず、穴を使ってボタンに止めています。

 すごかったのは、ネットで見つけて、朝の9時前に発注し、その日の、午後の8時過ぎに届いたことです。都内ではありません。群馬県の小さな町でのことです。

 代金は1.140円です。高額な商品ではありません。それでも、送料は無料。これでは、地方の、小売店は、廃業ですね。


No.11-019 アコースティックギター用マイク
2011/06/18

 購入したマーチンのギターは、今はやりの、マイクが付いた『エレアコ』では無いので、マイクは付いていません。それはそれ、何の問題も無いようなものなのですが、ただ一つ、困ったことがあります。

 弦楽器は、調弦が必要です。かつては、音叉を使い、耳で行っていたのですが、それが電子化されました。始めは、チューナーにマイクが付いていて、楽器の近くに置いて使ったのですが、最近は、エレキタイプのギターが一般的になり、ギターアンプにつなぐライン上にチューナーを入れるのが常識になりました。その結果、チューナーには、マイクが付かないのが普通になってしまいました。

 さて、サウンドホール周辺に付いている黒い2点の部品は、マイクなのです。

 もちろん、装着することにより、実質的にエレアコになり、アンプをつないでの演奏もできますが、私は、調弦用に装着しました。


No.11-018 EQマイク(SHURE)
2011/06/17


 No.11-20に紹介したマイクに使う、両端がオスメスのXLR(キャノンプラグ)端子付の長いケーブルが欲しく、探しましたが、その価格とほぼ同じ値段で売られている中古のマイクがあり、付属品として目的と同じケーブルが付いていました。目的は同じなので、購入したのです。

 つまり、ついでに入手したのが、このマイクです。購入品は、写真の2点の他に、この間をつなぐ7メートルのキャノン端子ケーブルが付いています。  
 ちょっと変わったマイクです。米国の電子部品メーカーであるSHURE製です。業務用のマイクでも有名な会社ですね。

 通常、オン・オフのスイッチがある部分についているのは、小さな4個のデップスイッチです。四つの周波数帯で動くフイルターのスイッチなのです。そこで、この製品の名称がイコライザーマイク(PE5EQ)なのです。何に使う機能なのか解りませんが、ハウリング防止には使えそうです。

 下に写っているのは、マッチングトランスです。ステージなどで、長くケーブルを引き回すときなど、ノイズの影響を防ぐするため、3線の平衡型のケーブルを使い、アンプにつなぐ直前で、このトランスで2線の不平衡型に変換するのです。

 マイク側が150Ω、出力側が10KΩの仕様になっています。よって、ハイインピーダンス入力タイプのギターアンプとの相性は抜群ですが、一般に推奨入力インピーダンスが600Ωの普通のマイクアンプやDJミクサーとでは、トランス無しの直接接続(出力150Ω)では、インピーダンスが低めなので、音量が不足気味でしたし、トランスを使った場合も音量不足で、とても使い物にはなりそうもありませんでした。

 かなり古い(最低でも20年くらい前?)製品ですが、輸入されていた当時のカタログが入っていました。6万円近い定価でした。

No.11-017 ストラップボタン
2011/06/16

 マーチンのフォークギターには、ボトム側にはストラップを取り付けるピンがついているのですが、ネック側には何もありません。

 純正のストラップは、ボトム側は穴ですが、ネック側は紐になっています。ただ、紐は使いにくい。そこで、写真のような、茶色い皮製の製品が、オプションで売られています。

 

 黒いボタンを、ストラップ取り付け用に使います。

No.11-016 マーチンフォークギター
2011/06/15

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 米国の、マーチン社製のフォークギターです。

 アコースティックギターは、これまでも数台持っていますが、マイクを内蔵した、いわゆる『エレアコ』でした。

 これは、マイク無し、全く生の音だけで勝負する製品です。そんなことから、胴の厚さが、他のアコースティックギターの1.5倍ほどあります。表面から見た、腰のくぼみも少ない、いわゆる寸胴型です。この形を、『ドレッドノート』タイプと呼ばれています。マーチンで言う『Dタイプ』モデルです。

 音量を確保するためでしょう。天版をはじめ、板は薄く、弦の張力で少し膨らみが生じるほどです。全体のサイズは、ギターとしては大き目ですし、厚いので、見た目には重そうに感じられるギターですが、実際に持ってみると、『オヤ!』と思ってしまうほど軽く感じてしまいました。見た目は大切ですね。

 まあ、実際はそれほど変わらないのですけどね。

 そこで、重さを量ってみました。

 ・No.11-021 マーチン DXM       2.1Kg
 ・No.11-005 オベーション セレブリティ 2.4Kg
 ・No.11-012 ヤマハ APX         2.0Kg

 オベーションが重いのは解りますが、ヤマハが軽いのが解らないのです。見た目は、ヤマハは重そうなのです。色や仕上げが上質だから、重厚に見えるのかも知れません。ただ、残念なことに、音は、米国製に一日の長があります。自動車と同じです。日本車は、まだまだ、発展途上です。楽器も同じなのでしょう。

 ちなみに、エレキギターは4キロ以上もあって、これは、見た目も実際も、ずっしりと重いです。

No.11-015 ボーカル用マイク
2011/06/11

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 ボーカ用に使っていたマイクは、一般録音用のダイナミックマイクでした。ちょっと出力も弱いし、音質的にもボーカル向けでは無いので、ボーカル専用のマイクを買いました。

 ご覧のように、ファンタム電源を必要とする、スタジオ用(業務用)のコンデンサーマイクです。
 48ボルトの直流電源を印加しないと動作しない製品です。使いにくいと言えばそうなのですが、絶対の信頼性のあるボーカル専用マイクです。

 買ったばかりですので、まだ使えていません。理由は二つ。ファンタム電源までを接続する、両端がオス・メスのXLRコネクター(いわゆるキャノンコネクター:写真の中央部に写っている細長い2個の物)が付いたケーブルが必要なことと、マイクスタンドへの装着です。

 ケーブルの方は、手持ちにXLRプラグセットが有る(ごく、特殊な部品なのに、なぜか、戸棚を探すと、有ったりする不思議な書斎)ので造れば良い。困ったのがスタンドへの装着です。プロのスタジオ用マイクなので、マイクスタンドへ取り付けるネジ穴が、一般的なスタンドとは違う(はるかに大きい)ことです。マイクスタンドも、業務用を買うか、アダプターを探す(こちらも、きっと、書斎のどこかには有る(^ム^;)か、考え中です。

No.11-014 バイオリン専用マイク
2011/05/28

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 古い物です。少なくとも25年以上は前の製品でしょう。今なら、マイクが内蔵された、エレ・アコのバイオリンが安価で売られていますが、当時はありませんでした。そこで、こんな製品があったのです。

 エレクトレットコンデンサーマイクです。ファントム電源を必要とする、スタジオ用の大げさなマイクではありません。電池を入れて簡便に使える優れ物なのです。

   しばらく使っていませんでしたが、間もなく、現役復活となりそうです(^0_0^)


No.11-013 ちょっと変わったサムピック
2011/05/16

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ギターを弾くとき、指で弾くこともありますが、金属弦だと痛いので、ピックを使うことが良く有ります。
 親指に取り付けて使うタイプのピックを、サム(親指)ピックといいます。エレキギターでは、あまり使いませんが、アコースティックギターなどで、指とピックを併用する時などに便利です。

 さて、右側が、一般的なサムピックです。変わっているのは、左側。一体物ではなく、硬いピックの部分と、指に装着する柔らかいラバーの部分とが組み合わされています。

 利点は二つ。滑りにくい材質を使っているため、装着性が高く取れにくいこと。もう一つは、指の大きさによって調節が可能なこと(最も、私の場合は最大でちょうど良い大きさでしたが(^ム^;)

 欠点は、高い。普通は200円前後なのに、500円することです。まあ、確かに、取れにくく使い勝手は良いので、2倍強の値段差分だけの価値はありそうです(^0_0^)

No.11-012 レスポールギター用スイッチ
2011/05/15

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 接触不良がありそうな、グレコ76年製ギター用に購入した交換用のスイッチです。

 現在では、どこのメーカーも、このタイプの楽器用スイッチを使っているようです。しかし、オリジナルのグレコEG−900に使われているのは、このタイプとは違っていました。

 おそらく、当時は、楽器専用の部品が無かったからでしょう、使われている部品は、一般的な電子機器類(測定器など)に使われている部品と同じ物が使われています。

 さて、対象となっているギターですが、今のところは、なんとか使えているので、この部品は、在庫をしておいて、いずれ交換する、ということになりそうです。

No.11-011 ヤマハのアコースティック
2011/05/15

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 ここまでくると、所有しているギターは、すべて紹介しないと不公平と、後ろ指刺されそうなので……(^ム^;)
 現在のところ、所有していて、まだ紹介していなものは3台ですが、2台は家族の持ち物であり、私の購入した製品という意味では、これが最後です(今後は不明ですが(^ム^;)

 ヤマハ製の、現在でも売られているAPXシリーズの製品です。正面から見た腰のくぼみが大きく、しかも、下側がふっくらとしています。ただし、全体的に小さ目、このタイプを、マーチンでは『オーディトリアム(OOOトリプルオー)』タイプと呼んでいますね。

 香港に単身赴任していた時代に、暇つぶしに遊ぶために買った製品です。1995年から2001年まで売られた製品(メーカー希望価格8万円)とのことですが、私が買ったのは、1997年、チムサッツイの楽器店でした。

 胴の厚さが少し薄く持ちやすい。中央のサウンドホールが、円形ではなく、横に広い楕円形なのが特徴です。音は、豊かで、かつ軽快です。フォークソングに向いているようですね(^0_0^)

No.11-010グレコのハムバッキング・
ピックアップ
2011/05/14

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 入手したグレコのギターは、旧オーナーから、上側のピックアップ(フロント・ハムバッキング)が断線していると告げられていました。

 そこで、なるべく当時に近い、古いピックアップを探して発注していました。これがその部品です。
 さて、実際に届いたギターを確認すると、事前通告の通り音は出ませんでした。部品は、1日遅れの今日届いたので、さっそく、交換するために裏蓋を開け、配線を外した時に、ちょっと変だったので(へたくそな半田付けがされていた)、念のためにと確認すると、なんと、ピックアップは断線していませんでした。

 半田付けが悪いことが、音が出なかった第一の理由でした。ただ、スイッチに、若干、接触不良がありました。おそらく、長期間使われていなかったからだと思います。これは、使っているうちに、自然に直ってしまうと思いますが、交換用の新品部品も、地元のイーオンの中にある島村楽器店で売っていますので、 直らないようならば、交換するつもりです。

 結果的には、この部品は使いませんでした。無駄にはなりましたが、しかし、上下共に、オリジナルのピックアップが使え、生産時の音に戻せたのですから、私的には、良かったと思っています。しかも、一見すると同じに見えるピックアップですが(もちろん、位置の関係もあるかも知れません)、生き返った フロントの方が、より、パワフルな太い音でした(^0_0^)

No.11-009 OLDグレコ(GE-900)
2011/05/13

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 さて、これで最後になるのか……。楽器シリーズ(たぶん、ならないだろうなぁ(^ム^;)

 今から35年前の、1976年製『GRECO(グレコ)』ギブソン・レスポール・タイプのエレキギターです。

 現在ならば、問題になるかもしれませんが、当時は、うるさいことは言われなかった時代(とは言え、楽器の世界は、けっこう、見た目ソックリは、今でもあります)なので、この製品は、『ギブソン』のデッド・コピーです。しかも、当時の価格で、9万円で売られた最高級品でした。
 当時の、大学卒で10年ほど勤続した、平均的なサラリーマンの月給が、6〜7万円程度と記憶しています。月給よりも高い。おそらく、現在の貨幣価値で換算すると、30万円ほどの値段になると思います。

 もちろん、アマチュア用の製品ではなく、今回、中古で入手した時に、入っていた専用のハードケースには、商業バンド(キャバレーや今ならばライブハウスなどで演奏しているバンドなど)の名前がペンキで書かれていました。

 古い物ですので、それなりの傷や塗装の剥がれ(不思議なことに、表面には傷が無く。裏面がすごい(^ム^;)がありますし、2個あるピックアップの上側(フロント)は音が出ません。断線しているとは承知で格安で購入しましたから、しかたがありません。交換用の部品も手配済みですので、入荷次第修理予定です。

 音を出して驚きました。普通の、現代の製品とは、音がまったく違います。野太いのです。ピックアップが違うのでしょう。出力も現代の物よりも大きいようです。

 今回、修理に使うために発注したピックアップは、現代の製品ですから、おそらく、クリアー系の軽く明るい音色なのではと、思っています。スイッチで切り替えて使えるので、音の違いを使い分けることができそうです。

No.11-008 黒いエレキ
2011/05/04

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 赤があるなら、黒だって(^ム^;)

 オークションで、ジャンク品として、タダのような捨て値で買った、国産のアリア製です。

 ご覧の通り、フェンダー社のストラストキャスターをモデルにして、全体の形とピックアップシステムを真似し、ブリッジの部分には独特の重装備の金属部品を使った(理由は不明)ゴツイ製品です。

 メーカーカタログの1988年版に掲載されています。価格は不明ですが、この製品のために1ページを使っているようなので、安物では無さそうです。また、その年度にしか掲載されていない機種なので、ほぼ間違いなく、同年の製品でしょう。

 金属部分はほとんど錆びが出ており、こすれや傷が多く、部品もかなり欠品していました。なにしろ、ジャンク(ゴミと同等)ですからね(^ム^;)

 可能な限り、修理しましたし、部品も交換しました。少なくても、練習用としては充分に使えるレベルになりました(^0_0^)

 まあ、自分としては、アンプを通さないアコースティックギターが好きなので、エレキは一通り弾ければ良い程度、この製品で、エレキ独特のテクニックにつき、しばらくは練習です。

No.11-007 赤いエレキ
2011/05/01

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 まだまだ、止まりませんねえ、楽器ネタです(^ム^;)

 25年ほど前に買った(1984年製)、ヤマハの製品です。

 金属部分には、当時煙草を吸っていたので、脂がこびり付き、黄色く汚れ、とても使いたくなるような状態ではないままに、十数年間、納戸に入っていたものです。

 金属部分にはバフをかけ、木製部分や指板にはオイルを塗布し磨き倒しました(^ム^;)

 音は、ちょっと、トーンボリュームにガリ音が出ますが、動かさなければ問題なし。ボリュームは、いずれ、部品を取り替えればOK。

 当時、7万円だった製品ですから、高級品では無いものの、練習用としてはなかなかの物、音には問題はありません。

 さあ、目指せ、歌えるギターリスト。え、違いますよぉ、ギターコレクターなんかじゃあ(^ム^;)

No.11-006 エスニックな小太鼓
2011/04/27

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 どうにも止まらない。凝り性が、私の長所で短所(^ム^;)

 買った物ではありません。転居して、今は留守になっている息子の部屋に残されていた物です。

 これも、中南米の太鼓ではないかと思います。

No.11-005 ケーナ
2011/04/26

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 楽器ねたばかりですみません(^ム^;)

 アンデス地方の民族楽器である、ケーナです。

 早い話が縦笛ですが、小学生が使うリコーダのように、音を出す笛の仕組みが有りません。

 まったく無い訳ではない、厳密にはあることはあるのですが、単に斜めにカットを入れただけの単純な構造です。

 つまり、音は、自分の唇とケーナとの共同作業によって、創られるのです。

 まあ、フルートも近いですし、日本の尺八とは、まったく同じといっても良い構造です(材質は違います)。

 逆に言うと、簡単には、音すら出ない。そして、私も、今は出ない(^ム^;)

No.11-004 オベーション製ギター
2011/04/14
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 またまた、衝動買いです(^ム^;)

 アメリカの、オベーションというメーカー製の、エレ・アコースティック・ギターです。新品ではなく、中古を購入しました。キズなどの使用痕はほとんど無く、新品同様ですが、使われている部品類が、現行機種とは違うので、古い製品であることは確実です。

 このギターが、普通のギターと違っているのは、本体の裏側が木製ではなく、特殊な樹脂製であることです。

 このメーカーは、プロの演奏家用のビンテージモデルは米国製ですが、一般品は韓国製です。(現在は、全て韓国製になっているとの噂も聞いていますが)

 この製品も、韓国製とは思うのですが、製造番号ラベルは残っているものの、なぜか、製品ラベルが剥がれてしまっているので、型番などが解りません。

 ただ、このメーカーの、最も安い製品は、ダンボール箱入りで売られており、中級品はソフトケースかセミ・ハードケースが付属します。一般品としては高級なクラスや、プロ用の製品には、専用のハードケースが付きます。今回入手した製品には、 ロゴ入りの専用ハードケースが付いていました。アマチュア用としては高級クラスの製品(標準価格で10万円前後)ではないかと思っています。ほぼ同等品(型番:Celebrity)と思われる製品が、御茶ノ水の格安楽器店で、7万円弱で売られていました。

 音は、さすがに米国ルーツの製品らしく、日本のフォークソング用というよりは、明るく陽気なカントリーソングなどに向いているようです。

No.11-003 3連ギターラック
2011/04/06
 平成23年度は、楽器関連でスタートです。

 ギターは、その形状や演奏スタイルの違いなどから、多くの種類が生まれています。

 ただ、演奏法を練習するだけなら、どれか1本有れば済んでしまいますが、楽しみで演奏しようとすると、各種のギターが欲しくなります。

 気がつくと、いつの間にやら、数が増えています(^ム^;)

 常用する、数本のギターを、一括して置いておく方法は無いかと、考えていましたら、米国製の製品を見つけました。

 製品としては、3本用から、6本用くらいまであるようです。今回は、3本用を購入し、書斎に設置することにしました。

No.11-002 亀ギター
2011/03/11



 小型の12弦ギターのようですが、鼈甲亀の甲羅を使っています。
 リサイクルショップで、3,000円で入手した物です。

 お店の方によると、フィリッピンの民族楽器だとのことです。

 古い物で、オリジナルの弦は錆びていましたが、糸巻きの周辺は木屑が付いていました。つまり、古い物ですが、使われた形跡はありません。

 装飾品として、飾られていた物と思います。

 さて、12弦ギターの弦を張ってみました。そこそこ、音は出ます。造りは雑ですが、音の響きは悪くないようです。


 さて、使えるかどうか。次は、私の『腕』ですね(^0_0^)

No.11-001 超ミニ・ギターアンプ
2011/01/15


 なにやら、小箱にケーブルが出ているだけの品物です……。

 高さは、ほんの10センチ強でしかありません。小さな製品です。


 以前に紹介した、ヘッドホンでギター練習するための製品と組み合わせると、超ミニのギターアンプとなります(^0_0^)

 電池で動作するので、書斎から出ても使えます(何につかうの(^ム^;)

 私の遊びギターは、すでに紹介している『ゾーさん』なので、アンプを内臓しています。この製品は必要がありません。

 そこで、この製品には、ギターの代わりにマイクをつなげます。

 ギターのストラップに、この小箱をくくり付ければ、はい、(下手な)流しの芸人の登場です(^ム^;)


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hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木